しょき‐か〔‐クワ〕【初期化】
読み方:しょきか
[名](スル)
1 コンピューターで、ディスクやメモリーの記録内容を消去し、使い始めの状態にすること。イニシャライズ。
2 ハードディスクやCD-ROM、メモリーカードなどの記憶媒体を、オペレーティングシステムや情報機器などによる利用が可能な状態にすること。→フォーマット2
3 皮膚などの採取しやすい体細胞を、幹細胞と同じくさまざまな細胞に分化・増殖する能力をもつ状態にすること。iPS細胞の場合、初期化因子とよばれる数種類の遺伝子を導入することで初期化する。またiPS細胞を介さずに特殊な培養条件の下で幹細胞を作成する技術はダイレクトリプログラミングとよばれ、研究が進められている。リプログラミング。
初期化
初期化
【英】initialize
初期化とは、(1)ハードディスクやフロッピーディスクをはじめて使う場合に、OSにとって利用可能な状態にすること、あるいは(2)コンピュータなどを、リセットすることである。
(1) ハードディスクやフロッピーディスクをはじめて使う場合に、OSにとって利用可能な状態にすること。多くの場合、ハードウエアやソフトウエアを初期状態にしたり、あるいはハードディスクやメモリー上の記録内容を消去し、使い始めの状態に戻すことを指す。「イニシャライズ」「フォーマット」などと呼ばれることもある。具体的な処理としては、ソフトセクタの各セクタ管理領域(ヘッダ、ECCなど)の作成、ブートセレクタの書き込み、パーティション管理テーブルの作成、ファイル管理テーブル(FAT、ルートディレクトリなど)の作成を行う。Windowsでは、BIOSユーティリティ、FDISK、FORMATコマンドを使って行う。なお、最近では、フォーマット済みのハードディスクやフロッピーディスクも販売されている。
(2) コンピュータをリセットすること、あるいはプログラムをメモリに移していつでもスタートできる状態にすること(インストール)、あるいは周辺機器をすぐに使える状態にすること。HDD: | ローカルディスク S.M.A.R.T. シャドウベイ 初期化 磁気ヘッド 1.8インチハードディスク 1インチハードディスク |
初期化
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初期化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/06 08:53 UTC 版)
「イオントラップ型量子コンピュータ」の記事における「初期化」の解説
荷電粒子を用いた量子ビット状態は、 光ポンピングと呼ばれる過程を経ることで特定の量子ビット状態に初期化することができる。 このプロセスでは、レーザーを用い、荷電粒子をレーザーと相互作用しないエネルギー準位に減衰するような特定範囲の励起状態へとカップリングする。一度荷電粒子がこのエネルギー準位に減衰すれば、レーザーの存在下でも粒子は同じ状態に安定して留まり続ける。もしも荷電粒子が他のエネルギー準位に減衰するようであれば、その粒子を目的のエネルギー準位になるまで励起し続ける。 この初期化プロセスは多くの物理実験で標準であり、非常に高い忠実度(英語版)(> 99.9%)で実行できることが知られている。このエネルギー準位はゼロフォノンと呼ばれ、量子ビット | 0 ⟩ {\displaystyle |0\rangle } に対応する。 したがって、イオントラップ型量子計算システムは、ゼロフォノンを重心として持つ超微細および運動基底状態のイオンによって初期化することができる。
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初期化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 00:26 UTC 版)
巴里が1年前へと逆行する瞬間の事。英語で「フォーマット」、仏語で「プリミティーフ」と読む。
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初期化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 03:50 UTC 版)
「定数 (プログラミング)」の記事における「初期化」の解説
これから使用する定数の名前と対応するデータを明示する。変数はプログラミング言語によっては宣言が不要なものもあるが、定数は値が変えられないため、名前の明示(宣言)と同時にデータを関連づける(代入する)ことになる(初期化または定義)。また、定数も変数同様データ型を指定することもある。 言語によってサポート状況や構文は異なるが、定数には大別して「再代入できない変数」と「コンパイル時定数」の2種類がある。前者の代入・初期化には、リテラルのほかに変数を含む任意の式も使用することができる。後者の代入・初期化には、リテラルあるいは同様のコンパイル時定数およびコンパイル時定数式しか使用できない。Pythonなど、動的プログラミング言語の中には定数をサポートしないものもあるが、読み取り専用プロパティで代用することができるものもある。 「再代入できない変数」としての定数の値は、プログラム実行時に初期化する際の右辺式の評価結果により決まる。つまり、サブルーチンなどで定数の初期化が何度か実行される場合は、呼び出しのたびに実際のデータが変化することもある。 以下のC言語における例では、定数yの初期化に変数を使用しており、仮引数xの値(実引数)によってyの値は実行時に変化する。