福岡県立東筑高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/02 10:14 UTC 版)
進学
九州大学を始め、難関国立大学への現役合格志向が強い。九州地区関係高等学校連絡協議会(東筑、熊本、鶴丸、宮崎西、佐賀西)を開き、情報交換を行っている[2]。
2007年(平成19年)は、主要国立7大学(北大・東北大・名大・阪大・九大・一橋大・東工大)への現役合格率が26.6%で全国1位[3]。
2008年(平成20年)は、旧帝大+国公立大学医学部への現役合格率が26.9%、全国公立高校8位(西日本公立高校1位)[4]。
2011年は、難関国立10大学(旧帝大・東工大・一橋大・神戸大)への現役進学者数が全国8位[5]。
2013年は、難関9国立大(旧帝大・東工大・一橋大)への現役進学率が西日本17位(公立7位)[6]。
2014年は、難関9国立大(旧帝大・東工大・一橋大)への現役進学率が西日本20位(公立9位)[7]。
2016年は、国公立大学歯学部への合格者数が全国2位(公立1位)[8]。
部活動
約8割の生徒が部活動に参加しており、2010年度(平成22年度)福岡県高等学校体育連盟「高校総体学校表彰」は、学校対抗の部で優勝。
運動部
- 野球部
- 全国高等学校野球選手権大会(夏)6回、選抜高等学校野球大会(春)3回の甲子園出場[9]。特に夏の大会においては、過去6回出場のうち4回、エースピッチャーの名字が「石田」であることから「石田伝説」とも呼ばれている[10]。
- 1953年(昭和28年)8月 - 第35回全国高等学校野球選手権大会(夏)に出場。夏の甲子園初出場。初戦で浪華商に0-3で敗退。
- 1972年(昭和47年)8月 - 第54回全国高等学校野球選手権大会(夏)に出場。再び初戦敗退。
- 1978年(昭和53年)8月 - 第60回全国高等学校野球選手権大会(夏)に出場。金沢高校(石川)を破り、夏の甲子園3度目の出場にして甲子園初勝利を挙げる。2回戦で日大二高を破り3回戦に進出したが(ベスト16)、豊見城(沖縄)に敗れる。
- 1985年(昭和60年)3月 - 第57回選抜高等学校野球大会(春)に出場。センバツ初出場。初戦で天理に0-2で敗れる。
- 1987年(昭和62年)8月 - 第69回全国高等学校野球選手権大会(夏)に出場。夏の甲子園4度目の出場。延長戦にもつれ込む接戦も習志野(千葉)に敗れ、初戦敗退。
- 1991年(平成3年)6月 - 東筑・小倉高等学校定期野球大会開始。
- 1996年(平成8年)8月 - 第78回全国高等学校野球選手権大会(夏)[11]に出場。夏の甲子園5回目の出場。初戦で盛岡大附属高校を破り、甲子園18年ぶりの勝利を挙げた。2回戦で倉敷工業に敗退。同年から記録員として女子部員の参加が認められたが、同校の女子マネージャーが甲子園史上ベンチ入り第1号となり話題となった[12]。
- 1998年(平成10年)3月 - 第70回選抜高等学校野球大会(春)に出場。センバツ2回目の出場も初戦で今治西(愛媛)に敗れる。
- 2017年(平成29年)8月 - 第99回全国高等学校野球選手権大会(夏)[11]に出場。21年ぶり6回目の出場も初戦で済美(愛媛)に敗れる。
- 2018年(平成30年)3月 - 第90回選抜高等学校野球大会(春)に出場。20年ぶり3回目のセンバツ出場。福岡県の公立高校としては、1956年夏・1957年春に連続出場した小倉以来61年ぶりの夏春連続出場だったが[13]、開幕戦で 聖光学院(福島)に敗れる。
- 全国高等学校野球選手権大会(夏)6回、選抜高等学校野球大会(春)3回の甲子園出場[9]。特に夏の大会においては、過去6回出場のうち4回、エースピッチャーの名字が「石田」であることから「石田伝説」とも呼ばれている[10]。
