法会とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 宗教 > 仏教 > 教義(法) > 法会の意味・解説 

ほう‐え〔ホフヱ〕【法会】

読み方:ほうえ

経典読誦(どくじゅ)し、講説する催しまた、死者追善供養を営む行事


法会

読み方:ホウエ(houe)

仏法説く会合


法会 【ほうえ】

仏を讃歎さんたん)し、仏教教え(法)を説き施物供養すること。同「法要」。

法会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/08 02:50 UTC 版)

法会(ほうえ)とは、仏教において仏法を説くためや供養を行うための僧侶檀信徒の集まりである。特に大きな法会は大会(たいえ・だいえ)と称されることがある。

概要

法会は、古くからインド中国でも降誕会成道会は行われており、日本では、蘇我馬子がすでに法会を行っていた。奈良時代には宮中の御斎会・興福寺の維摩会・薬師寺の最勝会の3つの法会が重要視され(これらを「南京三会」:なんきょうさんえ と言う)、この3つの法会の講師を務めた僧は三会已講師(さんえいこうじ、略して三会已講、已講ともいう)と称された。この講師を務めることが僧綱律師僧都僧正)に昇進するルートであった[1]

後三条天皇延久4年(1072年)に、仁和寺内に建立した円宗寺で法華会を修させ、最初の年には園城寺から、その後は延暦寺(山門)と園城寺(寺門)から隔年で交互に講師を出させた。これは寺門側からの独自の僧綱ルートとなる法会創設の願いに応えたものである。こののち承暦2年(1078年)には、白河天皇主導で法勝寺で大乗会が行われ、先の円宗寺法華会と最勝会とを合わせ「北京三会」(ほっきょうさんえ)とし、寺社勢力を配下に置こうとした[2]。なお円宗寺は鎌倉時代に廃寺となっている。

その後、法会は追善供養などで行われる法要(法事)などと同じ意味で使われるようになった。なお、宗祖や高僧の忌日にその画像(御影)を掲げて供養する法会のことを御影供(みえいく、みえく)と称するが、特に真言宗において日本真言宗の祖である空海の月命日である21日に行われる御影供(3月21日に行われる御影供は正御影供という)は有名である。

源氏物語が流行した平安時代には、読者が紫式部の霊を慰め、自らの罪障を消すためとして『源氏供養』と称した法会を開いていた。

主な法会

脚注

  1. ^ 下向井龍彦 『日本の歴史07 武士の成長と院政』 講談社学術文庫 ISBN 978-4062919074、219p
  2. ^ 下向井龍彦、241-242p

関連項目


法会

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 12:03 UTC 版)

名詞

ほうえ

  1. 仏教説法供養のために開かれる集会

発音(?)

ほ↗ーえほ↘ーえ

類義語


「法会」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



法会と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「法会」の関連用語

法会のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



法会のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
葬儀の相談センター葬儀の相談センター
Copyright(c)2025 葬儀の相談センター All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの法会 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの法会 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS