第107回全国高等学校野球選手権大会 (だい107かいぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい)は、2025年 8月5日 から8月23日 まで阪神甲子園球場 で開催された全国高等学校野球選手権大会 である。
概要
今大会では暑熱対策として第1日目は開会式を16時から行い、17時30分開始の開幕試合のみ行う。前年に試験的に導入された2部制は今大会より正式に導入され、第2日目から第6日目までの1回戦16試合と2回戦2試合の計18試合で実施される[ 注釈 3] 。また午前の部の第2試合が13時45分までに、終わらない場合は継続試合となる[ 5] [ 6] 。また、夕方の部においては原則22時を超えて新しいイニングには入らず継続試合となる[ 注釈 4] 。
初戦の抽選会は8月3日にフェスティバルホール で行われるが、開幕試合については抽選会から2日と間隔が短いため応援団の移動に配慮して8月1日にオンライン形式で抽選を行う[ 4] 。
2025年
2月7日 - 主催者の朝日新聞社 と日本高等学校野球連盟 が運営委員会を開き、開催期間を8月5日から15日間[ 注釈 5] とし、本大会の入場料金を改定したことを発表した[ 8] 。
6月14日 - 沖縄で地方大会 が開幕[ 9] 。
7月29日 - 西東京、愛媛、徳島で決勝戦が行われ地方大会の全日程が終了し49代表校が決定[ 10] 。
8月1日 - 第1回組み合わせ抽選(開幕試合)[ 11] 。
8月3日 - 第2回組み合わせ抽選[ 12] 。
8月5日 - 開幕[ 13] 。
8月7日 - 午前の部2試合が天候不良と予想されたため順延[ 14] 。
8月8日 - 7日に延期となった2試合について、この日当初の予定になかった「夕方の部」を設けて実施。第4試合の試合開始時刻が19時49分となり、同試合の試合終了時刻も22時46分とそれぞれの最遅記録を更新[ 15] 。
8月10日 - 天候不良が予想されるため中止(休養日を含めて全日程1日ずつ順延、2部制については前日9日をもって終了)[ 16] 。同日に広島代表の広陵 が不祥事を理由として途中棄権。既に組み合わせが決まっていた2回戦は三重代表・津田学園 が不戦勝で3回戦進出[ 17] (広陵高校硬式野球部部員内暴力騒動 参照)。
8月15日 - 降雨によりグラウンド整備が必要になったため、第1試合の開始時刻を午前8時から同9時に変更[ 18] 。
8月18日 - 休養日[ 19] 。
8月20日 - 休養日[ 20] 。
8月22日 - 休養日。
8月23日 - 決勝戦。沖縄代表の沖縄尚学 が西東京代表の日大三 を3-1で下し初優勝[ 21] 。閉会式。
代表校
組み合わせ・試合結果
1回戦 - 3回戦
-
2回戦
3回戦
8月11日(3)
高川学園
8
未来富山
5
8月16日(1)
高川学園
4
日大三
9
8月11日(4)
豊橋中央
2
日大三
3
-
2回戦
3回戦
8月12日(1)
聖光学院
2
山梨学院
6
8月16日(2)
山梨学院
14
岡山学芸館
0
8月12日(2)
岡山学芸館
3
松商学園
0
-
2回戦
3回戦
8月12日(3)
尽誠学園
3
東大阪大柏原
0
8月16日(3)
尽誠学園
2
京都国際
3
8月13日(1)
健大高崎
3
京都国際
6
1回戦
2回戦
3回戦
8月13日(2)
中越
1
関東第一
6
8月16日(4)
関東第一
4
創成館
1
8月13日(3)
神村学園
0
8月5日
創成館
1
創成館
3
小松大谷
1
1回戦
2回戦
3回戦
8月6日(1)
鳥取城北
0
8月14日(1)
仙台育英
5
仙台育英
6
8月6日(2):延長10回 TB
開星
2
開星
6x
8月17日(1):延長11回 TB
宮崎商
5
仙台育英
3
8月6日(3)
沖縄尚学
5
金足農
0
8月14日(2)
沖縄尚学
1
沖縄尚学
3
8月6日(4)
鳴門
0
鳴門
5
天理
4
1回戦
2回戦
3回戦
8月8日(3)
横浜
5
8月14日(3)
敦賀気比
0
横浜
5
8月8日(4):延長10回 TB
綾羽
1
高知中央
4
8月17日(2)
綾羽
6
横浜
5
8月7日(1):延長12回 TB
津田学園
0
津田学園
5x
[ 注釈 6]
