『白日夢』の時代とは? わかりやすく解説

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『白日夢』の時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 15:53 UTC 版)

路加奈子」の記事における「『白日夢』の時代」の解説

1943年昭和18年11月8日神奈川県横浜市生まれる。祖父イタリア人という家系生まれ第二次世界大戦後サンモール学院現在のサンモール・インターナショナル・スクール)に進学する1962年昭和37年)に同学院を卒業その後日活入社する。『日本映画俳優全集女優編』(キネマ旬報社によれば日活には「ニューフェイス」として入社したといい、「大部屋女優として映画出演していた」という。同年の「ニューフェイスであれば第六期翌年であれば第七期にあたる。第四期ニューフェースであった久木紀子が、路が入社する前年1961年昭和36年8月16日公開された『太陽狂ってる』(監督舛田利雄)を最後に退社し[要出典]、1962年2月27日には久木香取環の名で主演した肉体市場英語版)』(監督小林悟、製作協立映画配給大蔵映画)が公開されて、独立系成人映画界にデビューしているが、1963年昭和38年)には路も日活退社し同年12月31日公開された『不倫つぐない』(監督若松孝二、製作新映フィルム配給日本シネマ)の主演抜擢されて、路 加奈子の名で独立系成人映画界にデビューしたとされる同作には香取環佐久間しのぶの名で出演しており、香取主演とする資料もある。同作公開半年前、大蔵映画製作・配給した『怪談異人幽霊』に本名岩田 レナ出演主人公一条美矢子の友人役を演じた記録残っており、その翌年1964年昭和39年5月16日公開された、大蔵映画社長大蔵貢実弟である近江俊郎監督したこの道赤信号』(配給大映)にも本名で出演した。『この道赤信号公開翌日17日には、ふたたび若松孝二監督による路の主演作『赤い犯行』が公開されている。 武智鉄二は『赤い犯行』における路を観て、自らの次回作『白日夢』の主演抜擢することを決める。同年6月公開先行し同作原作者谷崎潤一郎雑誌マドモアゼル六月号にエッセイ『路さんのこと』を寄稿京マチ子春川ますみ好んだ谷崎は、路を指し日本風細面美人より、ブリジッド・バルドーマリリン・モンローのようなグラマー女性の方が好き」と評した。新映倫映画倫理管理委員会現在の映画倫理委員会)を通過したうえで、同年6月21日松竹配給し成人映画として公開された。同31日には警視庁同作中にわいせつ罪にふれる部分がある」として、新映倫カット要請した。翌7月には、雑誌シナリオ7月号に同作脚本と、谷崎の『「白日夢」の映画化について』が発表された。澁澤龍彦は、『デパートのなかの夢魔 - 「白日夢」のノスタルジアについて』において、「路加奈子は顔の表情には乏しいが、そのオブジェのような裸体は、若々しさあふれていて、わたしたちの眼を存分に楽しませてくれる。とくに見るべきものは、乳房、-- というよりもむしろ、乳首であろう」と路を評したいわゆる映画産業斜陽化以降松竹のような大手製作配給本数減らし映画館では独立系成人映画上映する傾向があるなかで、同作ヒットは「ピンク映画ラッシュひきがねとなったとされる。 『日本映画発達史』の田中純一郎は、同書のなかで黎明期成人映画界のおもな出演者として、扇町京子桂子城山路子光岡早苗同一人物)、内田高子香取環新高恵子松井康子西朱実朝日陽子火鳥こずえ明子森美沙湯川美沙光岡早苗有川二郎里見孝二、川部修詩佐伯秀男とともに、路の名を挙げている。同年7月には、テイチク現在のテイチクエンタテインメント)からシングル『私をきつく抱きしめて』を発表歌手としてデビュー映画白日夢』をきっかけ同年9月、路は松竹入社する

※この「『白日夢』の時代」の解説は、「路加奈子」の解説の一部です。
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