circaとは? わかりやすく解説

circa

別表記:サーカ

「circa」とは

「circa」はラテン語起源の英語の前置詞で、特定の日付数値前に置かれその日付や数値が正確ではなくおおよそのものを示すことを意味する通常、「約」や「おおよそ」と訳される例えば、「circa 1900」は「1900年頃」や「1900年ごろ」と訳される

「circa」の発音・読み方

「circa」の発音は、IPA表記では/sɜːrkə/となる。IPAカタカナ読みでは「サーカ」となり、日本人発音するカタカナ英語読み方では「サーカ」が近い。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「circa」の定義を英語で解説

「circa」は、"used in front of a date or number to say it is approximate"と定義される。つまり、「日付数値前に用いられ、それがおおよそのものであることを示す」という意味である。

「circa」の類語

「circa」の類語としては、「about」、「around」、「approximately」が挙げられる。これらの単語も「circa」と同様に日付数値が正確ではなくおおよそのものを示すことを意味する

「circa」に関連する用語・表現

「circa」に関連する用語としては、「c.」がある。「c.」は「circa」の略語として使われ同様に日付数値おおよそのものを示すことを意味する

「circa」の例文

1. The building was constructed circa 1800.(その建物1800年頃に建設された。)
2. The painting dates from circa 1600.(その絵画1600年頃に描かれた。)
3. He was born circa 1950.(彼は1950年頃に生まれた。)
4. The manuscript was written circa 1200.(その写本1200年頃に書かれた。)
5. The castle was built circa 1100.(その城は1100年頃に建てられた。)
6. The sculpture was created circa 500 BC.(その彫刻紀元前500年頃に作られた。)
7. The population was circa 2000.(人口2000人頃だった。)
8. The event occurred circa 1900.(その事件は1900年頃に起こった。)
9. The document was written circa 1700.(その文書1700年頃に書かれた。)
10. The artifact dates back to circa 3000 BC.(その遺物紀元前3000年頃にさかのぼる。)

circa-

「約」「ほぼ」を意味するラテン語由来前置詞であるが、環境サイクル長さを表す語と連結して生物リズム周期を表すのに用いる。 [例]
circadian rhythm: circa(約)+dies(一日)=約1日概日リズム
circabidian r.: circa+bi(2)+dies=約2日
circalunar r.: circa+lunar(月)=約ひと月概月リズム
circannual r.: circa+annual(年)=約1年概年リズム
circaseptan r.: circa+septenary(7)=約7日
circatidal r.: circa+tidal(潮汐)=約半日(約12.4時間
circasyzygic r.: circa+syzygy(朔望月)=約1月(約29.5日)
 circadianの語を提唱した Halbergは、その範囲を、統計学的配慮を基に24±4時間としている。これは、実際測定値大部分を含むものであるが、周期は生物によってあるいは環境遺伝的条件などによって変わり、この範囲越えることもある。
 circadain rhythm概日リズム)は、環境サイクルのない、いわゆる恒常環境下でその存在確かめられるのである。実験では、すべての環境要因一定に保つことは事実上できない。したがって普通は、明るさ温度できるだけ一定保ち、それを恒常環境といっている。明るさに関しては、リズム比較安定して現われるという意味で、恒暗条件基本になる。
 circadian rhythmには、24時間中心にしたある範囲環境サイクル同調する性質がある(→entrainment, synchronization 同調)。実験あるいは観察24時間環境サイクルだけで行われる場合、そこで現われた生物現象1日変動も、内因性確かめないまま(恒常環境の実験をすることなしに)circadian rhythmと呼ぶことがあって、用語上多少混乱がある。
 内因性確かめないままcircadian rhythmという語を使うのは、ほかの実験、観察で(ほかの人が行った分も含めて内因性であることがすでにわかっている場合、あるいは、このリズム普遍性根拠にして、内因性一般的なこと(あるいは自明のこと)とみる場合などがある。前者では、circadian使用は無理がないと思われるが、後者では、厳密にいえば別の語をあてるのがいい。そのためには次ぎのような語がある。
daily, day-night, dian, diel, 24-hour        
 さらに厳密にいえば、これらの語の後にはrhythmではなく例えvariationをもってきて、24-hour variationというように表す。rhythm自体内因性の意味を含んでいるから内因性かどうかわからないときは、この種の表現のほうが適当と思われる
 diurnal は本来「昼」あるいは「1日」を意味するが、混乱避けるためにnocturnal「夜」に対す言葉として「昼」の意味でだけ用い、「1日の意味での使用避け傾向にある。
 環境サイクル下の1日リズムを表す言葉として、日周(期)リズム、日周変動などがある。医学では「日内」が「日周」と同じ意味で使われることもある。種々の制限のため長期観察、実験をすることが難しく周期存在自体確かでない場合がある。「日内」は、このような時、1日変動記載するものとして、「日内変動」という形で使うのであれば、むしろ適切な言葉であろう。これに対応した英語としてwithin-a-day variationがある。
 上に述べたようなことは「circadian以外のリズムについても問題になるはずであるが、研究の対象になることが余り多くないので、いまのところ表面化していない。ただ、例えばcircaseptan(約1週間)のように、周期呼称対応したサイクル環境の側に果たし実際に存在するかどうかということ議論になっている場合もある。

circa

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/22 18:42 UTC 版)

circa片仮名発音: キルカ、サーカ、シルカ)は、「約」「凡そ」「頃」を意味するラテン語の語彙である。c.またはca(稀に circ.cca.cc. と略す)、しばしばイタリック体で記す。c.a.は誤用である。主に歴史学系譜学では、日付の直前に付して用いる。




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