柊世代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:50 UTC 版)
星谷より二学年上。第1期開始時点での華桜会であり、各々が星谷世代のスター枠の指導役でもあった。上述にあるように柊の尽力により、本世代から華桜会が5人体制となっている。第2期では綾薙学園を卒業し、同じ芸術大学へと進学した。 ジャージの色は白を基調としており、インナーはそれぞれのイメージカラーを取り入れたものを着用している。 鳳 樹(おおとり いつき) 声 - 諏訪部順一、内山夕実(幼少期) / 演 - 丘山晴己 所属:綾薙学園高等部3年→卒業 身長:186cm、血液型:O型、誕生日:12月24日、イメージカラー: 薔薇 team鳳の指導役。トップクラスの実力を持つ天才にして異端児。綾薙学園の理事長一族の分家出身であるものの地位や名誉には執着がない。他生徒には公表していないが柊は双子の弟。 入学時にスター枠として海斗の兄・月皇遥斗の指導を受ける「team月皇」に選ばれ新人お披露目公演の選考まで突破するが、学園の制度に疑問を感じ自らスター枠から外れ一般候補生の立場からミュージカル学科に進んでいる。 3年生の進級と同時に本来4人構成であった華桜会に柊の希望で異例の5人目として抜擢された。 新入生オーディションの際には、脱落するはずであった星谷たち5人を「面白そう」という理由でteam鳳に選出したが、そのことに対して柊や暁から快く思われておらず、自らの教え子となる海斗と天花寺からも初心者の星谷をメンバーに入れたことで不満をもたれていた。また、新人お披露目公演では「アヤナギ・ショウタイム」のストーリーを聞いた星谷から「王様ならなんでも思い通りになる」と言われたことをきっかけに伝統を無視したアレンジを行い、ステージの模様を配信することで一般生徒を味方につけ、team鳳の新人お披露目公演突破に一役買っているが、伝統を軽んじる姿勢から柊や綾薙学園の伝統を第一に考える暁を敵に回してしまい、彼の策略によってteam鳳の身分と引き換えに華桜会を脱退せざるを得ない状況に追い込まれる。その際、学園側に休学届を提出し、team鳳の前から姿を消した。team鳳が綾薙祭を勝ち抜き、ミュージカル学科への入科を無事に果たしたことで暁とも和解を果たす。が、一度華桜会を退いた者が復帰したという前例はなく、OVAにおいても華桜会を退いたままだったが、華桜会復帰を望むteam鳳の思いと彼らに心を突き動かされた華桜会の手助けもあり、卒業間際に華桜会へ復帰する。復帰後、最後の仕事となった次期華桜会メンバーの選出にはあまり乗り気ではなかったが、教え子の未来を守るための人選をするよう柊に説得されたことで気持ちを入れ替えた。 柊家と綾薙ブランドを重視しすぎている柊に対して、もっと楽しく自由でいてほしいと思っている。 中等部時代は普通科の生徒だったが、急病で倒れた部員の代わりに代役として演劇部の舞台に出演し、素晴らしい演技を披露したことで伝説として語られていた。それからしばらく周囲には「ミス鳳」の愛称で呼ばれていた。当時1年生だった辰己と申渡は裏方で鳳の存在に気付いていなかったものの、演劇部に残っていた記念写真から那雪がその正体に気付く。 星谷が綾薙学園への進学を決めた憧れの高校生の正体であり、星谷がスター枠選抜の面接時に見せた振り付けと彼の話から鳳自身も自分がその憧れの高校生であることに気付いている。星谷に対しては可能性を感じており、目先の目標に囚われている彼に今のままでいてほしいと思う半面、いつか未来を見据えて大きなことを成し遂げてくれることを期待している。 教え子たちのことは苗字、または「ボーイズ」と呼んで可愛がっていた。 芸術大学に進学後は、役者を目指して演技の勉強に努める柊らとは異なり、裏方を学ぶことも役者を目指すことに繋がると考え、演出を学んでいる。 卒業記念公演『Shadow&Lights』では役者を志していたが、役者としての道を断たれ、うがつの上がらない引きこもりの劇作家となったアレクシス役を演じることが決まっている。柊の代わりにランバートを演じることになった星谷がスランプに陥った際にはあえて助言を与えず、天花寺に責められるが、自身が星谷にとって影響力の強い存在であることを自覚しているが故に無闇に行動を起こせずにいた。同時に上述のように星谷に変わらずいてもらいたいという思いから彼が夢を叶えてしまうことを恐れてもおり、本番まで腹をくくれずにいたが、星谷が怪我を負い、共演の機会が失われそうになったことでようやく覚悟を決める。その際、スター枠選出で自身が演じたステップを披露した星谷に心を奪われたことを語り、「星谷がいなければアレクシスは演じられなかった」と髪留めの紐をプレゼントした。 卒業記念公演後は星谷と出会った頃の長さに髪を切っており、身分証代わりになるという理由で車の免許取得のために教習所にも通っている。公演後も星谷たちteam鳳のメンバーとは交流があり、一緒に遊びに行くなどしている。また、ブロードウェイに行った柊に会いにニューヨークを訪れた際には柊からteam柊宛の手紙も預かっており、team鳳への土産と共に手紙を星谷へ託した。その際、星谷から四季の話を持ちかけられており、四季が一度は華桜会入りを断っていることを明かしている。指導者としての立場を終えた後も教え子であるteam鳳のメンバーのことは何かと気にかけており、星谷たちが四季世代の華桜会とオープニングセレモニーの出演枠のことで揉めた際には自分たちが選んだ華桜会メンバーとのいざこざということもあり、楪同様心配を隠しきれずにいたが、暁と漣に介入を止められたため星谷たちを見守ることに徹した。綾薙祭当日には帰国した柊と共にオープニングセレモニーを観に来ており、開演前には四季を捜索する星谷を見つけ、不安に陥っていた彼に対してパフォーマーとしての技術は至らないところもあるが、周囲に影響を与える存在であることを語り、「信じて前に進め」と星谷を送り出した。 柊 翼(ひいらぎ つばさ) 声 - 平川大輔、芳野由奈(幼少期) / 演 - 畠山遼 所属:綾薙学園高等部3年→卒業 身長:184cm、血液型:A型、誕生日:12月24日、イメージカラー: 白藤 team柊の指導役で、華桜会のリーダーかつ学年首席の優等生。鳳とは双子であるが、幼少時に本家の柊家に引き取られ跡取りとして英才教育を受けており、いずれは綾薙学園の理事長となることが決まっている。綾薙ブランドの品位を保つことを第一に考えている。元team月皇。 幼少期は鳳同様、楽しく自由な演技をしていたが、柊家に引き取られたことを機に祖父の宗厳から厳しい教育を受ける。自由に育った鳳とは対照的に柊家や綾薙の伝統を重んじるようになり、高等部で鳳と再会した際には昔と変わらず名前で呼ぶ彼に苗字で呼ぶように頼んでいた。一方で同じteam月皇になったことを機にまた共に歩んでいけると希望を抱いており、兄を想う気持ちは消えていない。 ミュージカル学科への入科オーディションで優劣がつくことに違和感を感じた鳳が突如スター枠から外れたことで「また置いていくのか」と苛立ちを感じるようになるが、宗厳に頭を下げて華桜会に異例の5人目の枠を設けるなど彼の華桜会入りに影で尽力する。が、綾薙学園の品格を落としかねないと彼の存在を警戒した暁と彼に賛同した楪、漣によって鳳を華桜会から失脚させることになってしまい、team鳳の綾薙祭出場辞退と引き換えに彼を華桜会に残す方法を思いつくも、自身より教え子を優先した鳳が自ら脱退を選んだため、引き止めることができなかった。鳳を華桜会に引き止めるために一度はteam鳳を見捨てる決断を下すが、鳳の華桜会脱退後はteam鳳を遥斗のパンフレット撮影のボランティアスタッフとして派遣するなど、彼の残したチームに目をかけていた。また、team柊と揉め事を起こした際には反省文の提出と校内清掃で済むように掛け合っており、合宿で家宝の壺を割ってしまった時にも彼らが怒られないように密かに動いている。 OVAではteam鳳が生活態度を改め、鳳の華桜会復帰のために尽力していたことに心動かされ、鳳の華桜会復帰を宗厳に掛け合う。