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三省堂 大辞林

三省堂三省堂

い・う いふ 0 【言う/云う/謂う】

(動ワ五[ハ四])


声を出し単語や文を発する
(1)何らかの音・単語発する
「『キャーッ』と―・って倒れた」
(2)事実考え表出する。告げる。
「いくら聞いても名前を―・わない」「行き先も―・わずに出かける」
(3)人が、何かの言葉を口から発する
口の中でぶつぶつ―・っている」「冗談一つ―・わない」「つべこべ―・わずにさっさとしなさい」「口から出まかせを―・う」
(4)動物や物が声や音を発する
キャンキャン―・ってうるさい」「風で雨戸ガタガタ―・う」

音声または文字に書いた文章によって考え事柄表出する。
(1)自分考え判断事実指摘を述べる。
デカルトは『方法序説』の中で次のように―・っている」「人に―・われてやっと気がついた」
(2)命令したり指令したりする。
「少しは親の―・うことを聞きなさい」「あいつは人に―・われないと動こうとしない」
(3)(「人に…を言う」の形で)ある人に対して…を表明する。
世話になった人に礼を―・う」「審判文句を―・う」
(4)(「…を…と言う」の形で)人や物を…という名で呼ぶ。
村人は S 医師のことを『赤ひげ先生』と―・っている」「東京都に属しているのに『伊豆諸島』と―・うのは、もと伊豆の国に属していたからだ」
(5)評価を表す形容詞形容動詞連用形に付いて)あるものを…であると評価し、それを表明する。
「死んだ人のことを悪く―・いたくはないが…」
(6)(「…を言う」の形で、形容動詞語幹に付いて)…のようなことを言い表す
「わがままを―・うんじゃない」「お忙しいのに、勝手を―・って申し訳ありません
?
「言う➊➋」の、実際に話したり書いたりするという具体的な動作性の弱まった用法
(1)(「…と言う」の形で文を受けて)世間多くの人が…ということを述べるの意を表す。
「『かわいい子には旅をさせろ』と―・うが、これは現代でも通用する」
(2)(「…だと言う」「…と言う」の形で)ある人・物資格性格などを…であると認定し、そう表現するという意を表す。
「彼は真の天才だと―・うことができよう」「あの人名人と―・われるだけあって年をとっても腕は確かだ」
(3)(「名を…と言う」などの形で)名は…であるということを表す。
「この子の名は花子と―・う」「森鴎外本名太郎と―・う」「私は山田と―・う者ですが」
(4)(「…と言う」の形で)…を話題として取り上げる。…に言及する
「 T さんと―・えば、もうじき結婚するんですってね」「このカメラ性能と―・いスタイルと―・い申し分ない」「劇場一階と―・わず二階と―・わず客でいっぱいだ」
(5)(「…と言う…」の形で)上下に同じ名詞を置いて、
(ア)…は全部ということを表す。
工場の窓と―・う窓のガラス粉々割れた」
(イ)…という語の意を強め言い表す
今度と―・う今度はもう許さないぞ」
?
「言う?」よりもさらに動作性のなくなった用法。主に「…という」の形で用い、これから転じた「…っていう」「…って」の形も並び行われる仮名で書くのが普通。
(1)(主に「…という」「…ということだ」などの形で)話の内容伝聞に基づくことを表す。…と聞く。…するそうだ。…だそうだ。
あの人には子供三人いると―・う」
(2)(「…という」「…といった」の形で)下にくる語の内容具体的に説明限定する意を表す。
部長と―・うポストははたで思うほど楽ではない」
(3)(「…というもの」「…ということ」などの形で)提示する語を強調して示す。
山国育ちの彼は海と―・うものをまだ見たことがない」
(4)副詞「こう」「そう」「ああ」「どう」に「いう」「いった」が付いて)…のような、の意の連体修飾句をつくる。
「こう―・う病気にはこの薬が効く
(5)指示代名詞を「という」「といった」「といって」などで受ける。
(ア)代名詞「これ」「なに」「どこ」などを「という」「といった」「といって」で受け、下に打ち消しの語を伴って)、特に目立った…がないという意を表す。
別にこれと―・うはっきりした理由があるわけではないが…」「彼は八〇歳になるが、どこと―・って悪い所はない」
(イ)(「なんという」の形で、状態を表す語の上に付いて)その状態の程度大きさ対す驚きを表す。
「まあ、なんと―・う立派な建物でしょう
(6)(「…といっても」「…とはいえ」「…とはいうものの」などの形で)「確かに…ではあるがしかし…」「…したが、しかし…」などの意を表す。接続詞的にも用いられる。
「このトースターは古いとは―・ってもまだ十分使える」「災害対す備え万全だ。とは―・え、用心するに越したことはない
(7)接続助詞「から」を「といって」で受け、下に打ち消しの語を伴ってそういう理由があっても必ずしも…ではないという意を表す。「だからといって」の形で接続詞的にも用いられる。
当時は、大学を出たからと―・ってすぐに就職できたわけではない
(8)(状態を表す語を「といったらない」の形で受けて)大いに…だ、大いに…した、などの意を表す。
「そこへ本人たちが来たもんだから彼のあわてようと―・ったらなかった」
(9)(「そうかといって」「かといって」などの形で)接続詞的に用いて、ある事態前にして、それを受け入れたくないが、受け入れないのも具合が悪いという気持ちを表す。
あの人からこんな物をもらう筋合いはないが、そうかと―・ってつっ返すのも角が立つ
?
手紙・歌などで)愛情を告げる。求愛する。
「いとねんごろに―・ひける人に、こよひあはむと契りたりけるに/伊勢 24
(1)中世ごろから終止形連体形の「いう」が融合して「ゆう」と発音されるようになり、「ゆ」を語幹として活用させた形も生じた。現代でも話し言葉では終止形連体形は「ゆう」と発音されるが、「いう」と書く。(2)漢字表記現代では「言」が主に用いられる。古く?(3)には「云」がよく用いられ、「謂」は「いわば」「いわゆる」の場合に用いられた。→いわく・いわば・いわゆる
[可能] いえる
慣用] これと―・四の五の―・何と―・ものを―/有無(うむ)を言わせず・これと言ってそうかと言ってだからと言って何をか言わんや何彼(なにか)と言うと・なんと言っても
» (成句)言い得て妙
» (成句)言うことなし
» (成句)言うことを聞く
» (成句)言うだけ野暮
» (成句)言う所の
» (成句)言うなれば
» (成句)言うに言われぬ
» (成句)言うに及ばず
» (成句)言うに事欠いて
» (成句)言うは易く行うは難し
» (成句)言うまでもない
» (成句)言うもおろか
» (成句)言う由無し
» (成句)言うを俟たない
» (成句)言えば世の常
» (成句)言って退ける
» (成句)言って見れば
» (成句)言わず語らず
» (成句)言わずと知れた
» (成句)言わずもがな
» (成句)言わでもの事
» (成句)言わないことではない
» (成句)言わぬが花
» (成句)言わぬは言うにまさる
» (成句)言わんばかり

ゆ・う いふ 0言う/云う/謂う】

(動ワ五[ハ四])

⇒いう



博多弁辞典

博多弁推進会博多弁推進会

ゆう【言う】

方言味・解
ゆう【言う】他動五)言う。




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