S110型とは? わかりやすく解説

S110型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 09:19 UTC 版)

日産・シルビア」の記事における「S110型」の解説

1980年昭和55年11月、マカオグランプリ・スーパーサルーンクラスおよびギア100参戦。スーパーサルーンクラスでは優勝飾りギア100では5位を記録する。ともにドライバー星野一義ハッチバック(KS110型)をベース車体一部をパイプフレームとするノバ・エンジニアリング製のシャシー大型フロントスポイラー、およびリアウイング備えムーン・クラフト製のカウルをまとうスーパーシルエットフォーミュラ・シルビアターボが好戦績を残したメインスポンサー一貫して日本ラヂヱーターカルソニックカンセイ)。スーパーシルエットクラスレースには、同じ形状カウル1982年昭和57年)、1983年昭和58年)と連続参戦した1983年昭和58年後半には、同年S110型からS12型フルモデルチェンジした関係で、外装パネルS12型ハッチバック意匠変更した。但し、エンジン及びシャーシ類は、大きな変更受けていない。 シルエットフォーミュラエンジン1981年昭和56年)度は直列4気筒DOHCのLZ20B型ターボ1982年昭和57年)度はサファリラリー等で活躍したPA10型「バイオレット」に搭載されていた直列4気筒DOHCのLZ20B型にエアリサーチ製T05Bターボチャージャー、およびルーカス製メカニカルインジェクションシステムを組合わせたLZ20B/T(2,082cc 570PS/7,600rpm、55kgf·m/6,400rpm)型だった。 日産側の意向により、同様のレーシングカー存在する兄弟車種であるS110型ガゼールハッチバック)の他にスカイライン(KDR30型)及びブルーバード(KY910型)でも製作されそれぞれ長谷見昌弘柳田春人ドライブしターボ三羽烏として知られた。 主な戦歴 1981年昭和56年3月 富士GC 第1戦 富士300キロスピードレース大会 優勝 1982年昭和57年3月 富士300kmスピードレース GCクラス 優勝 1982年5月 富士グラン250kmレース GCクラス 21983年昭和58年5月 富士グラン250kmレース 優勝 240RS 1983年昭和58年)、日本国外ラリー競技向けにS110型ベースの「240RS(BS110)」というホモロゲーションモデルが登場当時グループB争われていたWRC参戦したボディタイプハードトップ選ばれた。生産台数200数台といわれている。1983年昭和58年)から1986年昭和61年)まで参戦したWRCでの最高成績2位240RSのホモロゲーションマシン及びカスタマー・スペック車に使われたのは2,400ccのFJ24型(240PS)である。さらに、240RSのワークスカーにはFJ24改(275PS)を搭載するエボリューションモデル存在したFJ24型は国内販売されていたFJ20E型とは設計・構造大きく異なるため、共通パーツがほとんどなく競技専用エンジンだった。 2006年平成18年)のNISMOフェスティバルでは、経年経過によって劣化されたワークスマシン日産自動車有志の手稼働出来るよう修復することに成功しデモラン行った2007年平成19年)現在、この車両日産座間事業所内にある座間記念車庫動態保存という形で厳重に保管されている。また、ローカル競技ではあるが、240RS日本のあるエンスージアストの手により近年のタルガ・タスマニア・ラリーに参戦し好成績収めている。 240RS以前には、第30回サファリラリーでLZ20B型(215ps)を搭載したグループ4仕様車が総合3位獲得した

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