2014 FIFAワールドカップ・予選とは? わかりやすく解説

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2014 FIFAワールドカップ・予選

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/03 15:35 UTC 版)

2014 FIFAワールドカップ・予選
大会概要
日程 2011年6月15日 - 2013年11月20日
チーム数 203 (6連盟)
大会統計
試合数 820試合
ゴール数 2303点
(1試合平均 2.81点)
得点王 デオン・マコーレー
ロビン・ファン・ペルシ
ルイス・スアレス
(11点)
2010
2018

本項では2014 FIFAワールドカップ予選について述べる。

FIFAに加盟している208の国・地域(2011年時点)のうち、参加辞退のブータングアムモーリタニア、国際サッカー連盟(FIFA)から資格停止処分を受けていたブルネイを除く204の国・地域(開催国ブラジルを含む)がエントリーし(前回大会と同数)、後に棄権したモーリシャスを除いた参加国数の203は過去最多で、初めて200を上回った。 なお、シリアアジア2次予選を勝ち抜いていたが、その後のアジア3次予選開始前に、出場資格のない選手を出場させていたとして失格になった。

本大会出場チームは32チーム。開催国のブラジルは予選を免除される。2006年大会および2010年大会と同様、前回優勝国の予選免除は行われない。よって31チームが予選により選出される。

予選形式

予選をよりよい時期に行えるようにするため、以前に比べ6ヶ月ほど早く抽選を行うものとされた。2011年7月30日ブラジルリオデジャネイロで抽選が行われた[1]

大陸連盟別の出場枠は以下の通り[2]前回(2010年)大会の予選との違いは、開催国枠がアフリカから南米に移ったのみである[3]。UEFA・CAFは連盟内で予選が完結する一方、他の4連盟から進出した各1チームは大陸間プレーオフにより出場枠を競う。大陸間プレーオフの組み合わせは抽選によって決められる[3]

大陸連盟 参加チーム 本大会出場枠 予選開始日 予選終了日
アジア
(AFC
43 4.5 2011年6月29日 2013年9月10日
アフリカ
(CAF
51 5 2011年11月11日 2013年11月19日
北中米カリブ海
(CONCACAF
35 3.5 2011年6月15日 2013年10月15日
南米
(CONMEBOL
9+1 4.5+1 2011年10月7日 2013年10月15日
オセアニア
(OFC
11 0.5 2011年11月22日 2013年3月26日
欧州
(UEFA
53 13 2012年9月7日 2013年11月19日
合計 202+1 31+1 2011年6月15日 2013年11月19日

※南米の「+1」は開催国枠(ブラジル

アジア予選

AFC出場枠 : 4.5

当初アジアサッカー連盟(AFC)は「予選は前大会と同じ方式を採用する」と表明していたものの、その後「2010年大会が終了するまで方式は正式決定できない」こと、および「2011年半ば以降に予選を実施する」ことを告知した[4]

最終的に1次予選と2次予選は前回と少し方法を変え、1次予選にはランキング下位16チームが、2次予選には1次予選を勝ち抜いたチームと3次予選にシードされた5チーム以外が参加する形となった。1次予選、2次予選の組み合わせ抽選は2011年3月30日マレーシアクアラルンプールで行われた[5]。3次予選以降は前回と同様で、3次予選はシード5チームと2次予選勝者15チームの計20チームを5組に分け、各組上位2チームが4次予選(最終予選)に進出。4次予選は3次予選通過10チームを2組に分け、各組上位2チームが本大会出場権を獲得。各組3位チーム同士で5次予選(プレーオフ)を行い、勝者が大陸間プレーオフに進出する。

本大会出場決定チーム
大陸間プレーオフ進出チーム
  • ヨルダン(B組3位)
    • 大陸間プレーオフで敗退(詳細は後述)。

アフリカ予選

CAF出場枠 : 5

予選形式は2010年大会予選のものから大幅に変更された。まずFIFAランキング下位チームによる1次予選を行い、2次予選は1次予選勝者12チームとシードの28チームが4チームずつ10組に分かれてグループリーグを行う。2次予選1位の10チームが3次予選(最終予選)に進出し、10チームを5組に分けホーム・アンド・アウェーの一発勝負の方式で行い、その勝者が本大会出場権を獲得する。

本大会出場決定チーム

北中米カリブ海予選

CONCACAF出場枠 : 3.5

まず、FIFAランキング下位の10チームで予備予選を行い、その勝者5チームとランキング7位から25位までの19チームを4チームずつ6組に分け1次予選を行う。1次予選各組1位の6チームとランキング上位6チームの12チームを3組に分けて2次予選を行い、上位2チームが3次予選(最終予選)に進出。3次予選は6チーム総当たりで行い、上位3チームが本大会出場権を獲得。4位のチームは大陸間プレーオフに進出する。 なお、2010年5月北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)は予選方式の変更案として、「予備予選+3回のグループリーグ」の方式で行う方法を示した[6]。この場合最終予選は2組に分け、各組1位が本大会出場権獲得、2位同士でプレーオフを行い勝者が本大会出場権獲得、敗者が大陸間プレーオフ進出とされたが、この方法は用いられないこととなった。