- ラグビー部
- 全国高等学校ラグビーフットボール大会(花園)に3回出場。
- 1988年(昭和63年)12月 - 第68回全国高等学校ラグビーフットボール大会(花園)に出場。花園初出場。初戦を突破するが2回戦敗退。
- 1998年(平成10年)12月 - 第78回全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場。花園2度目の出場。2回戦から登場し、前回同様初戦を突破するが2戦目(3回戦)敗退。
- 1999年(平成11年)12月 - 第79回全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場。花園2年連続3度目の出場。前回同様、2回戦から登場し初戦を突破するが2戦目(3回戦)敗退。
- 2015年(平成27年)3月 - 第16回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会(熊谷)に出場。初出場。深谷(埼玉)戦は14-14の引き分け、石巻工(宮城)戦は57-0で勝利するも、東海大仰星(大阪)戦は0-61で敗北。
- 全国高等学校ラグビーフットボール大会(花園)に3回出場。
- サッカー部
- バレーボール部
- バスケットボール部
- 卓球部
- テニス部
- ソフトテニス部
- バドミントン部
- 剣道部 - 1965年(昭和40年)に玉竜旗高校剣道大会で優勝。
- 柔道部 - 旧制中学時代の1931年(昭和6年)に中等学校武道大会で優勝。
- 弓道部
- 相撲部
- 陸上部
- 水泳部
- ボート部 - 全国高等学校選抜ボート大会では2位、インターハイでは5位が最高成績。
- 山岳部 - 2012年、2013年に全国大会出場。
- 総合部
- 応援部
文化部
- 囲碁部 - 2012年、2013年に高文連全国総合文化祭に出場。
- 将棋部
- 音楽部
- 吹奏楽部
- 写真部
- 食物部
- 書道部
- 美術部
- 茶道部
- 物理部
- 化学部
- 生物部 - 2013年度に「コオロギの鳴き声の研究」で全国大会出場。
- 新聞部
- 文芸部
- ESS部 (English Speaking Society)
- 演劇部 - 1度は廃部になったものの、2010年に復活。
- クイズ研究会 - 2018年発足。その後、2020年「ライオンスペシャル第40回全国高等学校クイズ選手権」に福岡県代表として出場。その際県予選では、同校2チームが県内1位、2位で通過し、代表決定戦で争った。
校歌・応援歌
東筑高等学校校歌
- 3番まであり、最後の方に校名の「東筑」が登場する。
一、筑紫の國の 國の崎 とほく霞みて、海に入る 遠賀の水門も、望むべし。 目翳をかざせ。 汐境 響灘 玄界の波 澄みわたる朝の幻-。 馴れ馴れて 海の若人- 吾こそは洋の獨り子 吾らかく 若々し。 身は健かに、氣宇ひろく、 筑紫の海の如 あらむ 二、大獅子吼して 汽車来たる。 遠賀川橋 驀地に、 汽罐は 晝を鳴りわたる。 折尾の空に 聳るもの- 青嵐 丘をめぐりて、 すがすがし わが學校。 若き日の 代々の先輩。 年を經し わが傳統。 吾らかく 勤しめり。 心たゞしく 才高く、 筑紫の山の如 あらむ 三、こゝに日本 はじまれる 筑紫に、吾等生れあひ、 あゝ言ひ知らぬ 誇らしさ。 鑛坑にとゞろくもの聲は、 甦り 来る 國の音。 さ夜 深き皿倉おろし ともし火を 高くかゝげよ。 あきらかに わが道を見む。 われらかく さやかなり。 智慧明らかに 認識よく、 筑紫の空の如 あらむ よきかな東筑 うるはしく。 東筑々々 寛かなれ。 あゝ 東筑-。