また、次期華桜会メンバーの選出にやる気の感じられなかった鳳を奮起させるために教え子の未来を守るための人選をするよう言葉をかけている。 スター枠選出では受験生たちにある程度のランク付けを行っていたが、team柊はトップ5から選んでいるわけではなく、チームのバランスや日常生活の中で自然とチームワークを養ってもらいたいという思いから「中等部出身者」または「同じクラス」で揃えることを一つの条件とし、全員が1年C組で揃えられた。当初は海斗もメンバー入りさせる予定だったが、面接を途中退席したという理由で見送っている。また、虎石から優秀だと聞かされていた空閑に対しては遅刻を理由に、優秀さを認めている那雪に対してはアガリ症、天花寺もグループ行動の経験が足りていないという理由で候補から外しており、初心者の星谷に対しては万人受けする魅力ではないと評価しながらも、上を目指すなら更なる頑張りが必要であると彼の可能性が未知数であることを語っている。 卒業記念公演に向けて行われた2年生との合同稽古ではアレクシスの影役の稽古から外された星谷を自身のサポートとして迎え入れ、憧れの人の正体に気付き、動揺する星谷を初心に帰らせ、鳳との共演を夢見る彼の後押しをした。また、揚羽のことで踏み込めずにいた星谷の心情を彼の演じるランバートから読み取り、ランバートの本質と互いの心をぶつけ合うことの大切さを伝え、星谷に自信を取り戻させる。 『Shadow&Lights』では役者を志すも、共に役者を目指していたアレクシスから役者の道を奪ってしまった罪悪感に悩まされるランバート役を演じることが決まっていたが、ブロードウェイデビューが決まったことをきっかけに卒業記念公演への出演を辞退しており、アンシエントには密かに裏ミッションとして後釜となるランバート役探しをお願いしていた。その際、自身と同じように鳳の背中を追いかけてきた星谷にランバート役を任せたいと推薦しており、スター枠選出では真っ先に不合格にした星谷を認め、スランプに陥った星谷に「君にしか任せられない」と背中を押している。以降、ブロードウェイに旅立つまでの間、星谷にマンツーマンでランバートの稽古をつけた。ニューヨークでは一人暮らしをする予定。 卒業記念公演後も教え子であるteam柊のことは何かと気にかけており、鳳らかつての華桜会メンバーを通じて2年生と四季世代の華桜会との間で揉め事が起こっていることが発覚した際には酷く心配した様子を見せ、「頼ってきた時に応えてあげればいい」と遥斗に宥められるほど動揺を隠しきれずにいた。また、team柊のメンバーとは手紙のやり取りをしており、メンバー一人一人に一通ずつ宛てた手紙をニューヨークを訪れた鳳に託している。綾薙祭当日にはニューヨークから帰国し、教え子たちの晴れ舞台を見届けた。 暁 鏡司(あかつき きょうじ) 声 - 森久保祥太郎 / 演 - 滝澤諒 所属:綾薙学園高等部3年→卒業 身長:168cm、血液型:B型、誕生日:6月5日、イメージカラー: 牡丹 華桜会メンバー。team暁の指導役で、元team月皇。綾薙学園の伝統を守ることに使命感を持ち、伝統に捉われず異端的である鳳と「学園の改革者」となりつつあるteam鳳を快く思っていない。雨男。 同じ華桜会メンバーの柊に心酔しており、彼の邪魔をする者を許さない。また、綾薙学園の伝統を軽んじる鳳に対しては当初、同じteam月皇のチームメイトとして信頼を置いていたが、彼がチームを離れたことを機に溝が出来てしまう。スター枠選出で本来不合格である人材をチームに入れたこと、新人お披露目公演で前代未聞の「アヤナギ・ショウタイム」のアレンジ、ステージ配信による一般生徒を味方につけての通過に納得できず、鳳を華桜会から失脚させるために柊に直談判する。が、柊がteam鳳が入科候補として残ったことに異論がなかったため、自身の意見だけでは突き動かせないと判断し、伝統を守るためと言い聞かせて楪と漣を味方につけて鳳の華桜会失脚に漕ぎ着ける。鳳を残すことを考えた柊の意見によってteam鳳の綾薙祭出場停止に事は留まるが、結果として鳳が自身の残留よりチームの存続を望んだため、目的を達している。