門葉記とは? わかりやすく解説

門葉記〈(寺領目録)/尊円親応筆〉

主名称: 門葉記〈(寺領目録)/尊円親応筆〉
指定番号 2328
枝番 00
指定年月日 1977.06.11(昭和52.06.11)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 1巻
時代区分 南北朝
年代
検索年代
解説文:  青蓮院寺領目録料紙(斐交漉)紙を用い淡墨横罫中に御門跡領惣目録崇徳院御影堂目録など、凡そ十二項に及ぶ寺領目録文書収録している。巻頭付され押紙によれば本巻尊円親王が自ら筆録されたもので、門葉記のうちとして青蓮院伝来したことが判明する。門葉記は青蓮院寺務部類記録として著名なのであるが、本巻はその雑決(寺領目録門跡系図等)の部に属するもので、編者自筆原本として貴重である。

門葉記

主名称: 門葉記
指定番号 2436
枝番 00
指定年月日 1988.06.06(昭和63.06.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 122
時代区分 南北朝江戸
年代
検索年代
解説文:  『門葉記』は尊円親王一二九八~一三五六)が天台宗青蓮院門跡の祖行玄大僧正以来青蓮院歴代御修法所領雑事などに関する記録集大成したもので、その後増補含め天永年間一一一〇一三)から応永年間一三九四~一四二九)に至る約三百年間にわたる天台宗関係の基本史料として知られている。
 青蓮院伝来になるこの『門葉記』は、その原本で、当初巻数未詳だが、時代追っての欠佚があり、また補填行われ、現在は百二十二巻を存している。
 本書の構成は、台密の最も重要な秘法である熾盛光法をはじめ、七仏薬師法普賢延命法などの修法供養法十種、ついで青蓮院流受戒次第記した入室出家受戒記、行玄以下の十八代の門主行状などあわせて二十種に部立編成されている。体裁はいずれ巻子袋で、尊円親王当時厚手楮紙の原表紙存するものもある。料紙楮紙で、巻によっては天地に単横罫施して用いるものもある。本文記事注記等が一部紙背に及ぶものもあり、所々諸記録からの追記もみえるほか、文中一部に墨傍訓、送仮名声点頭点、拘点などが付されている。記事中には尊円親王入滅後の法会収めた巻や、尊道親王書写奥書文明十一年(一四八四)実助書写奥書のあるものもあり、尊円親王没後にも歴代門跡等による増補が行われたことを伝えている。
 本書大部分には書写奥書はないが、その筆跡よりみて二十八巻尊円親王自筆認められ、またこれを含む五十四巻表紙外題尊円親王自筆認められ成立当初の姿を伝えて貴重である。
 附の写本文化年間一八〇四~一八)に尊真親王が『門葉記』原本を新写および増補させた冊子本で、写本百二冊、増補四十七冊の計百四十九からなり原本の欠を補うものとして貴重である。
重要文化財のほかの用語一覧
書跡・典籍:  長福寺縁起  長秋詠藻  門葉記  門葉記  開元釈教録  閑居友  関山慧玄墨蹟



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