ルートディレクトリ
ルートディレクトリとは、階層型ファイル構造における最上階層のディレクトリ(あるいはフォルダ)のことである。
階層を系統樹にたとえれば、その根底(ルート)となる部分すなわち、あらゆるファイルを格納している大元となるハードディスクやフロッピーディスクがこれに該当する。またMS-DOSやWindowsのファイルの「場所」が表示する「C:\Program Files~」などといった階層位置情報の中の「C:\」の部分もまたルートを指している。ただしハードディスクが複数の区画(パーティション)に分割して用いられている場合は、そのパーティションごとにルートディレクトリが異なる。
UNIXではパーティションを設けず、すべてのディスクを1つの階層構造の下に置いて管理する方式をとっているため、ルートディレクトリとなるのは「/」というディレクトリ1つだけとなる。
ルートディレクトリ以外のディレクトリはすべてサブディレクトリと呼ばれる。OSによってはディレクトリのことをフォルダと呼ぶものもあり、その場合ルートディレクトリはルートフォルダと言い換えられなくてはならないはずだが、実際にはルートフォルダという呼び名はあまり一般的でなく、ルートディレクトリという表現が通用して済んでいる場合が多い。
ルートディレクトリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/02 04:48 UTC 版)
ルートディレクトリ (英語: root directory) とは、コンピュータファイルシステムにおいて、ファイル階層における最初または最上位のディレクトリのことである。ルートディレクトリは、全ての枝の開始点である木の幹に例えることができる。ルートファイルシステムは、ルートディレクトリが位置しているのと同じディスクパーティションに含まれるファイルシステムである。ルートファイルシステムは、システムのブート時にマウントされる他の全てのファイルシステムの頂点にあるファイルシステムである。
- ^ “What chroot() is really for”. Lwn.net. 2014年2月12日閲覧。
- ^ root Definition. The Linux Information Project.
- ^ 歴史的には(大昔には)/ を root のホームディレクトリとする慣習だったこともあるが、色々と不都合なため /root に分離された。
- 1 ルートディレクトリとは
- 2 ルートディレクトリの概要
- 3 VMS
「ルートディレクトリ」の例文・使い方・用例・文例
- ルートディレクトリとファイルアロケーションテーブルと他の基本的な構成に対するフォーマット
ルートディレクトリと同じ種類の言葉
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