though
「though」の意味・「though」とは
「though」は英語の接続詞であり、日本語では「~にもかかわらず」「~だけれども」などと訳される。主に、前述の事柄とは反対の事実や意見を導入する際に用いられる。例えば、「He is rich, though he lives simply.」という文では、「彼は裕福であるが、質素に生活している」という意味になる。「though」の発音・読み方
「though」の発音は、IPA表記では/ðoʊ/となる。IPAのカタカナ読みは「ソー」であり、日本人が発音するカタカナ英語では「ソウ」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「though」の定義を英語で解説
「though」は、Oxford English Dictionaryによれば、「despite the fact that; although」と定義されている。つまり、「~にもかかわらず;~だけれども」という意味を持つ接続詞である。例えば、「Though it was raining, we decided to go out.」という文では、「雨が降っていたにもかかわらず、私たちは外出することに決めた」という意味になる。「though」の類語
「though」の類語としては、「although」、「even though」、「despite」、「in spite of」などが挙げられる。これらの単語も「~にもかかわらず」という意味を持つが、文脈によって使い分けが必要である。例えば、「Despite the rain, we decided to go out.」という文では、「雨にもかかわらず、私たちは外出することに決めた」という意味になる。「though」に関連する用語・表現
「though」に関連する用語や表現としては、「as though」、「even though」などがある。「as though」は「まるで~のように」、「even though」は「~にもかかわらず」という意味を持つ。例えば、「He acted as though nothing had happened.」という文では、「彼は何も起こらなかったかのように振舞った」という意味になる。「though」の例文
1. "He is rich, though he lives simply."(彼は裕福だが、質素に生活している)2. "Though it was raining, we decided to go out."(雨が降っていたにもかかわらず、私たちは外出することに決めた)
3. "Despite the rain, we decided to go out."(雨にもかかわらず、私たちは外出することに決めた)
4. "He acted as though nothing had happened."(彼は何も起こらなかったかのように振舞った)
5. "Even though she was tired, she continued to work."(彼女は疲れていたが、仕事を続けた)
6. "Though he is young, he is very responsible."(彼は若いが、非常に責任感がある)
7. "Though the task was difficult, they managed to complete it."(課題は難しかったが、彼らはそれを完成させることができた)
8. "She looks as though she hasn't slept for days."(彼女は何日も寝ていないかのように見える)
9. "Though I tried to explain, he wouldn't listen."(説明しようとしたが、彼は聞こうとしなかった)
10. "He talks as though he knows everything."(彼は全てを知っているかのように話す)
though
「though」とは、~にも関わらず・~だけれどものことを意味する英語表現である。反対の意味を持つ文と文を繋げる役割を持つ逆接の接続詞である。
「though」とは・「though」の意味を詳しく解説
「though」は接続詞と副詞、2つの用法を持っている英語表現であり、品詞によって意味は異なってくる。接続詞としてのthoughには「~にも関わらず」、「~だけれども」という逆接の意味合いを持っている。逆接の意味を表すthoughのような接続詞は前の文章とは正反対、又は想定外のことが後に続く場合に使用され文頭・文中の両方で使用する事ができる。一方、副詞としてのthoughには「でも」、「やっぱり」などの意味があり、文中・文末に置いて使用する。「though」の発音・読み方
「though」を発音記号で表記すると「ðou」となる。thoughのスペルの最後に付いている「gh」の部分は実際には発音される事はないため、カタカナ表記では「ゾウ」と読む。「thou」の部分のみを発音するという意識を持つ事が発音する際のポイントであると言える。「though」の語源・由来
「though」の語源となっていると言われているのが「~だけど」という意味合いを持っている古期英語「theah」である。「though」と「although」の違い
「although」は「though」とほぼ同じ意味を持っている英語表記であるが、thoughのように副詞の用法はない。thoughと比較するとalthoughはフォーマルなシーンで使われるケースが多いと言える。またthoughの場合は文末に置いても使用できる英語表記であるが、althoughは文末と文中のみ使用する事ができる。althoughは書き言葉として用いられる頻度が高く、ニュースや会議などビジネスシーンで使用される事も多い。一方、thoughはどちらかと言うとカジュアルな印象のある英語表記であり、日常会話でも頻繁に使われている。接続詞だけでなく副詞としての役割も持っており、文末にも使用できる点が althoughとの違いである。「though」と「but」の違い
「but」は「though」と同様、逆接の意味を持っている接続詞である。butは「けれども」と訳される場合、2つの文章の重要度が同等である時に使用できる「等位接続詞」というカテゴリーに属する事になる。一方、thoughは従属接続詞と呼ばれるカテゴリーに分類されており、その点がbutとの違いであると言える。butは2つの文章を繋げる役割を持つ英語表記であるため、文中での使用はできるが、文頭に置く事はできない。例えば「I went to high school. But I couldn’t find anyone」のようなbutの使い方は誤りであり、「I went to high school, but I couldn’t find anyone」が正しい文章となる。butはthoughと同じカジュアルなイメージのある英語表記であるが、thoughよりもくだけた印象が強い事から、ビジネスシーンなどではあまり使用しない方が良いだろう。「though」を含む熟語・言い回し
even thoughとは
「even though」とは、thoughと同じ意味を持っている英語表記である。ただ、「even though」はthoughより強い意味を表している英語表記であり、文頭と文中どちらにも置く事が可能だ。
as thoughとは
「as though」とは、「あたかも」、「まるで~であるかのように」などの意味がある英語表記である。ほぼ同じ意味合いを持つ英語表記としては「as if」が挙げられる。
「though」の使い方・例文
接続詞として「though」を使用する場合の例文としては「Though my back hurt, I went out yesterday(腰が痛かったけど、昨日は外に出かけた」、「Though he hates his job, he never tries to look for a new job(彼は自分の仕事を嫌がっているけれども、転職しようとはしない)」、「Though it is raining, I need to go shopping(雨が降っているけれども買い物に出かける必要がある)」、「Though I can just barely read English, I can’t speak it(かろうじて英語は読めるけれども、話す事はできない)」、「I’m really tired even though it’s still 7PM(まだ午後7時であるにも関わらず、とても眠い)」などが挙げられる。一方、「though」を副詞として使用する場合、「Pretty good. It’s a little bit sweet for me, though(すごく美味しいよ!私には少し甘いけどね)」、「I recommend the autumn leaves in Kyoto.It’s a little bit far though(京都の紅葉がおすすめだよ。少し遠いけどね)」、「A cafe near the station is recommended.I’ve never been there, though(駅の近くにあるカフェがおすすめだよ。私はそのカフェに行った事はないけどね)」などの例文がある。
「though」の例文・使い方・用例・文例
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