しかし、楪と漣からは鳳憎さに自分たちを焚きつけたのではないかと疑われていた。その後もteam鳳が余計なことをしないように見張っており、綾薙祭では公演中止を言い渡されながらもゲリラ公演を行おうとしていたteam鳳を止めるために単身動く。華桜会の権限で処分に追い込もうとしていたが、役者として一人でも多くの人にステージを観てもらいたいというteam鳳や彼らに協力する生徒たちを止めることができず、そのステージを観て考えを改める。綾薙祭の一件以降は鳳とも和解を果たし、彼の華桜会復帰に尽力する。 指導は厳しいが、教え子たちからは慕われていた。 『Shadow&Lights』ではランバートとアレクシスの幼馴染みのエディ役を演じる。本番当日は柊の代わりにランバートを演じることになった星谷に「無様な芝居は許されない」と綾薙学園の伝統に恥じない堂々とした芝居をするよう厳しくも激励の言葉をかけた。星谷の怪我で代役を立てることになった際には13場「ルーカスの破滅」において星谷の痛みが引くまでの時間と、揚羽がダンスを習得するまでの時間を少しでも稼ぐためにアドリブを提案する。 卒業記念公演後も同じ華桜会メンバーであった鳳たちとは交流があり、2年生と四季世代の華桜会メンバーとのいざこざを心配する鳳や楪には第三者という立場上、首を突っ込まないよう釘を刺している。綾薙祭当日には楪や漣と共に2年生の晴れ舞台を見届ける姿が描かれた。 楪=クリスチアン=リオン(ゆずりは=クリスチアン=リオン) 声 - 鳥海浩輔 / 演 - 釣本南 所属:綾薙学園高等部3年→卒業 身長:176cm、血液型:AB型、誕生日:9月2日、イメージカラー: 常盤 華桜会メンバー。team楪の指導役で、元team月皇の一人。日本とフランスのハーフで中学までフランスで生活をしていた帰国子女。大らかな性格なため、鳳の華桜会入りも面白がって受け入れている。マルチリンガルであり、日本語、フランス語、英語が喋れる。が、遥斗からは日本語がまだ下手だと言われ、逆に漣からは本当にフランス人とのハーフか疑われている。和食はフォークとナイフで食べる派。 華桜会では主に場を和ませることが多く、下級生への説明会等で漣が困った時に頼られることが多い。静電気体質であり、3学期になると静電気を帯びやすいため、漣からは近寄ることを拒まれる。鳳のことは華があると認めており、暁が彼の失脚に動き出した際には鳳への信頼と綾薙学園の伝統を守ることとの間で揺れながらも伝統を守るために暁の提案に乗っかっており、鳳を華桜会から失脚させることに同意する。綾薙祭では、せめてもの償いとして台風による野外ステージ倒壊で公演を見送ることとなったteam鳳の審査を真剣に行うことを鳳に約束するが、「演者は観客に観てもらうことを一番に望む」という鳳の意見に突き動かされ、ゲリラ公演を行おうとしていたteam鳳の公演を後押しした。OVAでは鳳の華桜会復帰に動くteam鳳を見守る中で彼らに心突き動かされ、鳳の華桜会復帰に尽力する。 team月皇時代は遥斗の指導の厳しさからよく泣いていた。 スター枠選出では揚羽と蜂矢をteam楪のメンバーに選び、彼らを指導者としてミュージカル学科入科へと導いた。チームをまとめるために教え子たちにはチームの中心となる人物を決めさせており、揚羽が遥斗に憧れ、育成枠を勝ち抜いて彼の演じたアレクシスの影を演じるという目標を立てていたため、ミュージカル学科の入科オーディション通過のためのレッスンと並行させて育成枠合格のための稽古をつけていた。が、揚羽が憧れの遥斗に否定され、部屋に閉じ篭ってしまったことで自身の指導が間違っていたのではないかと責任を感じるようになる。傷ついた揚羽を想い、心を痛めていたが、星谷の説得で稽古に再び姿を現した揚羽の姿に安堵の表情を見せた。教え子たちからは「楪先輩」または「メートル・リオ」と呼ばれており、よくレッスン後にはお茶を振舞っていた。一方で、教え子たちのことは「ディシプル(弟子)」と呼んで可愛がっており、彼らなら育成枠を獲得できると強い信頼を覗かせる。 