P-47D-25 ~ D-30
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「P-47 (航空機)」の記事における「P-47D-25 ~ D-30」の解説
P-47D-25-REのスペック SIヤードポンド全幅 12.42m 40ft 9in 全長 11m 36ft 1in 全高 4.32m 14ft 2in 空虚重量 6,622kg 14,600lbs 運用重量 8,800kg 19,400lbs 最大速度 689km/h 高度9,144m 428mph / 372kn 高度30,000ft 実用上昇限度 12,192m 40,000ft 航続距離 (増槽×3) 3,058km 1,900mile この時点までに作られたP-47は、全てが胴体後部に連なった「レイザーバック」タイプのキャノピーだった。これは真後ろがよく見えないという、空中戦では致命的ともなりうる欠点があり、パイロットの批判の的となっていた。英国も自国の戦闘機に同様の問題を抱えており、スピットファイアには上方へ膨らんだ「マルコムフード」と呼ばれるタイプのキャノピーを考案、採用していた。多くのP-51が前線でこのキャノピーに換装しており、ごくわずかのP-47Dにも適用されていた。 しかし英軍はよりよい解決策を思いついていた。360度に渡って良好な視界を確保できる、「バブル(水滴形)」キャノピーをタイフーンの生産途中から採用したのだ。USAAFはこれを気に入り、P-51とP-47を含む米国製戦闘機にも迅速に適用した。1943年夏に、初のバブルキャノピー付きサンダーボルトができあがった。P-47D-5の最終号機を改造したこの機は、XP-47Kと名付けられた。 一方、別の旧式なP-47Dが胴体内燃料を1,402 リットル (370 USG)へ増大する改修を受け、XP-47Lと命名された。 燃料容量を増大させ、バブルキャノピーを備えたタイプが生産に入り、これらはP-47D-25とされた。この後P-47D-26・D-27・D-28・D-30のバブルキャノピー機が続く。改良点は以下の通り: エンジンの改修 燃料容量の更なる増加 エアブレーキの追加 その他細々とした改修
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