KBCオーガスタゴルフトーナメント
(VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/02 19:49 UTC 版)
|
テレビ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、DVDやBlu-rayなどでの販売や公式なネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。
|
| 創設 | 1973年 |
|---|---|
| 開催地 | 福岡県 |
| 開催コース | 芥屋ゴルフ倶楽部 |
| 基準打数 | Par72(2022年) |
| ヤーデージ | 7,191Yards(2022年) |
| 主催 | 九州朝日放送株式会社 |
| ツアー | 日本ゴルフツアー機構 |
| 競技方法 | ストロークプレー |
| 賞金総額 | 1億円(2019年)[1] |
| 開催月 | 8月 |
| 最少打数 | 262 |
| 通算スコア | -26 同上[1] |
| |
|
KBCオーガスタゴルフトーナメントは、KBC九州朝日放送主催による日本ゴルフツアー機構(JGTO)公認の男子プロゴルフトーナメントの一つである。
2015年から2019年までは(2020年は中止)RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメントとして実施されていた。2021年からはSansan KBCオーガスタゴルフトーナメントとして開催されている。
大会概要
1973年に第1回大会が福岡市東区の福岡カンツリー倶楽部
過去にはダイワ精工、久光製薬、株式会社ドーム(アンダーアーマー日本総代理店)が特別協賛として冠スポンサーとなっていた。2007年については特別協賛スポンサーが付かず、冠スポンサーなしで開催された(久光製薬、アンダーアーマーは大会スポンサーとして参加しており、初頭スポンサーに久光製薬が担当)。2008年大会から山梨県に本社を置く水素水製造メーカー・VanaH(2009年5月1日、バナから社名変更)の特別協賛により「VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」として開催されることになり[3]、2013年まで担当した。2014年は福岡市に本社を置く不動産仲介業のアールズエバーラスティングが冠スポンサーになり、「アールズエバーラスティングKBCオーガスタゴルフトーナメント」となり[4]、2015年から2019年までは、RIZAPの協賛による「RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント」となり[5]、2021年度からは法人向けクラウド名刺管理サービス会社のSansanが特別協賛になり、大会名も「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」と変更になる[6]。
2009年8月29日の予選ラウンドでは、14歳21日のアマチュア選手である伊藤誠道が、通算3アンダーの54位で予選を通過し、ツアー最年少予選記録を更新した。これまでの記録は2004年9月に伊藤涼太が記録した14歳2か月7日[7]。
2008年より大会イメージソングを起用しており、(番宣CMやKBCの生ワイド番組のスポーツコーナーでも使用)2008年〜2016年まではTUBE、2017年〜2019年まではコブクロ、2021年からはEXILEがそれぞれ担当している。
2023年4月にKBCのロゴが刷新され、制作クレジットで使用した一方、本大会のロゴは2023年のみ従来のロゴを使用し、2024年から変更となった。
2025年に行われたこのトーナメントで4日間を通してのギャラリー数が前年と比べると2351人増えて、2万4015人となり、このシーズンの日本国内の男女のゴルフツアーでこの時点まで行われた37試合の中で最多のギャラリー数を記録した[8]。
歴代優勝者
| Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント | ||||
|---|---|---|---|---|
| 開催回 | 開催期間 | 優勝者名 | スコア | 開催コース |
| 第52回 | 2025年8月29日 - 9月1日 | –18 | 芥屋ゴルフ倶楽部 | |
| 第51回 | 2024年8月22日 - 25日 | -19 | ||
| 第50回 | 2023年8月24日 - 27日 | -17 | ||
| 第49回 | 2022年8月25日–28日 | -16 | ||
| 第48回 | 2021年8月26日–29日 | -17 | ||
| RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント | ||||
| 開催回 | 開催期間 | 優勝者名 | スコア | 開催コース |
| 第48回 | 2020年 | 新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止[12] | ||
| 第47回 | 2019年8月29日 - 9月1日 | -26[1] | 芥屋ゴルフ倶楽部 | |
| 第46回 | 2018年8月23日 - 26日 | -14[13] | ||
| 第45回 | 2017年8月24日 - 27日 | -18[14] | ||
| 第44回 | 2016年8月25日 - 28日 | -15[15] | ||
| 第43回 | 2015年8月27日 - 30日 | -20 | ||
| アールズエバーラスティングKBCオーガスタゴルフトーナメント | ||||
| 開催回 | 開催期間 | 優勝者名 | スコア | 開催コース |
| 第42回 | 2014年8月28日 - 31日 | -12 | 芥屋ゴルフ倶楽部 | |
| VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント | ||||
| 開催回 | 開催期間 | 優勝者名 | スコア | 開催コース |
| 第41回 | 2013年8月29日 - 9月1日 | -12[16] | 芥屋ゴルフ倶楽部 | |
| 第40回 | 2012年8月23日 - 26日 | -18 | ||
| 第39回 | 2011年8月25日 - 28日 | -22 | ||
| 第38回 | 2010年8月26日 - 29日 | -22 | ||
| 第37回 | 2009年8月27日 - 30日 | -21 | ||
| 第36回 | 2008年8月28日 - 31日 | -10 | 芥屋ゴルフ倶楽部 | |
| KBCオーガスタゴルフトーナメント | ||||
| 開催回 | 開催期間 | 優勝者名 | スコア | 開催コース |
| 第35回 | 2007年8月23日 - 26日 | -15 | 芥屋ゴルフ倶楽部 | |
| アンダーアーマーKBCオーガスタゴルフトーナメント | ||||
| 開催回 | 開催期間 | 優勝者名 | スコア | 開催コース |
| 第34回 | 2006年8月24日 - 27日 | -16 | 芥屋ゴルフ倶楽部 | |
| 第33回 | 2005年8月25日 - 28日 | -20 | ||
| 久光製薬KBCオーガスタゴルフトーナメント | ||||
| 開催回 | 開催期間 | 優勝者名 | スコア | 開催コース |
| 第32回 | 2004年8月26日 - 29日 | -7 | 芥屋ゴルフ倶楽部 | |
| 第31回 | 2003年8月28日 - 31日 | -19 | ||
| 第30回 | 2002年8月29日 - 9月1日 | -7 | ||
| 第29回 | 2001年8月23日 - 26日 | -15 | ||
| 第28回 | 2000年8月24日 - 27日 | -18 | ||
| 第27回 | 1999年8月26日 - 29日 | -11[17] | ||
| 第26回 | 1998年8月27日 - 30日 | -13 | ||
| 第25回 | 1997年8月28日 - 31日 | -22 | ||
| 第24回 | 1996年8月22日 - 25日 | -15 | ||
| 第23回 | 1995年8月24日 - 27日 | -17 | ||
| 第22回 | 1994年8月25日 - 28日 | -17 | ||
| ダイワKBCオーガスタゴルフトーナメント | ||||
| 開催回 | 開催期間 | 優勝者名 | スコア | 開催コース |
| 第21回 | 1993年8月26日 - 29日 | -11 | 芥屋ゴルフ倶楽部 | |
| 第20回 | 1992年8月27日 - 30日 | -12 | ||
| 第19回 | 1991年8月29日 - 9月1日 | -15 | 九州志摩カントリークラブ芥屋ゴルフコース | |
| 第18回 | 1990年8月23日 - 26日 | -19 | ||
| 第17回 | 1989年8月24日 - 27日 | -7 | ||
| KBCオーガスタゴルフトーナメント | ||||
| 開催回 | 開催期間 | 優勝者名 | スコア | 開催コース |
| 第16回 | 1988年8月25日 - 28日 | -12 | 九州志摩カントリークラブ芥屋ゴルフコース | |
| 第15回 | 1987年8月27日 - 30日 | -14 | ||
| 第14回 | 1986年8月28日 - 31日 | -6 | ||
| 第13回 | 1985年8月29日 - 9月1日 | -10 | ||
| 第12回 | 1984年8月23日 - 26日 | -13 | ||
| 第11回 | 1983年8月25日 - 28日 | -15 | ||
| 第10回 | 1982年8月26日 - 29日 | -7 | 福岡カンツリー倶楽部和白コース | |
| 第9回 | 1981年8月27日 - 30日 | -9 | ||
| 第8回 | 1980年8月28日 - 31日 | -7 | ||
| 第7回 | 1979年8月23日 - 26日 | -12 | ||
| 第6回 | 1978年8月24日 - 27日 | -12 | ||
| 第5回 | 1977年8月25日 - 28日 | -10 | ||
| 第4回 | 1976年8月26日 - 29日 | -9 | ||
| 第3回 | 1975年8月21日 - 24日 | -10 | ||
| 第2回 | 1974年8月22日 - 25日 | -15 | ||
| 第1回 | 1973年8月23日 - 26日 | -22 | ||
テレビ中継
|
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 (2018年8月)
|
2024年は、第2日・第3日の模様を福岡・佐賀ローカルで、最終日の模様をテレビ朝日系列フルネット局(九州朝日放送のみ13:55 - 16:15。その他の系列局は15:20飛び降り)で、いずれも生中継。これに加え、KBC九州朝日放送の公式youtubeチャンネルでも初日から生中継を行い[18]、最終日は地上波とのリレー中継を行った[19]。地上波のコメンタリー陣は以下の通り。また3日目は別途録画ダイジェストを同日深夜(翌日未明)にテレビ朝日系列フルネット局で放送した。
2日目、3日目
- 放送席プレーヤーズゲスト : 手嶋多一
- ラウンド解説 : 金谷多一郎
- 実況 : 2日目:沖繁義(九州朝日放送アナウンサー)、3日目:和田侑也(九州朝日放送アナウンサー)
- リポーター : 居内陽平(九州朝日放送アナウンサー)
最終日
これに加え、大会サポーターとして、ゴルゴ松本[20]、松田宣浩(2日目)、雪平莉左(3日目、最終日)が、岡田理沙(九州朝日放送アナウンサー)と共に大会を盛り上げた。
また、CS放送のスカイAでは『スカイA ゴルフシリーズ』として、最終日の朝の競技開始から前半終了まで生放送した(いずれも午前8時から午後1時まで)。コメンタリー陣は以下の通り。
- 関西地方は1973年(第1回)と1974年(第2回)は、毎日放送(MBSテレビ、現・TBS系列)で放送されていたが、腸捻転解消を伴い、1975年(第3回)以降は朝日放送テレビ(ABCテレビ)で放送されている。
- 過去には初日にも生中継を行っていた他、2日目と併せて個別に番販購入して放送した系列局もあった(1986年・1987年頃の広島ホームテレビなど)。
- 2016年(第44回)は、最終日が雷雨接近により2時間58分プレーが中断されたため放送時間が15:20まで定刻通り中継された。
- 2020年は最終日の予定だった8月30日にKBCテレビ(福岡ローカル)で特別篇(13:55~)を放送。他ネット局は編成の都合で放送されず。
- 2021年は朝日放送テレビは第103回全国高校野球選手権大会・決勝中継のため、深夜に放送された。
- 2022年は3日目昼の第1部(14:21 - 15:30)を福岡ローカルで放送し、第2部は全国ネットで深夜0時(0:00 - 0:55)に放送(第1部と第2部表記はKBCのみ)。
ジュニア育成プロジェクト
本トーナメント主催の九州朝日放送、マイナビABCチャンピオンシップ主催の朝日放送テレビ(ABC)、瀬戸内海放送(KSB)の3局で、次世代のジュニアを育てるための「ジュニア育成プロジェクト」を2006年から行っている[21]。2008年まではKSB主催のマンシングウェアオープンKSBカップも含まれていた。瀬戸内海放送に関しては、マンシングウェアオープンKSBカップが休止になった後も本プロジェクトに関わっている[22]。
これは、「全国高等学校ゴルフ選手権大会」や「JJGAジャパンゴルフジュニアオールスター」、「全国中学校ゴルフ選手権大会」等の成績上位者の中から選ばれ、次世代のジュニアゴルファー育成、ツアー活性化、選手レベルの向上等を目的としている。推薦対象の大会はそれぞれのゴルフトーナメントにより異なる。
