『GOSICK II』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 20:08 UTC 版)
「GOSICK -ゴシック-」の記事における「『GOSICK II』」の解説
ミルドレッド・アーボガスト 声 - 渡辺明乃 とある教会のシスターだが、姉御口調だったりお金好きだったりととてもシスターとは思えない性格で、デリクには胡散臭がられていた。骨董品のバザーで皿を盗んだ犯人ではあるが、グレヴィールには見逃された。実はグレヴィールの監視の仕事をカジノで負けて引き受けていて、名も無き村でヴィクトリカの監視役をするためだった。 セルジウス 声 - 堀勝之祐 名も無き村の現村長。村の守護と掟を重視する厳格な性格で、村では誰も彼に反論することは許されない。かつて村長であったシオドアが何者かに殺害され、第一発見者であるコルデリアを状況証拠だけで殺人犯と決めつけて村から追放した。以降シオドアの意志を継ぐ形で村長を続けている。 一弥の「これからもヴィクトリカと一緒にいられるか」という問いに「世界を揺るがす強い風によって二人は離れ離れになるだろうが、心は決して離れない」という占いを出した。これは今後の一弥にヴィクトリカに対する認識が強まるきっかけにもなっている。その後も幾度か一弥の回想に登場する。 ハーマイニア 声 - 桑島法子 セルジウスの館で働くメイド。26歳。村にやってきたヴィクトリカに20年前の事件に関する疑問を投げ掛けていた。本当はシオドアを殺した張本人で、自分から事件への疑問を持ち出すことで当時幼かった自分が殺害することは不可能だったと思わせようとした。20年前、シオドアが行った占いによって自身が20年後に死ぬという予言を告げられ、精神が崩壊し、その未来を快く思わなかったハーマイニアは未来を覆すために柱時計の高さを利用してシオドアを殺害しコルデリアに罪を着せた。ヴィクトリカに謎を暴かれた後、村の掟で処罰されかけたところを逃亡。ついには村に火を放ち、更には村と外の世界を繋ぐ跳ね橋を焼き払ってヴィクトリカ達を村に留まらせようと目論む。しかし最期は跳ね橋の上で一弥を殺そうと槍を突き立てたところ、予想外に一弥が自身の身を守るのではなくヴィクトリカを守ろうとしたため、バランスを崩し奈落の底へと落ちていった。アニメでは村と外の世界を繋ぐ橋でハーマイニアの凶行を止めようとしたアンブローズに火が付いた材木を奪われた直後に橋から奈落の底へ落ちて死亡した。結果的に占いどおり26歳で命を落とすこととなった。 アンブローズ 声 - 阿部敦 セルジウスの助手で、名も無き村の後継者。セルジウスとは違って温厚で優しい性格の持ち主でもある。ハーマイニアに好意を抱き、外の世界に興味を持つ。その性格故に、20年前に殺人を犯したハーマイニアを処罰することができなかった。最終的にはヴィクトリカ達と共に名も無き村を出た。その後は長らく行方が分からなかったが終盤にて図書館(原作では書店)で働いていたことが明らかになる。 シオドア 声 - 鈴木恭輔 名も無き村の前村長。20年前に殺害された。 アラン、デリク、ラウール 声 - 遊佐浩二(アラン)、藤田圭宣(デリク)、平井啓二(ラウール) 美術大学の学生。実は目ぼしい骨董品や美術品を物色するのが目的で名も無き村にやってきた泥棒。ところが、その使途を巡ってデリクが仲間割れを起こす。アランとラウールはデリクによって殺害されてしまい、さらに第2の殺人であるラウール殺害の際、セルジウスの習性を利用して彼に罪をなすりつけようとするが、ヴィクトリカの推理によって2人の殺人のトリックを見抜かれたことがきっかけで、デリクは村で裁くため、セルジウスの命令で村の住人たちに連行されていった。
※この「『GOSICK II』」の解説は、「GOSICK -ゴシック-」の解説の一部です。
「『GOSICK II』」を含む「GOSICK -ゴシック-」の記事については、「GOSICK -ゴシック-」の概要を参照ください。
- 『GOSICK II』のページへのリンク