東筑中学校校歌(初代)
- 作詞・岡野代忠
- 作曲・高浜孝一
一、筑紫の東 折尾の丘に 巍然と立てる 我等の母校 天の啓示せる 誠の道は 我等が進まん 理想の標 二、我等の心は 正義を照す 邪念の払ひ 邪欲を除けて 我等の血潮は 同情に満つ 溢れて注がん 総ての者に 三、天は自助ある 勇者を助く 我等は励まん 学の業を いざや東筑 九百の健児 振ひ興せよ 誠の道を
東筑中学校校歌(二代)
- 作詞・久保勘三郎
- 作曲・陸軍戸山軍楽隊
一、天に二日の渡るなく 地に一君の定めあり 世紀の波を乗り越えて 無窮に続く皇統に 生けるしるしぞ防人の 意気は東亜の天を衝く 我れは九州男児なり 二、日方吹らし水茎の 岡の水門の潮騒に 船を留めて仰ぎ見る 空は大和か三韓か 行く雲遠く風寒し 撃ちてし止まん我もまた 君の御循とならむ身は 三、心筑紫の益荒男が 幾春秋を送りたる 母校の庭に咲く花の 色香もしるき若桜 散りて甲斐ある勲しに 命を捨てて名を惜しむ 我等が意気を偲ばずや 四、日は皿倉に輝けど 煙は暗し洞の海 大地にいどむ人力の 果敢なき技を問ふ勿れ 鉄火と燃ゆる報国の 心は同じ戦場ぞ 倒れて後に止まむのみ 五、鳴呼西陣の空晴れて 御校威輝く大東亜 図南の望み今成りて 翼をのばす三千里 いざ南海へ大陸へ 友に続いて雄飛せん 我れは東筑健児なり
応援歌(凱歌)
- 3番まであり。小倉高校との定期戦において歌われる。
第二応援歌『轟け凱歌』
逍遙歌『黎明告ぐる皿倉に』
- 作詞・白石純一郎
- 作曲・原田テルミ
- ^ 「決戦教育措置要綱」に基づき、1945年(昭和20年)4月1日から1年間、国民学校初等科を除き、学校における授業が原則として停止することとされたため。第二編 戦後の教育改革と新教育制度の発展 - 文部科学省ウェブサイト
- ^ 『東筑百年史』
- ^ 週刊朝日2007年6月29日号「全国トップ649高校“真の実力”現役大学進学率ランキング」
- ^ 週刊朝日2008年5月23日号「本当の教育力のある高校」
- ^ サンデー毎日2011年7月17日号「難関大『現役進学者数』全国トップ500高校ランキング」
- ^ サンデー毎日2013年6月30日号「全国1800高校 難関大『現役』進学者数 西日本編」
- ^ サンデー毎日2014年7月6日号「全国1900高校 難関大『現役』進学実績 西日本編」
- ^ サンデー毎日2016年5月8・15日合併号「国公立大・私立大歯・薬・看護学部合格者 高校別ランキング」
- ^ 2011年(平成23年)の第93回全国高等学校野球選手権大会福岡大会では13年ぶりに決勝戦に進出したが、九州国際大学付属高等学校に敗れ準優勝となった。
- ^ 菊川光一 (2017年10月26日). “東筑「石田伝説」続きはセンバツで…4強大きく前進”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. 2023年8月12日閲覧。
- ^ a b 平成になってから夏の甲子園に福岡県代表として出場した学校の中で、東筑高校は唯一の公立高等学校である。
- ^ “審判員困惑よそに珍事、革靴スカート女子部員が伝令”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社 (2018年7月12日). 2023年8月12日閲覧。
- ^ 楊順行 (2018年3月22日). “さあ、開幕。センバツ第1日の注目は……石田旭昇(東筑)”. 個人 - Yahoo!ニュース. Yahoo Japan. 2018年3月22日閲覧。
固有名詞の分類
- 福岡県立東筑高等学校のページへのリンク