⟨th⟩ と ⟨x⟩ の発音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 00:00 UTC 版)
「サウンドスペル」の記事における「⟨th⟩ と ⟨x⟩ の発音」の解説
伝統的二重音字 ⟨th⟩ は、有声音の /ð/ も 無声音の /θ/ もあるが、綴りの変更はない。綴り字改革者のなかには、thh や dh (edhに由来) などを使って /ð/ をあらわすことを提案する人もあるが、サウンドスペルは不本意ながらも両者を拒絶して、伝統的綴り字との視覚的親和性という利益をとる。さらに、無声音の th が、有声音を5対1で上回る。1986年のルールで、⟨x⟩ の文字はうしろに母音字がくると /gz/ の発音(e.g., exam, exult)になる。そうでないときは、/ks/ の発音(expect, fox)になる。母音字が /ks/ の発音につづくとき、サウンドスペルは x のうしろに s をいれる(axsis for axis, exsodus for exodus)ことによってルールをささえまもる。他方では、Rondthaler(ロンターラー)は、1999年に、⟨x⟩は /ks/ と /gz/ の両方をあらわせると書いており、書き方の表音性は劣るが < s> の挿入ルールを必要としないことになる。
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