『Shadow&Lights』ではアメリカ人のパトロンであるルーカス役を演じる。本番当日は柊の代わりにランバートを演じることになった星谷にリラックスして臨むよう声をかけた。星谷が奈落落ちで怪我を負った際には落ち込んだ表情を見せていたが、揚羽が星谷のために自ら代役を名乗り出たことを知り、暁の提案に乗り、アドリブで時間稼ぎを行った。14場「ランバートの夢」では教え子たちと共に代役として舞台に立つことになった揚羽を「心は一つ」と送り出す。 卒業記念公演後も教え子であるteam楪のメンバーたちのことは何かと気にかけており、自分たちの教え子と思いを託した四季世代とが揉めている現状には心を痛めていたが、鳳同様、暁や漣に釘を刺されたことで介入には至っていない。綾薙祭当日には暁や漣と共にオープニングセレモニーの舞台に立つ揚羽や蜂矢の姿を見届けた。 漣 朔也(さざなみ さくや) 声 - 羽多野渉 / 演 - TAKA 所属:綾薙学園高等部3年→卒業 身長:186cm、血液型:O型、誕生日:7月29日、イメージカラー: 露草 華桜会のメンバー。team漣の指導役で、元team月皇の一人。一人称は「私」。中学時代は生徒会副会長だった。太りにくい体質。ほとんどの生徒が寮暮らしの中で3年進級と同時に実家通いに切り替えている。 華桜会では説明会等で前に立つことが多く、事務仕事も取り仕切っており、柊のサポートを担っていた。柔軟であることを心がけ、常に中立の立場に立っているため、鳳に対しても共に華桜会を務める仲間として分け隔てなく接していたが、綾薙の伝統を脅かす存在として暁が彼の華桜会失脚を企てた際には綾薙学園の伝統を守るために賛同する。が、暁が日頃から鳳に反感を持っていたことには気付いており、伝統を守ることを口実に焚きつけたのではないかと疑っていた。綾薙祭では楪同様、台風で野外ステージに立てなくなったteam鳳の審査を真剣に行うことを鳳に約束するが、演者の立場でteam鳳の気持ちを察する鳳の意見に突き動かされ、ゲリラ公演を行おうとするteam鳳と妨害に走った暁との会話を校内放送で流し、彼らの後押しをした。OVAでは鳳の華桜会復帰に尽力する。 楪と行動を共にすることが多いが、幼少期から雷や静電気など電気系の衝撃を苦手としており、3学期になると静電気を帯びる楪にはその時期だけ極力近づかないようにしている。team月皇の頃に遥斗を寝ぼけて「お父さん」と呼んでしまったことがある。 スター枠選出で北原と南條をteam漣のメンバーとして選び、指導者として彼らを導いた。礼儀を重んじる性格故に教え子たちにも厳しく指導していたが、ミュージカルに対して思い入れの無い二人の態度を改めさせるといったことは特にしていない。が、「育成枠オーディションの中で気付いてほしいこともある」と二人の今後を懸念しており、彼らが成長することを願っている。 合気道道場の一人息子であり、武道系は一通り心得ている。北原からは手合わせを申し込まれることもあり、そのたびに彼を負かしているため、彼が勝てない人物の一人として名が挙げられている。また、南條からは卒業記念公演で共演したいと思われており、二人から慕われていたことが窺える。 『Shadow&Lights』ではルーカスが雇った探偵のクリフ役を演じる。本番では怪我をした星谷の応急処置を行い、ミュージカルに思い入れのなかった北原と南條が星谷や舞台を成功させるために協力的な行動を見せたことを喜んでいた。13場「ルーカスの破滅」では暁の提案に乗り、アドリブで時間稼ぎを行う。 卒業記念公演後も鳳らかつての華桜会メンバーとは交流があり、鳳を通じて2年生と四季世代とが揉めている現状を知るも、教え子を心配する鳳や楪とは異なり、指導者ではなくなった立場から教え子である北原や南條との関係にも一線引いており、あくまでも自分たちは部外者だとして首を突っ込みかねない鳳や楪に釘を刺した。一方で教え子に対して無関心というわけではなく、綾薙祭当日には彼らの晴れ舞台を観に学園を訪れる姿が描かれた。
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