P-43 から XP-47B までとは? わかりやすく解説

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P-43 から XP-47B まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 03:13 UTC 版)

P-47 (航空機)」の記事における「P-43 から XP-47B まで」の解説

詳細は「P-35 (航空機)」および「P-43 (航空機)」を参照 1939年6月セバスキー エアクラフト カンパニーリパブリック エイヴィエーション カンパニーへと社名変更したそれまでセバスキーは、耳目にたる業績上げていなかったが、この状況はまもなく変わることになる。 飛行中エンジン火災によってターボチャージャー搭載技術実証機AP-4は失われたが、この機体気に入った米陸軍航空隊 (USAAC) は1939年5月にYP-43の制式名称13機を発注した。しかし、USAAC要求を満たすには多く改修が必要となり、YP-43の外見はAP-4とはずいぶん違ったものとなった。YP-43はプラット・アンド・ホイットニーのR-1830 ツインワスプを搭載した。これは空冷星形14気筒ターボチャージャー付きピストンエンジンで、出力は約1,200馬力だった。プロペラブレードは3枚武装機首に12.7 mm 機関銃が2丁 + 左右主翼に7.62 mm 機関銃が1丁ずつ。コクピットレイアウト一新されたが、これは後に「レイザーバック」と呼ばれるうになる1940年9月から1941年4月にかけて、13機のYP-43が引き渡された。この間リパブリックは、YP-43により強力なエンジン(1,400馬力P&W R-2180)を積んだXP-44 ロケットと、AP-10の開発取り組んでいた。P-43後継となるXP-44は39年10月80機が発注された。AP-10は軽量戦闘機として設計されアリソンV-1710 液冷エンジン搭載し、2丁の12.7 mm機関銃装備した陸軍はこの計画支援し、XP-47の制式名称与えたリパブリックにとっては幸先のいいスタートだった。 だがヨーロッパ戦争エスカレートし始めた1940年の春までには、XP-44とXP-47ではドイツ戦闘機かなわないことが明らかになってきた。リパブリックはXP-47をわずかに改良したXP-47Aを提示したが、USAACには物足りないのだったP-43設計した主任技師、アレキサンダー・カルトベリは製図板戻り一見するとYP-43を大きくして改悪したようにも見え機体案をもちかえった。新たな設計1940年6月USAAC提示され9月XP-47Bの名称でプロトタイプ発注された。一方新設計とほとんど共通点のないXP-47Aの開発中止された。 USAACは、XP-47B設計にわかに信じられなかったと思われる。カルトベリはこう言ったらしい、「こいつは恐竜になるだろう。スタイルのいい恐竜にね」 XP-47B自重は約4,500 kgだったが、これはYP-43より65 %も重かった。新型機はP&W R-2800 ダブルワスプを動力とした。空冷星形18気筒(9気筒×2列)で、出力は約2,000馬力にも達した胴体内に収納したターボチャージャーへはどっしりしたダクト伸びていた。両翼内に4丁ずつ、計8丁のブローニング 12.7 mm 機関銃は、当時としては異常なほどの大火力だった。 XP-47BこそUSAAC待ち望んだ機体と言えた。そこでXP-47Aと同様XP-44の開発中止されたが、新型機の生産開始まではすこし間があいてしまう。リパブリック生産ライン維持するために、航空隊P-4354発注したXP-47B開発計画には遅れが生じUSAACエンジン若干改良したP-43Aをさらに80発注したさらなる遅れによってP-43A-1が125発注された。A-1は中華民国へのレンドリース意図したもので、12.7 mm 機関銃を4丁と自動防漏燃料タンク備えていた。 1942年3月最終号機までに、13機のYP-43Aを含めて全部272機のP-43引き渡された。こうした機体最終的にうなったかはハッキリていない少なくとも51機が中華民国渡り、何機かはクレア・リー・シェンノートフライング・タイガース運用された。しかし、ターボチャージャー自動防漏タンク信頼性低かったため、使用された数はそう多くない残り機体はほとんどが写真偵察機改造されそのうちのごく少数オーストラリアへ渡った。これらの機体は、1942年秋にそれまでのP-43B・P-43C・P-43Dといった名称からRP-43へと改称され前線での航空偵察使用された(Rはreconnaissance「偵察の意味)。 戦闘機としても偵察機としても、P-43はほとんど戦闘出会わなかった。P-43果たした真に重要な役割は、よりよい機体への踏み石となったことと、XP-47B供給できるうになるまでの間、生産ライン動かし続けたことくらいのものである

※この「P-43 から XP-47B まで」の解説は、「P-47 (航空機)」の解説の一部です。
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