ミハイル・ヤロスラヴィチとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 政治家 > 統治者・君主 > ウラジーミル大公 > ミハイル・ヤロスラヴィチの意味・解説 

ミハイル・ヤロスラヴィチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/01 09:52 UTC 版)

ミハイル・ヤロスラヴィチ
Михаил Ярославич
ウラジーミル大公
キリストの前に立つミハイル・ヤロスラヴィチと母クセニヤ
在位 1304年 - 1318年

出生 1271年
死去 1318年11月22日
サライ
埋葬 トヴェリ
配偶者 アンナ・カシンスカヤ
子女 ドミトリー
アレクサンドル
コンスタンチン
ヴァシーリー
フェオドーシヤ
家名 リューリク家
王朝 リューリク朝
父親 ウラジーミル大公ヤロスラフ3世
母親 クセニヤ・ユーリエヴナ
テンプレートを表示
「モンゴルのハーンの前に引き出されたミハイル・ヤロスラヴィチ公」ヴァシーリー・ヴェレシチャーギン

ミハイル・ヤロスラヴィチМихаил Ярославич1271年 - 1318年11月22日)は、最初トヴェリ公1285年 - 1318年)、従兄弟アンドレイ・アレクサンドロヴィチの死後ウラジーミル大公(在位:1304年 - 1318年)。別名トヴェリのミハイル正教会聖人

生涯

  • ヤロスラフ3世の次男として生まれる。母はノヴゴロド大貴族の娘クセニヤ・ユーリエヴナ。
  • 1285年 - 兄スヴャトスラフの死後、トヴェリ公となり、トヴェリに石造教会を建築。
  • 1286年 - 軍を率いてリトアニア軍を退ける。
  • 1288年頃 - 当時の大公ドミトリー・アレクサンドロヴィチに恭順の意を示さなかったが故に、大公と対立。以後、ウラジーミル大公と長く対立する。
  • 1293年 - サライに行き、当時のハントクタからトヴェリ公国のヤルルィクを受け取る。
  • 1295年 - アンドレイ・アレクサンドロヴィチからの攻撃に対する共同防衛条約をノヴゴロドと締結。
  • 1300年 - ドミトロフでの諸公会議に出席し、全出席者間の和解を目指した。
  • 1302年 - ネヴァ川スウェーデン軍が建てたランデスクロン要塞を破壊するために大公軍を率いて出撃する。
  • 1304年 - アンドレイ・アレクサンドロヴィチの死後、ウラジーミル大公位を獲得する。「全ルーシの大公」を自称した最初の大公となる。
  • 1311年 - ニジニ・ノヴゴロドに遠征する。
  • 1312年 - ノヴゴロドと対立、代官を引き上げる。
  • 1313年 - ジョチ・ウルスの新ハンであるウズベク・ハンの許に向かい、ヤルルィクを得る。1315年に帰国。
  • 1317年 - ウズベク・ハンは、モスクワ大公ユーリー3世にウラジーミル大公の称号を与え、また援軍を送った。この年12月22日、ミハイルはユーリー軍をトヴェリから40km離れたボルテネヴォに破った。翌1318年に、この戦いについての申し開きを求められたミハイルは、ウズベク・ハンの宮廷があるサライに向かい、そのまま11月に、ユーリー3世の奸計にかかりユーリーの奴隷に刺殺された。
  • 1319年9月 - ミハイルの遺骸がトヴェリに戻された。後日、ロシア正教会はミハイルを列聖し、トヴェリの守護聖人とした。

子女

ロストフ公ドミトリーの娘アンナを妻とし、息子4人娘1人、計5人の子を得た。

  1. ドミトリー(1299年 - 1326年) - トヴェリ公、のちウラジーミル大公(在位:1322年-1326年)
  2. アレクサンドル(1301年 - 1339年) - トヴェリ公、のちウラジーミル大公(在位:1322年-1326年)
  3. コンスタンチン(1306年 - 1346年) - トヴェリ公
  4. ヴァシーリー(? - 1368年以後) - トヴェリ公
  5. フェオドーシヤ
先代
スヴャトスラフ・ヤロスラヴィチ
トヴェリ公
1285年 - 1318年
次代
ドミトリー・ミハイロヴィチ
先代
アンドレイ・アレクサンドロヴィチ
ウラジーミル大公
13代
1304年 - 1318年
次代
ユーリー3世




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ミハイル・ヤロスラヴィチ」の関連用語

ミハイル・ヤロスラヴィチのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ミハイル・ヤロスラヴィチのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのミハイル・ヤロスラヴィチ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS