FR Slayer(フリーランク・スレイヤー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/12 07:49 UTC 版)
「GUN-KATANA(銃刀) ―Non-Human-Killer―」の記事における「FR Slayer(フリーランク・スレイヤー)」の解説
GoIに所属する戦士=スレイヤーの中でも最下級ランクの者達=通称スレイヴ(奴隷)。各々の首には首輪状のELS(正式名称Epiphany lustrate sacristanだが『殺戮カウンター』の意味であるElimanate Scoreの名の方が定着している)と呼ばれる装置を装着することを義務付けられている。このELSはNon-Humanを殺害するとその相手に見合ったスコアが加算されるしくみになっている。FR Slayerは通常社会の戸籍が抹消されているため、このポイントが通貨の代わりとなる。なお、このELSはGoIのごく限られた人間にしか取り外すことができない。 さらに彼らはHate Breedでの最終試験直後、体内にナノマシンを強制的に注入されている。このナノマシンはFR SlayerがGoIの指令に背いたり反抗的な態度をとるなどをした際に、監視役が意志一つでコントロールできるものである。監視役がこのナノマシンを作動させるとFR Slayerはその場で命を断たれてしまう。FR Slayerがスレイヴ=奴隷と呼ばれる所以はここにある。 しかし立場の低い彼らにも唯一つ例外がある。それはELSのスコアを最大まで溜め込んだ時に起こる。その時、FR SlayerがGoIから与えられる権限は他の何者をも凌ぐと言われているのだ。つまり実質あらゆる願いがかなえられることになる。これにより経緯は各FR Slayerによって様々だが、最終的にはスコアを最大値まで溜め込もうとしている者がほとんどである。しかしそれによってより多くのNon-Humanをより早く殺害できるかでFR Slayer同士がしのぎを削っている。巨大組織GoIの末端戦闘員にして現場(戦場)を最も良く知る者達である。 時原 姫菜(ときわら ひめな) 声:風音 本作の主人公。FPSパートにおいてプレイヤーの操作キャラクターになる。Hate Breedに入れられた事で、『頼れるものは自分の力だけ』と悟ったかのごとく、めきめきと実力を付けてゆく。元来の心優しい性格故、自分の平和な家庭と生活を奪ったNon-Human、自分と雹をHate Breedに叩き込んだジュスティーヌ、両親を殺害したSaintsには並々ならぬ怒りと憎しみをいだく。前向きで血気盛んな性格から、思考よりも体が先に動いてしまう猪突猛進タイプ。生き残った唯一の家族である弟の雹に対する愛情は単なる家族愛以上。戦う理由は雹を守ることと、雹と共に真の自由を勝ち取ること。ちなみに、どんなにグロテスクなNon-Humanでも対抗できるが、幽霊などの怪現象は大の苦手。なお、姫菜はジュスティーヌと同様Second Agesである。条件を満たせば姫菜がSecond Agesとして覚醒する。 時原 雹(ときわら ひょう) 声:魅皇楽 姫菜の弟であり人間とNon-Humanのハーフ。Non-Humanの血が入っているためかなりの身体能力を有する。Hate Breedでは多大な虐待・暴行を受けるが、姉の姫菜が人間であったため、即刻処刑されることを免れた。姫菜と正反対の性格で常に冷静で口数も少ないが、誰に対しても礼儀正しく、心優しい青年。暴走しやすい姫菜を常に気にかけている。Hate Breedで受けた虐待の傷がひどく、傷を隠すために常に厚手のコートを羽織っている。雹が戦う理由は姫菜を守り、姫菜と共に真の自由を得ることである。なお、手先が器用で機械の操作が得意で記憶力も良い。 風戸 紅葉(かざと くれは) 声:みすみ Hate Breedにて姫菜と同じ部屋で過ごし、一緒に最終試験を通過した少女。自分より後からHateBreedに投獄されてきた姫菜が実力をつければつけるほど、内に秘めた姫菜に対しての嫉妬と憧れ、憎しみとが入り混じった感情を蓄積させてゆく。そして自らの実力ではこの先生き残ることが出来ないと判断すると、たとえそれが崎矢陀のような男であっても強い者に寄り添って生きてゆくことを選択する。Non-Humanの血が流れることによって人間以上の身体能力を持つ雹を羨み、彼に対してひそかに憧れと好意を抱いている。それゆえ雹と常に一緒にいられる姫菜が尚のこと憎らしく思っている。 崎矢陀 弥勒(さきやだ みろく) 声:試験管69 FR Slayerの中でも最強と呼ばれている男。他人に対しては常に不遜な態度で接し、自己中心的で傲慢かつ残忍である。しかし好きなものは好き、嫌いなものは嫌いというようにはっきりした裏表の無い性格である。Non-Humanを殺害することを至上の喜びとし、気ままに殺戮をして報酬をもらえるFR Slayerの身分を大変気に入っている。自分はFR SlayerであることをGoIの奴隷とは思っておらず、自分がGoIを利用しているという信念を持って行動している。自力で実力をつけた姫菜を一目置いているが、常に自分に寄り添ってくる紅葉の事はうとましく思っている。FR Slayerになる前はGoIの最強部隊であるSaintsに所属していたが、命令違反を繰り返したため除隊させられている。それ故Saintsのリーダーであるジュスティーヌをひどく憎んでいて復讐の機会を伺っている。
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