の‐ま【々】
どうのじ‐てん【同の字点】
々(同の字点)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 08:05 UTC 版)
記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称々 U+3005 1-1-25 々々 同上記号 漢字のように見えるが、あくまで反復記号の一種であって漢字ではなく、固有の読みはない。 同じ漢字を重ねるときに、2文字目以降の文字の代用として用いられる。 時時 → 時々(ときどき) 刻刻 → 刻々(こくこく) 明明白白 → 明々白々(めいめいはくはく) 赤裸裸 → 赤裸々(せきらら) 代代木 → 代々木(よよぎ) 複複複線 → 複々々線(ふくふくふくせん) 小小小支川 → 小々々支川(しょうしょうしょうしせん) 「公演会々場」のように使われることもある。特に、結婚や葬式に関しては、同じ漢字を直接繰り返すことは、再婚や不幸の繰り返しを連想させ縁起が悪いため、「結婚式々場」、「告別式々場」と表記することが多い。 二字以上の熟語を重ねるときにも使うこともある。 部分部分 → 部分々々 後手後手 → 後手々々 一歩一歩 → 一歩々々 南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏 → 南無阿弥陀仏々々々々々々 ただし古く(奈良時代)は記法が異なり、上の例なら 部分部分 → 部々分々 後手後手 → 後々手々 のようにも書かれた。 原稿用紙などで語の途中で改行するときは用いない。例えば「散々」が2行に分かれるなら「散散」と書く。従って、行の先頭に「々」が来ることはない。禁則処理に対応したアプリケーションソフトウェアでは、行の最後と次行の最初に分かれる場合、行頭に「々」が来ないよう処理される。但し、例外として、人名の「佐々」が2行に分かれるなら「佐々」というように、固有名詞の場合は「々」のままにしなければならない。また、新聞など禁則処理ができないような場合は別。 また、「湯湯婆」(ゆたんぽ)のように同じ漢字を重ねても読みが異なる場合には普通用いない。だが、「明々後日」(しあさって)のような熟字訓、「酒々井」(しすい)のような固有名詞は存在する。 「々」は漢字ではないが、大修館書店発行の漢和辞典には読者の便宜上、収録されている。また、中国語に同様の文字はなく、日本語の固有名詞を書き表す際はそのまま同じ文字を並べて表記する(例:代々木→代代木)。
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「々」の例文・使い方・用例・文例
- そろそろ我々の違いについて話す時だ
- 我々は負けを認めることができなかった
- 彼の提案は我々には受け入れられるものではなかった
- その会議に出席するために人々は国中からやってきた
- 我々に今必要なのは行動することであって話し合うことではない
- 我々はもっと環境問題に取り組むべきだ
- 前半我々は相手のチームより優位に立っていた
- その話に我々は深く心を動かされた
- 困っている人々
- すべての人々が権利を行使する機会を与えられている
- 彼は我々を勝利に導いた原動力であった
- 秋の色に赤々と輝く木々
- 昔々,ある小さな村に赤ん坊が生まれました
- 彼は我々の計画に同意しないだろう
- 我々はその家の価格を快諾した
- 我々はその月の一日にその不動産の所有者が変わることで合意した
- その点では我々は一致していた
- 彼のことばは我々皆に向けられたものだった
- 我々が発送するのはすべて航空便で送ります
- 突然の金切り声に我々はぎくりとした
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