また、2015年の「第43回 RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント」からは、JGAの会員である中学校1年生から高校3年生までの男子を対象とした「RIZAP KBCオーガスタジュニアチャレンジゴルフ選手権」(2022年現在は「Sansan KBCオーガスタチャレンジ」、対象が九州沖縄高等学校・中学校ゴルフ連盟と大会事務局が推薦するアマチュア選手に限定)を行っており[23]、同選手権の優勝者及び2位の選手(Sansan KBCオーガスタチャレンジは優勝者のみ)には本大会の出場権が与えられる。
脚注
- ^ a b c d e “比嘉がツアー初勝利、石川遼は13位/国内男子”. サンケイスポーツ. 産経デジタル. (2019年9月1日) 2019年9月1日閲覧。
- ^ 2012年から女子プロゴルフトーナメント「フンドーキンレディース(2012年)→ほけんの窓口レディース(2013年 - 2022年)→RKB×三井松島レディス(2023年以降)」の開催コース。
- ^ “今年から「バナH杯KBCオーガスタ」に”. 日刊スポーツ (2008年6月16日). 2017年9月19日閲覧。
- ^ 大会名称変更のお知らせ - KBC九州朝日放送 2014年3月31日
- ^ 大会名称変更のお知らせ - KBC九州朝日放送
- ^ 「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント2021」へ特別協賛 - Sansan 2020年12月25日(2020年12月25日閲覧)
- ^ “伊藤誠道が最年少で予選通過/男子ゴルフ”. 日刊スポーツ (2009年8月29日). 2017年9月19日閲覧。
- ^ “sansanKBCオーガスタゴルフトーナメント2025 国内男女ゴルフツアーで今季最多のギャラリー数!24,015人が芥屋ゴルフ倶楽部に来場” (PDF). 九州朝日放送 (2025年9月2日). 2025年9月3日閲覧。
- ^ “宋永漢V「2勝目は7年かかった」永野竜太郎は2位 Sansan・KBCオーガスタ”. 日刊スポーツ. (2023年8月28日) 2023年8月28日閲覧。
- ^ ルーキーの河本力が逆転でツアー初優勝 ゴルフダイジェスト・オンライン
- ^ スコット・ビンセントが完全優勝でツアー初V 石川遼1打及ばず2位 ゴルフダイジェスト・オンライン
- ^ 8月の「RIZAP KBCオーガスタ2020」開催断念のお知らせ(6月1日発表) (一社)日本ゴルフツアー機構
- ^ “出水田大二郎ツアー初勝利、熱中症の石川遼ら7位”. 日刊スポーツ. (2018年8月26日) 2018年8月26日閲覧。
- ^ “池田勇太、今季初V生ビール飲み干す!中洲で祝杯だ”. 日刊スポーツ. (2017年8月27日) 2017年8月27日閲覧。
- ^ 最終日は雷雨接近のため2時間58分中断された。
- ^ 台風の影響により54ホール競技に短縮、賞金ランク加算額も75%に減額。
- ^ 初日が雨のため中止。3日間54ホール競技に短縮。
- ^ 初日は石川遼の組を中心に中継した他、決勝の2日間は上位の組にも付いた。
- ^ 2021年からこの方式を採用したが、この年は現場音声のみで実況音声は無かった。これを見直し、2022年から実況音声込みのリレー中継を行った。
- ^ ゴルゴは、最終日に最終組に付いてラウンドリポートを担当した。
- ^ アンダーアーマーKBCオーガスタ 2006 テレビ朝日系列3社がたちあげたジュニア育成の共同プロジェクト、その第2戦 - 日本ゴルフツアー機構
- ^ ジュニア育成プロジェクト|第44回RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント2016|KBC九州朝日放送(2017年8月20日閲覧)
- ^ 第2回 RIZAP KBCオーガスタジュニアチャレンジゴルフ選手権|第44回RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント2016|KBC九州朝日放送 (2016年4月28日閲覧)
外部リンク
- 九州朝日放送による大会公式サイト
- 大会公式X (@kbc_augusta) - X
固有名詞の分類
| テレビ朝日の特別番組 |
国分太一・美輪明宏・江原啓之のオーラの泉 たけスポ KBCオーガスタゴルフトーナメント ダウンタウンがキャスターやりますスペシャル 全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会 |
| 九州朝日放送のテレビ番組 |
土曜エクスプレス とっても健康らんど KBCオーガスタゴルフトーナメント モーニングモーニング 万田TV |
- KBCオーガスタゴルフトーナメントのページへのリンク