SystemException クラス
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)

<SerializableAttribute> _ <ComVisibleAttribute(True)> _ Public Class SystemException Inherits Exception
[SerializableAttribute] [ComVisibleAttribute(true)] public ref class SystemException : public Exception

このクラスは、システムで定義された例外とアプリケーションで定義された例外を区別する方法として提供されます。
SystemException は、Exception の原因に関する情報は提供しません。ほとんどのシナリオでは、このクラスのインスタンスはスローされません。このクラスがインスタンス化される場合は、ユーザーが判読できる、エラーを説明するメッセージをコンストラクタに渡す必要があります。
SystemException は、ユーザー プログラムで回復できる致命的ではないエラーが発生した場合に、共通言語ランタイムによってスローされます。これらのエラーは、ランタイム チェックに失敗した場合に発生し (範囲外の配列エラーなど)、あらゆるメソッドの実行中に発生する可能性があります。SystemException は、Exception に新しい機能は追加しません。
SystemException は、値 0x80131501 を保持する HRESULT COR_E_SYSTEM を使用します。
SystemException のインスタンスの初期プロパティ値の一覧については、SystemException コンストラクタのトピックを参照してください。
アプリケーションで定義された例外の詳細については、ApplicationException のトピックを参照してください。



Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


SystemException コンストラクタ ()
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)


このコンストラクタは新しいインスタンスの Message プロパティを、"システム エラーです。" などのエラーを説明するシステム提供のメッセージに初期化します。このメッセージは、システムの現在のカルチャを考慮して指定します。
SystemException のインスタンスの初期プロパティ値を次の表に示します。

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


SystemException コンストラクタ (SerializationInfo, StreamingContext)
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)

Dim info As SerializationInfo Dim context As StreamingContext Dim instance As New SystemException(info, context)


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


SystemException コンストラクタ (String, Exception)
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)

Dim message As String Dim innerException As Exception Dim instance As New SystemException(message, innerException)

前の例外の直接の結果としてスローされる例外については、InnerException プロパティに、前の例外への参照が格納されます。InnerException プロパティは、コンストラクタに渡されたものと同じ値を返します。InnerException プロパティによって内部例外値がコンストラクタに渡されなかった場合は、null 参照 (Visual Basic の場合は Nothing) を返します。
SystemException のインスタンスの初期プロパティ値を次の表に示します。

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


SystemException コンストラクタ

名前 | 説明 |
---|---|
SystemException () | SystemException クラスの新しいインスタンスを初期化します。 .NET Compact Framework によってサポートされています。 |
SystemException (String) | 指定したエラー メッセージを使用して、SystemException クラスの新しいインスタンスを初期化します。 .NET Compact Framework によってサポートされています。 |
SystemException (SerializationInfo, StreamingContext) | シリアル化したデータを使用して、SystemException クラスの新しいインスタンスを初期化します。 |
SystemException (String, Exception) | 指定したエラー メッセージと、この例外の原因である内部例外への参照を使用して、SystemException クラスの新しいインスタンスを初期化します。 .NET Compact Framework によってサポートされています。 |

SystemException コンストラクタ (String)
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)


message パラメータの内容は、ユーザーが理解できる内容である必要があります。このコンストラクタの呼び出し元は、この文字列が現在のシステムのカルチャに合わせてローカライズ済みであることを確認しておく必要があります。
SystemException のインスタンスの初期プロパティ値を次の表に示します。

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


SystemException プロパティ

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Data | 例外に関する追加のユーザー定義情報を提供するキー/値ペアのコレクションを取得します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | HelpLink | 例外に関連付けられているヘルプ ファイルへのリンクを取得または設定します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | InnerException | 現在の例外を発生させた Exception インスタンスを取得します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | Message | 現在の例外を説明するメッセージを取得します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | Source | エラーの原因となったアプリケーションまたはオブジェクトの名前を取得または設定します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | StackTrace | 現在の例外がスローされたときにコール スタックにあったフレームの文字列形式を取得します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | TargetSite | 現在の例外をスローするメソッドを取得します。 ( Exception から継承されます。) |


SystemException メソッド

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetBaseException | 派生クラスでオーバーライドされた場合、それ以後に発生する 1 つ以上の例外の主要な原因である Exception を返します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetObjectData | 派生クラスでオーバーライドされた場合は、その例外に関する情報を使用して SerializationInfo を設定します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスのランタイム型を取得します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の例外の文字列形式を作成して返します。 ( Exception から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。) |

SystemException メンバ
System 名前空間内の定義済み例外の基本クラスを定義します。
SystemException データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。



名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Data | 例外に関する追加のユーザー定義情報を提供するキー/値ペアのコレクションを取得します。(Exception から継承されます。) |
![]() | HelpLink | 例外に関連付けられているヘルプ ファイルへのリンクを取得または設定します。(Exception から継承されます。) |
![]() | InnerException | 現在の例外を発生させた Exception インスタンスを取得します。(Exception から継承されます。) |
![]() | Message | 現在の例外を説明するメッセージを取得します。(Exception から継承されます。) |
![]() | Source | エラーの原因となったアプリケーションまたはオブジェクトの名前を取得または設定します。(Exception から継承されます。) |
![]() | StackTrace | 現在の例外がスローされたときにコール スタックにあったフレームの文字列形式を取得します。(Exception から継承されます。) |
![]() | TargetSite | 現在の例外をスローするメソッドを取得します。(Exception から継承されます。) |


名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetBaseException | 派生クラスでオーバーライドされた場合、それ以後に発生する 1 つ以上の例外の主要な原因である Exception を返します。 (Exception から継承されます。) |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetObjectData | 派生クラスでオーバーライドされた場合は、その例外に関する情報を使用して SerializationInfo を設定します。 (Exception から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスのランタイム型を取得します。 (Exception から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の例外の文字列形式を作成して返します。 (Exception から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。) |

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