第29回全国中等学校優勝野球大会
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| 第29回全国中等学校優勝野球大会 | |
|---|---|
| 試合日程 | 1947年8月13日 - 8月19日(7日間) | 
| 出場校 | 19校 | 
| 参加校数 | 1,125校 | 
| 優勝校 | 小倉中(北九州・福岡、初優勝) | 
| 試合数 | 18試合 | 
| 選手宣誓 | 伊藤誠一(浪華商) | 
| 大会本塁打 | 8本 | 
|  < 19461948 >  全国高等学校野球選手権大会  | 
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第29回全国中等学校優勝野球大会(だい29かいぜんこくちゅうとうがっこうゆうしょうやきゅうたいかい)は、1947年8月13日から8月19日までの7日間にわたり甲子園球場で実施された全国中等学校優勝野球大会である。中等学校大会としては最後の大会となる。
概要
1940年の第26回大会以来7年ぶりに甲子園球場で開催された。名物の大きな鉄屋根は戦時中に金属供出されたままで復元していなかった。また、球場の外野にはラッキーゾーンが設置されていたが大会期間中は撤去されている。地方大会には前年から380校増えて1125校が参加し、初めて1000校を超えた。
決勝戦では小倉中が6 - 3で岐阜商を下し、九州勢として初の優勝校となった。なお、この試合の試合時間は1時間12分で大会最短記録となっている[1]。
代表校
 
       
 
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試合結果
1回戦
- 小倉中 9 - 3 神戸一中
 - 福岡中 8 - 7 谷村工商(延長11回)
 - 函館工 5 - 3 臼杵中
 
2回戦
- 志度商 10 - 4 鳥取一中
 - 成田中 10 - 0 県松本中
 - 仙台二中 4 - 2 浪華商
 - 小倉中 3 - 0 桐生中
 - 下関商 14 - 8 慶応商工
 - 岐阜商 3 - 0 海草中
 - 高岡商 9 - 8 福岡中
 - 京都二商 1 - 0 函館工(延長10回)
 
準々決勝
- 小倉中 6 - 1 志度商
 - 仙台二中 1 - 0 下関商(延長10回)
 - 成田中 6 - 3 高岡商
 - 岐阜商 7 - 6 京都二商
 
準決勝
- 小倉中 5 - 1 成田中(延長10回)
 - 岐阜商 6 - 2 仙台二中
 
決勝
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 小倉中 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 1 | 0 | 0 | 6 | 9 | 0 | 
| 岐阜商 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 1 | 
- (小):福嶋 - 原
 - (岐):樽井 - 木下
 - 審判
[球審]天知
[塁審]森田勇・伊達・高瀬 - 試合時間:1時間12分
 
 
      
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大会本塁打
- 1回戦
 
- 第1号:小俣唯一(谷村工商)
 
- 2回戦
 
- 第2号:高木茂(福岡中)
 
- 準々決勝
 
- 第3号:井生元固(小倉中)
 - 第4号:鎌田誠二(京都二商)
 - 第5号:足立礼四郎(京都二商)
 - 第6号:岩木益三(京都二商)
 
- 準決勝
 
- 第7号:松尾研(小倉中)
 - 第8号:西上岩蔵(小倉中)
 
その他の主な出場選手
脚注
- ^ はやっ!1時間16分で試合終了/甲子園 日刊スポーツ 2012年8月12日
 
関連項目
外部リンク
固有名詞の分類
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