このyは数学や物理学などにおける定数(数学定数や物理定数など)とは異なり、「再代入できない変数」を表している。 double func(double x) { const double y = x * x; /* 定数への再代入は不可能 */ /* y = 0.0; */ return y;} 一方、「コンパイル時定数」としての定数の値は常に静的に定まる。C言語およびC++のconst型修飾子 (type modifier) は文脈によって意味が異なり、再代入できない変数を定義する目的のほか、コンパイル時定数を定義する目的にも使われる。 C#のconst修飾子 (modifier) は常にコンパイル時定数の定義に使用される。ただし将来的に変更される可能性のある定数をアセンブリ外部に公開する場合、アセンブリを再コンパイルすることなくバイナリ互換性を維持するには、constの代わりにreadonlyを使用することが推奨されている。 const double ConstantValue1 = 0.5;const int ConstantValue2 = (int)(ConstantValue1 * 100.0) + 1; // 51//const double SquareRoot2 = System.Math.Sqrt(2.0); // 不可。 C++11規格以降のC++では、コンパイル時定数の定義に使用可能なconstexpr指定子 (specifier) をサポートするようになった。 constexpr double ConstantValue1 = 0.5;constexpr int ConstantValue2 = (int)(ConstantValue1 * 100.0) + 1; // 51//constexpr double SquareRoot2 = std::sqrt(2.0); // 不可。const double SquareRoot2 = std::sqrt(2.0); // 可。
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初期化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 09:22 UTC 版)
「Basic Input/Output System」の記事における「初期化」の解説
マザーボード上のBIOSはPOSTを完了した時点で、ほとんどのバージョンの場合オプションROMモジュール(BIOS拡張ROM)を探しに行き実行する。BIOSは"Upper Memory Area"空間(x86リアルモードでは0xA0000以上のアドレス空間)をスキャンして、発見されたROMのコードを順次実行する。ISA カード上のROMを探す場合、BIOSは0x0C0000 から 0x0F0000 の空間を2 KiB 毎の領域でスキャンして"0x55""0xAA"という連続した2バイトのシグネチャを探してROMのプログラムのエントリポイントを知り、先頭512バイトのブロックのチェックサムを算出して、ROMのチェックサムと一致すればBIOSはそのエントリーアドレスに制御を移す。するとBIOS拡張ROMは拡張機能の初期化ルーチンの実行を始める。 この時点で拡張ROMは実行を引継ぎ、一般的には対象ハードウェアのテストと初期化、ブート後のアプリケーションから利用する割り込みベクターの登録を行う。拡張ROMはユーザー設定インタフェース(診断情報の表示その他)や必要な動作のためにBIOSとそれまでに読み込まれたBIOS拡張ROMのサービスを利用する。 オプションROMは一般的には初期化プロセスの完了時にはBIOSに制御を返す。制御を返されたBIOSは、さらにオプションROMがないかメモリ空間の末尾までサーチを進め、見つけた順に呼び出す動作を繰り返す。
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初期化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/10 16:30 UTC 版)
randの引き続く呼び出しが返す乱数列はsrandで初期化される。srandを呼び出さずにrandを使った場合は、最初に引数を1としてsrandを呼び出した場合と同じように動作しなければならない。srandに相当するステートメントが、一部のBASICでRANDOMIZEという名前であったためランダマイズと呼ばれることもあるが、「乱数シード(英語版) (種子)」を与えているだけで、何かをランダムにしているわけではない。 実行ごとに異なる乱数列を生成するために、簡便な手法としては時刻などが使われる(後述のコード例を参照)。暗号などの応用では外部から予測が不可能(ないし十分に困難)な方法を使わなければならない。逆に、シミュレーションを再現するなどの用途では、同じ乱数シードを使用して同じ乱数列を返すようにする。 srandは乱数列に種子を与え初期化するものであるから、randを使用する度にsrandを呼んだりするのは、誤った用法である。
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「初期化」の例文・使い方・用例・文例
品詞の分類
名詞およびサ変動詞(変容) | 特化 純化 初期化 点化 角化 |
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