『将太の寿司』(マガジンSPECIAL連載)
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『マガジンSPECIAL』1991年9号〜1992年5号に連載。全7話。巴寿司・小樽の面々・佐治やシンコなどの存在しないパイロット版。将太は東京の高校2年生で陸上に打ち込んでいたが、父親が入院し家計を支えるために3年への進級間際に中退し、寿司職人を目指す設定になっている。大政・親方も既婚であり妻子を持っているが後の連載版とは異なった家族構成になっている。KCコミックスでは1巻から2巻、文庫版では14巻に収録されている。前述の通り全7話連載されたが、KCコミックス版では6話までの収録となっており文庫本には最終話が収録されている。マガジンSPECIAL版のメインとなる全日本寿司技術コンクールのエピソードは6話で完結しているが、この最終話はコンクール後のエピローグ、そして最後の2ページにSPECIAL版と週刊少年マガジン版の橋渡しとなる寺沢とアシスタントのやり取りが描かれている。(寺沢がアシスタントに鳳寿司に連れて行かされるが、シャッターが降りており「誠に勝手ながら将太の寿司は七月より週刊少年マガジンに移転させていただきます。尚 準備の関係上 五月・六月の二ヶ月は休業いたします」の張り紙が貼られている) 東京の名店「鳳寿司」の追い回し(雑用係)として働く関口将太と、彼を取り巻く職人たちのドラマを描いた短編・中編集となっている。最終エピソードである大政の寿司握りコンテスト出場から独立までの話には、今後の週刊連載での縦糸となる「寿司バトル漫画」の骨格がみられる。また初回から最終話までの中で、マグロ尽くしや魚の目利きが勝敗を左右するエピソード、手数の差を克服するエピソードなど後の週刊誌での連載の重要な役割を果たすアイディアも既に垣間見ることが出来る。
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『将太の寿司』(週刊少年マガジン連載)
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「将太の寿司」の記事における「『将太の寿司』(週刊少年マガジン連載)」の解説
『週刊少年マガジン』に連載。舞台は北海道の小樽から始まる。中学3年生の将太の実家は「巴寿司」という寿司店を営んでいたが、巨大チェーン店の「笹寿司」による度重なる嫌がらせのせいで最低の材料しか手に入らず、店は廃れていた。将太は笹寿司の鼻をあかすために「寿司握りコンテスト」の出場を父・源治に提案し、源治はネタを獲るために漁船に乗り込むが、笹寿司の謀略による転覆で重傷を負う。代わりにコンテストに出場した将太は、東京の名店「鳳寿司」の親方である鳳征五郎に職人としての心がけを認められ、高校には進学せず(中卒)一人前の寿司職人になるため単身東京へ向かう。 鳳寿司にて修業を続ける将太に、征五郎親方は「新人寿司職人コンクール」出場を勧める。先輩・佐治安人との出場権を賭けた四番勝負に将太は勝利し、佐治は将太に敗れはしたものの、目標であった「ツケ場に入って寿司を握る」許可を得たが「入りたての新人に負けたとあってはメンツが立たない」と言い残して鳳寿司を去っていった。強敵たちとの戦いをくぐり抜ける最中、再び登場した佐治によって将太は、この大会が全国新人寿司職人コンクールの東京大会であったことを知らされる。 決勝戦・プレーオフと勝ち進み全国大会への切符を手に入れ、将太はついに鳳寿司のツケ場に立つことを許された。未だ見ぬ寿司職人との戦いを、そして京都代表・佐治安人との再戦の日を待ちながら、将太は寿司を握るのであった。
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