第54回全国高等学校野球選手権大会
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| 第54回全国高等学校野球選手権大会 | |
|---|---|
| 試合日程 | 1972年8月11日 - 8月23日(11日間) | 
| 出場校 | 30校 | 
| 参加校数 | 2,614校 | 
| 優勝校 | 津久見(中九州・大分、初優勝) | 
| 試合数 | 29試合 | 
| 選手宣誓 | 平安山良克(名護) | 
| 始球式 | 広岡知男(大会会長、朝日新聞社社長) | 
| 大会本塁打 | 7本 | 
|  < 19711973 >  全国高等学校野球選手権大会  | 
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第54回全国高等学校野球選手権大会(だい54かいぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい)は、1972年8月11日から8月23日までの11日間(休養日を除く)にわたり阪神甲子園球場で行われた全国高等学校野球選手権大会である。
沖縄返還後最初の大会であることを記念し、南九州代表の名護高校主将が選手宣誓を行った。
概要
この大会より片耳の打者ヘルメットの着用が義務化される。公式には雨天のため開会式しか実施されなかった8月11日が大会第0日目、翌日の8月12日が大会第1日目という扱いになっている。なお、開幕戦自体の延期は1960年(第42回)[1]以来12年ぶりとなる(この時は開幕戦だけでなく、開会式も延期となった)。
大会後に韓国に初の選抜チームが派遣された。甲子園球場で開催の全国大会では選抜大会を含めても初となる同名校の対決が実現した(三重・海星と長崎・海星)。
代表校
 
       
 
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試合結果
1回戦
8月12日(第1日)
- 東海大工 3 - 0 糸魚川商工
 - 広陵 9 - 0 膳所
 - 苫小牧工 5 - 0 宮古水産
 
8月13日(第2日)
- 東洋大姫路 5 - 3 習志野
 - 高松一 7x - 6 丸子実
 - 柳井 3 - 0 峡南
 - 秋田市立 3 - 0 米子工
 
8月14日(第3日)
- 中京 3 - 0 東海大相模
 - 津久見 3x - 2 鹿児島商
 - 明星 5 - 0 東筑
 
8月15日(第4日)
- 足利工 5 - 4 名護
 - 海星(長崎)2 - 0 海星(三重)
 - 星稜 8 - 3 北見工
 
8月16日(第5日)
- 高知商 4 - 2 日大桜丘(延長11回)
 
2回戦
- 天理 6 - 4 東北
 - 中京 4 - 0 足利工
 
8月17日(第6日)
- 高松一 2 - 0 広陵
 - 津久見 13 - 1 苫小牧工
 - 高知商 3 - 1 東洋大姫路
 
8月18日(第7日)
- 柳井 5 - 1 星稜
 - 明星 6 - 1 海星(長崎)
 - 東海大工 5 - 3 秋田市立
 
準々決勝
8月19日(第8日)
- 津久見 1x - 0 明星
 - 高知商 4 - 2 中京
 - 天理 4 - 1 東海大工
 - 柳井 4 - 3 高松一
 
準決勝
8月20日(第9日)
- 津久見 5 - 3 天理
 
8月22日(第10日)
- 柳井 7 - 2 高知商
 
決勝
8月23日(第11日)
 
      
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大会本塁打
- 第1号:山川猛(東洋大姫路)
 - 第2号:大城章幹(名護)
 - 第3号:常田昭夫(日大桜丘)
 - 第4号:中川信秀(津久見)
 - 第5号:吉近寿一(津久見)
 - 第6号:寺畑公男(東海大工)
 - 第7号:岡村和彦(高知商)
 
その他の主な出場選手
脚注
- ^ 高校野球の開催可否、9日午前6時めど判断 台風接近で(朝日新聞2014年8月8日)
 
関連項目
外部リンク
固有名詞の分類
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