CDMA 1X WIN端末
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「auの端末一覧」の記事における「CDMA 1X WIN端末」の解説
2008年度までに発売されたCDMA 1X WIN端末の型番はWで始まる(CDMA 1X EV-DO Rev.A対応端末を含む)ため、Wシリーズとも呼ばれる。約款上はau ICカードに対応しない音声型端末が「第3種auデュアル」、au ICカードに対応する音声型端末が「UIMサービス」、カード型端末が「第3種auパケット」契約である。 Wのあとには2桁の数字が続き、最後には各メーカー毎に割り振られたアルファベットによる略称が付く。 携帯電話型端末においては、数字の1桁目でサービス開始からの経過年数を表し、その端末がどの年に発売されたかを表している。サービスの開始は2003年であることから、初年の端末は「1」、サービス開始2年目の2004年の端末では「2」というように割り当てられる。ただし、マイナーチェンジ端末では、ベースとなった端末の型番の後に「II」や「III」をつけるというルールを優先するため、この規則は適用されない(例:2006年発売のW33SA II、2007年発売のW43H II、W44K II、LEXUS W44T IIIなど)。 数字の2桁目は、メーカー毎の続き番号である。ただし年が代わるとこの数字はリセットされ、再び1から使われはじめる。CDMA 1Xと異なり他メーカーと続き番号を共有しないため、ソフトバンクモバイルやツーカー同様同じ数字を持つ端末が複数存在しうる。また、同時期に発売された端末でもメーカーによって2桁目の数字の大小は異なることになる。 なお、PCカード型などの非携帯電話型端末(パソコンやPDAなどに差し込んで、主にデータ通信を行うタイプ)にはW00番台が割り当てられている。こちらの2桁目は携帯電話型端末と異なり、CDMA 1X同様メーカーの区別の無い続き番号となっている。 「ガク割」(学生割引)には対応していないことから、当初は大人(成人)向け、あるいはパケット通信をよく使うパワーユーザー向けといった位置付けだったが、現在では「誰でも割」などの割引サービスも増え、端末自体の価格も安い機種が出るようになり、全てのユーザーを対象としたサービスの展開を行っている。 2007年後半以降に登場した機種はサブディスプレイを搭載しない機種が大部分を占めている。 なお、W53SおよびW44K IIカメラなしモデルを除く2007年秋冬モデルの1X WINシリーズよりプッシュ・ツー・トーク機能の「Hello Messenger」が省略された。 2009年春モデルより、モバイルWiMAX対応ハイブリッド非携帯電話型端末(DATAシリーズ)以外の非携帯電話型端末と法人向け端末を除き、型番ルールが大幅に変更された。FOMA同様メーカー略称を型番の先頭につけられ、そのあとは001から始まる(ちなみに通常シリーズの特殊機能付きモデル(例・Walkman Phoneシリーズ全般、biblio、Mobile Hi-Vision CAM Wooo、Sportioシリーズ全般、mamorino、beskeyなど)およびNEW STANDARDシリーズ、iidaシリーズ、ISシリーズ、DATAシリーズ、通信モジュール内蔵デジタルフォトフレームの端末型番はいずれも01から始まる)続き番号になっている。メーカー略称が1文字の場合は、それとは別に2文字の略称が製造型番につく。2文字略称もメーカー名から採られるが、Pに限ってはメーカーの旧社名(「松下通信工業(まつしたつうしんこうぎょう)」ひいては「松下電器産業(まつしたでんきさんぎょう)」の「ま」にあたる「MA」)から採られたものであった。 またW10 - W60シリーズの大半の機種にはWINのロゴの刻印が付けられており、一部ロゴの下にLEDを埋め込み着信・充電ランプとしている機種もあった。2009年の型番一新によりWINのロゴは廃止された。
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