開元釈教録とは? わかりやすく解説

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開元釈教録〈巻第十八残巻/〉

主名称: 開元釈教録〈巻第十八残巻/〉
指定番号 944
枝番 00
指定年月日 1937.05.25(昭和12.05.25)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 1巻
時代区分 奈良
年代
検索年代
解説文: 奈良時代作品
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書跡・典籍:  長秋詠藻  門葉記  門葉記  開元釈教録  閑居友  関山慧玄墨蹟  関白内大臣家歌合

開元釈教録

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 03:26 UTC 版)

開元釈教録』(かいげん しゃくきょうろく)とは、中国の西崇福寺の沙門智昇が編纂した仏教経典目録経録)である。20巻。730年開元18年)以後の成立である。「開元録」「智昇録」と略称される。なお、795年貞元11年)に西明寺の沙門円照が『続開元釈教録』を編纂している。

構成

  1. 総括群経録 (巻1 - 巻10)
    1. 古今諸家目録 (巻10)
  2. 別分乗蔵録 (巻11 - 巻20)
    1. 有訳有本録
    2. 有訳無本録
    3. 支派別行録
    4. 冊略繁重録
    5. 補闕拾遺録
    6. 疑惑再詳録
    7. 偽妄乱真録
    8. 大乗入蔵録
    9. 小乗入蔵録

「総括群経録」は、訳者の年代順に、訳者名、訳経名、巻数、存佚、小伝などを列記する。後漢明帝永平10年(67年)から唐の開元18年(730年)に及ぶ664年間の漢訳経典、2278部7046巻を収録している。

また、「現蔵入蔵目録」(大乗・小乗入蔵録)の1076部5048巻の方は、後世になって「大蔵経」の標準巻数となり、日本でも奈良朝の写経等は、この数字に従っている。

テキスト

全文

  • 開元釋教録

『CBETA 漢文大藏經』[1]のT55n2154_001開元釋教録 第1巻[2]から第20巻まで全文テキストがある。 SAT大蔵経テキストデータベース研究会[3]では全文テキスト及び大正新脩大藏經のページ画像が閲覧できる。

  • 続開元釋教録

国立国会図書館デジタル化資料の『大蔵経』第13冊 [4]に高麗本の書影が公開されている。 SAT大蔵経テキストデータベース研究会[5]では全文テキスト及び大正新脩大藏經のページ画像が閲覧できる。

典拠

  1. ^ CBETA 漢文大藏經 [1]
  2. ^ 開元釋教録 第1巻[2]
  3. ^ SAT大蔵経テキストデータベース研究会:T2154 [3]
  4. ^ 大唐貞元續開元釋教録3巻 / 唐釋圓照集[4]
  5. ^ SAT大蔵経テキストデータベース研究会:T2156 [5]

参考文献

  • 「中国仏教史籍概論」 陳垣著 (1955年) (中国語文献)


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