叡明
4
津田学園 (不戦勝)
8月7日(2)
広陵
旭川志峯
1
広陵
3
1回戦
2回戦
3回戦
8月8日(1)
智弁和歌山
1
8月15日(1)
花巻東
4
花巻東
4
8月8日(2)
東洋大姫路
8
東洋大姫路
5
8月17日(3)
済美
3
東洋大姫路
3
8月9日(1):延長10回 TB
西日本短大付
2
弘前学院聖愛
3
8月15日(2)
西日本短大付
4
西日本短大付
2
8月9日(2)
聖隷クリストファー
1
明秀日立
1
聖隷クリストファー
5
1回戦
2回戦
3回戦
8月9日(3):延長10回 TB
青藍泰斗
4
8月15日(3)
佐賀北
5x
佐賀北
1
8月9日(4)
明豊
6
市船橋
2
8月17日(4)
明豊
6
明豊
1
8月11日(1)
県岐阜商
3
県岐阜商
6
8月15日(4)
日大山形
3
県岐阜商
4
8月11日(2)
東海大熊本星翔
3
北海
7
東海大熊本星翔
10
準々決勝
試合日
試合順
勝利
スコア
敗戦
備考
試合時間
勝利校の次戦
8月19日
第1試合
山梨学院
11 - 4
京都国際
2時間22分
山梨学院は準決勝・第2試合へ
第2試合
日大三
5 - 3
関東第一
2時間6分
日大三は準決勝・第1試合へ
第3試合
県岐阜商
8x - 7
横浜
延長11回TB
2時間42分
県岐阜商は準決勝・第1試合へ
第4試合
沖縄尚学
2 - 1
東洋大姫路
2時間10分
沖縄尚学は準決勝・第2試合へ
準決勝
試合日
試合順
勝利
スコア
敗戦
備考
試合時間
8月21日
第1試合
日大三
4 - 2
県岐阜商
延長10回TB
2時間31分
第2試合
沖縄尚学
5 - 4
山梨学院
2時間7分
決勝
8月23日(開始:10時、終了:12時2分)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
H
E
沖縄尚学
0
1
0
0
0
1
0
1
0
3
9
2
日大三
1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
6
0
[沖]:新垣有(7回2/3)、末吉(1回1/3)
[日]:谷津(3回)、山口(2回)、近藤(4回)
審判 [球審]前坂金哉 [塁審]永井秀亮・髙田正和・大屋公人
試合時間:2時間2分
沖縄尚学
打順
守備
選手
1
[中]
宮城泰成
2
[遊]
眞喜志拓斗
3
[二]
比嘉大登
4
[捕]
宜野座恵夢
5
[一]
新垣瑞稀
6
[三]
安谷屋春空
7
[左]
阿波根裕
8
[右]
伊波槙人
9
[投]
新垣有絃
投
末吉良丞
日大三
打順
守備
選手
1
[右]
松永海斗
2
[遊]
松岡翼
3
[中]
本間律輝
4
[一]
田中諒
5
[左]
嶌田大翔
打
豊泉悠斗
左
前川凌太
6
[捕]
竹中秀明
7
[三]
安部翔夢
8
[二]
櫻井春輝
9
[投]
谷津輝
投
山口凌我
投
近藤優樹
打
永野翔成
大会本塁打
1回戦
第1号:原亜佑久(仙台育英)
第2号:橋本朋來(鳴門)
第3号:山下航輝(西日本短大付)
2回戦
第4号:中込大(未来富山)
第5号:遠矢文太(高川学園)
第6号:田中諒(日大三)
第7号:高田庵冬(仙台育英)
準々決勝
第8号:横山悠(山梨学院)
第9号:田中諒(日大三)
第10号:桑原大礼(東洋大姫路)[ 注釈 7]
各地方大会の日程
脚注
注釈
^ 内1試合は広陵 が試合参加を辞退したことにより、不戦勝・不戦敗となった。
^ a b ベースボール5 日本代表[ 1] 。
^ このうち、第4日目は午前の部の2試合のみ実施[ 4] 。
^ 高知中央対綾羽の試合は、9回終了時点で22時を超えていたが、両校の同意を得た上で延長10回に限り続行することとなった。結果として試合終了時間が22時46分となり最遅記録を更新した
^ 前年より1日増[ 7] 。休養日は除く。
^ 広陵高校が不祥事のため棄権。津田学園は不戦勝で3回戦へ。
^ 選手権大会通算1800号[ 22]
出典
関連項目
外部リンク
1910年代
1920年代
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
地方大会
地方別成績
楽曲
関連項目
1942年から1945年は中断。取り消し線は開催中止。