『GOSICK VI』
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「GOSICK -ゴシック-」の記事における「『GOSICK VI』」の解説
孤児(本名不明) 声 - 名塚佳織 自らの出自と生年月日を知るために「ベルゼブブの頭蓋」を訪問、帰りの列車「マスカレード号」でヴィクトリカらと同室だった。 実は科学アカデミーのスパイとして「ベルゼブブの頭蓋」に入り込み、そこで赤い箱(形見箱)を発見。しかし列車「マスカレード号」で落としてしまい、オカルト省のスパイ木こりに見つかって殺された。 アニメではレグラントに毒を飲まされた後、隙を見てレグラントの左足を銃撃し、食堂車の天井を銃撃して列車を占拠する。もしも形見箱の回収に失敗した事も予期していた為に、「自分達の定時連絡が途絶えた際は仲間が列車を脱線させる手筈でオカルト省に形見箱を奪われるくらいなら列車毎葬った方がマシ」と考えており、口から血を流しながらも僅かに残った力で機関車に向かい、機関士と機関助手を射殺し、機関車のブレーキまでも破壊。自分の元に駆け付けて来た一弥に形見箱を奪われると思い抵抗するも遂に限界を迎え、その場で息絶えた。 公妃(自称本名:ブリタニア・ガブリエル) 「マスカレード号」でヴィクトリカらと同室だった客の一人。 一見優しい母親の様に見え本物の貴族の夫人の如く振舞うが、実は先の大戦で息子を亡くした庶民の母親で精神に異常を来たしていた。 アニメでは自分を悪い小鳥を見張っている「かかし」と称する女性(声 - 弥永和子)として登場。実はオカルト省側の人間で仲間が一瞬の内に列車内を停電させ、その隙に孤児から形見箱を奪い、びしょ濡れのヴィクトリカに「新しい着替えを取りに行く」と偽って席を離れ、列車の外から合図を送っている仲間に形見箱を渡そうとしたが、形見箱が無い事に気付いた孤児から頼まれた騎士に剣で刺され、形見箱を奪われた後、列車から突き落とされ死亡した。 死者(本名:サム・オネール) 「マスカレード号」でヴィクトリカらと同室だった客の一人。 実は炭鉱所有者だったが、危機を感じて資産をお金に換え、タクシー運転手を殺して入れ替わった。 アニメでは自分を悪人を切り伏せる「騎士」と称する男性(声 - 乃村健次)として登場。科学アカデミーの手の者でかかしを殺害。その後仲間の孤児をオカルト省のレグラントに毒を飲まされ、激昂してレグラントを剣で刺殺しようとしたが、逆にレグラントに左脇腹を撃たれるが命は取り留める。しかし、もしも形見箱の回収に失敗した事も予期していた為に、「自分達の定時連絡が途絶えた際は仲間が列車を脱線させる手筈でオカルト省に形見箱を奪われるくらいなら列車毎葬った方がマシ」と考えており、一弥とヴィクトリカを含めた何人かの乗客を食堂車に閉じ込めるも一弥とヴィクトリカは椅子で食堂車の窓を割って脱出。そして、その事に直ぐ気付き屋根から機関車に向かおうとした2人を殺害しようと自分も屋根を渡って2人を追いかけるも、レグラントに撃たれた左脇腹が痛み、その直後に列車がトンネルに差し掛かり、トンネルに激突してそのまま死亡した。 木こり(本名:ギデオン・レグラント) 声 - 水島大宙 「マスカレード号」でヴィクトリカらと同室だった客の一人。 両親を亡くし、オカルト省のスパイとなる事で様々な悪事を行い学費を出して貰っていたが、その一方でオカルト省に拉致された妹を救うために科学アカデミーのスパイの孤児を殺して形見箱を入手したものの、贋物だと判明し妹と共に逃亡した。 アニメでは孤児に毒を飲ませ、孤児の仲間でもう1人の科学アカデミーのスパイの騎士が襲い掛かって来た際は隠し持っていた銃で彼の左脇腹を銃撃。その後はヴィクトリカもオカルト省のスパイだと思い、銃撃しようとしたが、ヴィクトリカに本名と正体がばれ、彼女から自分達が起こした事件の事について尋ねられて動揺している隙に孤児に左足を銃撃されるが、命に別状は無かった。そして、孤児と騎士が列車を脱線しようとした際は一弥とヴィクトリカに列車を止める事を頼み彼等と協力する立場になる。一弥とヴィクトリカが孤児の銃で橋に仕掛けられた爆弾を見事狙撃した事で列車の脱線が免れた後は死亡した孤児から入手した形見箱をヴィクトリカから渡され、オカルト省に妹を人質にされ、オカルト省のスパイとして悪事を行っていた彼の心情を汲んでヴィクトリカから警察に引き渡されずに済み、その場で見逃され、ヴィクトリカに対し、「ありがとう」と言ってその場を去った。 ヴィクトリカが扱った事件で初めて見逃された犯罪者となった。
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