S102.5
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 02:08 UTC 版)
2012年、3年間の沈黙を破り、マシンをS102.5に改めてルマン参戦を表明した。今回はアンリ・ペスカロロ率いるフランスのペスカロロ・スポールと提携してオペレーションを委託した。 S102.5へのアップデート作業は、レギュレーション変更への対応が主となった。 ジャッドV型8気筒エンジンの排気量縮小(5.5L→3.4L)。エンジン全長が100mm短くなり、それに伴う設計変更。 ミシュランのフロントタイヤのサイズ拡大(+30mm)に対応し、フロントフェンダーのデザイン変更。 スキッドブロック装着に伴うアンダーボディの改修。 横転防止用の垂直板(シャークフィン)の装備。 リアウィング幅縮小(2,000mm→1,600mm)にあわせてスワンネック式懸架を採用。 リアフェンダー上面に規定の開口部を設置。 他、ペスカロロ側の要望でダンパー、ECUの銘柄変更も行われた。HBSは装備されず、コックピット内の温度管理もダクトで行われるようになった。 S102.5はFIA 世界耐久選手権第2戦スパ・フランコルシャンでデビューし、4年ぶりとなるル・マンではトラブルで完走できなかった。 2013年は活動を行なわなかったが、2014年に向けて新たなLMP1/LMP2用マシン、S103を開発中であることを公表している。
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