本大会出場決定チーム
大陸間プレーオフ進出チーム
  • メキシコ(4位)
    • 大陸間プレーオフで勝利し本大会出場決定(詳細は後述)。

南米予選

CONMEBOL出場枠 : 4.5 + ブラジル(開催国)

ブラジル以外の9チームによる総当たり戦を実施し、上位4チームが本大会出場権を獲得。5位のチームは大陸間プレーオフに出場する。

本大会出場決定チーム
大陸間プレーオフ進出チーム
  • ウルグアイ(5位)
    • 大陸間プレーオフで勝利し本大会出場決定(詳細は後述)。

オセアニア予選

OFC出場枠 : 0.5

当初、1次予選はニューカレドニアヌメアで行われる、2011 パシフィックゲームズが兼ねる[7][8] ものとされていたが、2011年6月に方式が変更され、別途試合を実施することとした[8]。 1次予選・2次予選はOFCネイションズカップ2012を兼ねる形となり、1次予選はその予選大会、2次予選は本大会との兼用となった。1次予選はランキング下位の4チームによる1回戦総当たりのリーグ戦で1位のチームが2次予選に進出。2次予選はシード7チームに1次予選1位のチームの8チームを2組に分け、上位2チームが3次予選に進出。3次予選は4チームがホーム・アンド・アウェーの総当たり戦を行い、1位のチームが大陸間プレーオフに進出する。

大陸間プレーオフ進出チーム

ヨーロッパ予選

UEFA出場枠 : 13

予選形式は2010年大会予選と同じで、9グループに分けての総当たり戦を行い、各グループ1位チームが本大会出場権を獲得、各グループ2位チーム(成績最下位の1チームを除いた8チーム)でプレーオフが行われる[9]。なお、2位チームの成績を比較する際、5チームの組と6チームの組があるため、6チームの組の場合は最下位の成績を除外した上でプレーオフ進出チームを決める。

本大会出場決定チーム

大陸間プレーオフ

アジア地区第5代表、北中米カリブ海地区第4代表、南米地区第5代表、オセアニア地区代表の4チームにより競われる。これら4チームの組み合わせの抽選も、上述の2011年7月30日の予選組み合わせ抽選会にて行われた[10]

本大会出場決定チーム

出典


2014 FIFAワールドカップ予選

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 09:51 UTC 版)

ハメス・ロドリゲス」の記事における「2014 FIFAワールドカップ予選」の解説

2011年9月29日初めA代表招集され10月11日行われたワールドカップ予選ボリビア代表戦ではマン・オブ・ザ・マッチに選出される活躍披露しチームラダメル・ファルカオ試合時間残り数分決めたゴールにより、2-1勝利を挙げた。新監督ホセ・ペケルマン指揮を執ったメキシコ代表戦では2ゴールアシストし2012年6月3日行われたペルー代表戦で代表初ゴール記録し試合勝利したコロンビア代表順位を6位から5位に上げたワールドカップ予選ウルグアイ代表戦では1ゴール目と3ゴール目をアシストしチーム4-0勝利を挙げチリ代表戦では30ヤードの距離からのフリーキックボレー合わせるゴール決め3-1勝利したコロンビア代表順位2位まで上げた2-0勝利したパラグアイ代表戦では2ゴールともにアシストし2014 FIFAワールドカップ開催国ブラジル代表との年内最後親善試合ではコロンビア代表唯一のゴールアシストし試合1-1引き分けた2013年初戦ボリビア代表戦では2ゴール目をアシストし5-0勝利貢献したハメスはマン・オブ・ザ・マッチに選出された。 首位走っていたアルゼンチン代表戦では負傷により前半30分での交代余儀なくされたが、深刻な怪我ではなくペルー代表戦を回避した後のエクアドル代表戦で復帰したハメスはゴール決めチーム1-0勝利を挙げたチリ代表戦では1-33-3となる2本のペナルティキック決め3-3引き分けたコロンビア代表16年振りとなるFIFAワールドカップ出場獲得した数日後行われたパラグアイ代表戦では2ゴールアシストしチーム2-1勝利したベルギー代表戦では2ゴールアシストし投票によりマン・オブ・ザ・マッチに選出され数日後行われ0-0引き分けたオランダ代表との親善試合においてもマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

※この「2014 FIFAワールドカップ予選」の解説は、「ハメス・ロドリゲス」の解説の一部です。
「2014 FIFAワールドカップ予選」を含む「ハメス・ロドリゲス」の記事については、「ハメス・ロドリゲス」の概要を参照ください。

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