chloral

デジタル大辞泉

クロラール【chloral】

読み方：くろらーる

刺激臭のある無色の液体。エチルアルコールに塩素を作用させて作る。DDTの原料に用いられた。

日本化学物質辞書Web

クロラール

分子式：	C2HCl3O
その他の名称：	クロラール、アンヒドロクロラール、Chloral、Anhydro chloral、Trichloroacetaldehyde、無水クロラール、グラセックス、Grasex、Anhydrous chloral、RCRA waste number U-034、2,2,2-Trichloroacetaldehyde、2,2,2-Trichloroethanal
体系名：	2,2,2-トリクロロエタナール、トリクロロアセトアルデヒド、2,2,2-トリクロロアセトアルデヒド

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クロラール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/05/14 15:08 UTC 版)

クロラール (Chloral) は、有機化合物で、有機ハロゲン化物、アルデヒドの一種。IUPAC命名法ではトリクロロエタナール (trichloroethanal) と表される。トリクロロアセトアルデヒドとも呼ばれる。沸点 97.5 ℃ の無色の刺激臭のある油状液体で、水、エタノールに易溶。 電気陰性度の高い塩素原子が 3つ、クロラールのカルボニル基のα位に位置し、カルボニル炭素への求核的付加反応が有利となっている。