自律
読み方:じりつ
「自律」とは、自分が設けた規律や規範に自分を従わせること、他者に管理されるのではなく自分自身で自分を管理すること、を意味する表現である。「他律」の対義語。「自立」と混同されやすい。
「自らを律する」という意味の語。「律する」は「規範を定めて管理する」ことを意味する語である。
要するに「自律」とは、他からの制約を受けることなく、自分で決めた規範に従って自分の行いをコントロールすることである。
「自立」とは、「外部の支えを必要とせずに自ら存立すること」を意味する言葉である。身体的・精神的・経済的・社会的に、依存したり支援を受けたりせず、自らを自らで支えることができる、独力でやっていける、という状態である。いわゆる独り立ちである。
「自律」は、行動規範を外部に依拠しないという意味で用いられる。「自立」は、外部の支えを必要としないという意味で用いられる。
自律を実現するには、それなりに強い意志がいる。他人の指示に従った方が楽であることが多いが、他人頼みでは自律した行動は実現されない。
自律神経は、極度の疲労やストレス等によってバランスを崩す(失調する)場合がある。自律神経の失調により現れる各種の症状を総称して「自律神経失調症」という。具体的な症状としては不眠、めまい、動悸、胃痛、関節痛、手足の冷え、謎の焦燥感、等々が挙げられる。それが自律神経失調の症状であるとは自覚しにくいことが多い。自律神経失調症の治療には、服薬などの方法もあるが、生活習慣やライフスタイルの見直しが重視されることも多い。
リラックス状態をもたらす手段として、ヨガ、座禅、マインドフルネスなどの方法が取り入れられることも少なくない。
「自律」とは、自分が設けた規律や規範に自分を従わせること、他者に管理されるのではなく自分自身で自分を管理すること、を意味する表現である。「他律」の対義語。「自立」と混同されやすい。
「自らを律する」という意味の語。「律する」は「規範を定めて管理する」ことを意味する語である。
要するに「自律」とは、他からの制約を受けることなく、自分で決めた規範に従って自分の行いをコントロールすることである。
「自律」の略称
「自律」の略称としては、「自律的な」を意味する英語「autonomous(オートノモス)」の頭文字「A」をあてるケースが多い。たとえばインターネットの「自律システム(Autonomous System)」を「AS」と略したり、Web3.0の「分散型自律組織(Decentralized Autonomous Organization)」を「DAO」と略称する。「自律」と「自立」の違い
「自立」は「自律」の同音異義語であり誤記・誤変換やすい言葉である。「自立」とは、「外部の支えを必要とせずに自ら存立すること」を意味する言葉である。身体的・精神的・経済的・社会的に、依存したり支援を受けたりせず、自らを自らで支えることができる、独力でやっていける、という状態である。いわゆる独り立ちである。
「自律」は、行動規範を外部に依拠しないという意味で用いられる。「自立」は、外部の支えを必要としないという意味で用いられる。
「自律」を含む熟語・言い回し
「自律する」とは
「自律する」とは、「自律」の動詞の用法(の終止形もしくは連体形)である。他者や外部から命令されて行うのではなく、外部に管理されるのでもなく、自分で行動規範を決めてその通りに行動することを指す表現である。「自律した行動」とは
「自律した行動」とは、ものごとを自分で決めた規範に従って遂行していくことである。「自律的行動」「自律的な行動」のように表現されることが多い。自律を実現するには、それなりに強い意志がいる。他人の指示に従った方が楽であることが多いが、他人頼みでは自律した行動は実現されない。
「自律心」とは
「自律心」とは、「自律する心」あるいは「自律しようとする心」のことである。自分の決めた規範通りにものごとを進めていこうという気持ち。いかなる障害に直面しても、自らの意思で自分の行動を統制し、制御しようとする強い心、のようなものである。「自律性とは」とは
「自律性とは」とは、自律を実現する性質、および、その度合いなどを指す意味で用いられる表現である。「自律性がある」とか「自律性を高める」といった言い回しで用いられることが多い。自分で目標を立て、それに則って行動し、そして貫徹する、というあり方を理想として提起する文脈で用いられる概念である。「自律神経」とは
「自律神経」とは、自分の意思と連動せず無関係に機能する神経系のことである。呼吸、体温、消化、代謝といった、生命維持に絶対不可欠な身体機能を全く休むことなく統制している。自律神経は、極度の疲労やストレス等によってバランスを崩す(失調する)場合がある。自律神経の失調により現れる各種の症状を総称して「自律神経失調症」という。具体的な症状としては不眠、めまい、動悸、胃痛、関節痛、手足の冷え、謎の焦燥感、等々が挙げられる。それが自律神経失調の症状であるとは自覚しにくいことが多い。自律神経失調症の治療には、服薬などの方法もあるが、生活習慣やライフスタイルの見直しが重視されることも多い。
「自律訓練法」とは
「自律訓練法」とは、気分を落ち着かせる言葉を心の中で唱えながら自己暗示をかけていき、リラックス状態の中で気持ちや体調の安定を図る方法のことである。リラックス状態をもたらす手段として、ヨガ、座禅、マインドフルネスなどの方法が取り入れられることも少なくない。
じ‐りつ【侍立】
じ‐りつ〔ヂ‐〕【持律】
じ‐りつ【×而立】
じ‐りつ【自律】
読み方:じりつ
1 他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること。「—の精神を養う」⇔他律。
2 カントの道徳哲学で、感性の自然的欲望などに拘束されず、自らの意志によって普遍的道徳法則を立て、これに従うこと。⇔他律。
じ‐りつ【自立】
じりつ
「じりつ」の例文・使い方・用例・文例
じりつと同じ種類の言葉
- じりつのページへのリンク