ヤロスラフ2世 (ウラジーミル大公)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/24 06:04 UTC 版)
ヤロスラフ・フセヴォロドヴィチ Ярослав Всеволодович |
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キエフ大公(3世) ウラジーミル大公(2世) |
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在位 | キエフ大公:1236年 ウラジーミル大公:1238年 - 1246年 |
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出生 | 1191年2月8日 |
死去 | 1246年9月30日(55歳没) カラコルム |
配偶者 | ユーリー・コンチャーコヴィチの娘 |
フェオドシヤ・ムスチスラヴナ | |
フェオドシヤ・イーゴレヴナ | |
子女 | 一覧参照 |
家名 | リューリク家 |
王朝 | リューリク朝 |
父親 | フセヴォロド3世 |
母親 | マリヤ・シュヴァルノヴナ |
ヤロスラフ・フセヴォロドヴィチ(Ярослав II Всеволодович、1191年2月8日 - 1246年9月30日)は、フセヴォロド3世の子、母はチェコ公女マリヤ。キエフ大公としてはヤロスラフ3世と数えられる。ペレヤスラヴリ・ザレスキーで生まれる。ペレヤスラヴリ公、ノヴゴロド公、キエフ大公(1236年)を歴任。兄ユーリー2世の死後、ウラジーミル大公(1238年 - 1246年)。
生涯
- 1201年に、父フセヴォロドにより、ペレヤスラヴリ・ルースキーの公に据えられる。
- 1204年に、ステップ遊牧民のポーロヴェツ人(クマン人)と戦った。
- 1223年にノヴゴロド公になるが、すぐに追放される。しかし、ライヴァルのチェルニゴフ公ミハイルを破り、1229年に再度ノヴゴロド公に。
- 1234年にドルパト(ユーリエフ)において、リヴォニア帯剣騎士団を破る[1][注 1]。
- 1236年には、ノヴゴロド軍と共にキエフに来たる。しかし、すぐに撤退。
- 1238年に兄ユーリーの戦死の後、1243年、バトゥによりサライの宮廷に召喚され、ウラジーミル大公位に任じられ「ルーシ諸公の長老」としての権威を認められる。
- 1246年にグユクの大ハーン即位式に赴いた先のカラコルムにて死去。モンゴルにより毒殺されたという話が同時代の年代記で伝わる。
子女
ヤロスラフは1205年頃にクマン族のハンであるユーリー・コンチャーコヴィチの娘と最初の結婚をした。この妃はキプチャク族の血を引いており、トルコ系の好戦的な遊牧民との同盟を構築するためであった。彼はその後、1214年にノヴゴロド公ムスチスラフとクマンの君主コチャン・ハンの娘との間に生まれたロスチスラヴァと再婚したが、2年後には離別している。
1218年、ヤロスラフはリャザンのイーゴリ・グレボヴィチ公子の娘フェオドシヤを3度目の妻に迎えた。彼女の父イーゴリ・グレボヴィチはリャザン大公グレプ・ロスティスラヴィチの次男で、母アガフィヤはロスチスラフ1世の娘である。彼女との間には少なくとも12人の子供をもうけた。
- フョードル(ru)(1219年 - 1233年6月5日) - チェルニゴフ公家の公女エウフロシニヤの許嫁となった。彼女はキエフ大公ミハイル2世とハールィチ・ヴォルィーニ公国の公女マリヤ・ロマノヴナとの間に生まれた娘だが、結婚式の前日に死去した。
- アレクサンドル・ネフスキー(1220年5月30日 - 1263年11月14日)
- アンドレイ2世(1222年頃 - 1264年)
- ミハイル・ホロブリト
- ダニール(? - 1256年)
- ヤロスラフ3世(? - 1271年9月9日)
- コンスタンチン(ru) - ガーリチ(ガーリチ・メルスキー)およびドミトロフの公
- マリヤ(1240年 - ?)
- ヴァシーリー(1241年 - 1276年)
- アファナシー
- エウドキヤ
- ウリヤナ
脚注
注釈
- ^ この戦いの詳細はru:Сражение на Омовжеを参照。
出典
- ^ 山内進『北の十字軍』p148
参考文献
- 山内進 『北の十字軍 「ヨーロッパ」の北方拡大』講談社、1997年。
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「Yaroslav II of Vladimir」の例文・使い方・用例・文例
- フェーズIとフェーズIIで許容副作用を伴い効果的であることが示される治療あるいは薬品の大規模な臨床試験
- 1228年から1229年までの十字軍は、病気になった神聖ローマ帝国皇帝フレディリックIIで導いて、法王によって破門されました
- 330,000人の連合軍隊が敵火の下で絶望的な退却において、北フランスの浜辺から避難しなければならなかった世界大戦IIの陸海空共同の避難(1940年)
- 腎臓にアンジオテンシンIIができるのを阻止し、動脈を弛緩してくれる抗高血圧薬
- アンジオテンシンIIへのさきがけであるアンジオテンシンの生理学的に不活発な形態
- 高血圧を治療するのに用いられるアンギオテンシンII抑制剤
- ASCII文字セットは最も一般的に用いられている文字セットである
- 王を補足したと考えられるI歴代志とII歴代志の旧約聖書の旧名
- ウルガタ聖書(IIエスドラス書を除いて)に含まれるが、ユダヤやプロテスタント版の聖書では省略される旧約聖書の14冊
- I歴代志、II歴代志、エズラ、およびネヘマイアからの編集から成る外典
- フレディリック神聖ローマ帝国皇帝IIを破門して、聖地に対して新しい十字軍を計画していた1245年の西方教会の協議会
- キャサリンIIの愛人であり、1762年に彼女が権力を握る支援を行ったロシアの役員で政治家
- 遺伝的に第VIII因子が欠乏するために生じる血友病
- アンギオテンシンIをアンギオテンシンIIに変えるタンパク質分解酵素
- 血液凝固において、トロンビンは第XIII因子をフィブリンが分解しにくい凝血塊の形成を引き起こす(フィブリナーゼ)活性型に触媒する
- パーシングIIというミサイル
- SALTII条約という2国間軍縮条約
- SALTII条約という2国間軍縮条約の内容
- 宇宙開発事業団と航空宇宙技術研究所は,2004年にH-IIAロケットでHOPE-Xを打ち上げる計画をしていた。
- 72歳の映画監督と彼の息子は,9月25日,新作映画「バトル・ロワイアルII」の製作を発表するため,記者会見を行った。
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