CDL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/05 00:05 UTC 版)
CDL
- コール オブ デューティ・リーグ
- 自由の家 (イタリア)
- 漢字記述言語
- 制御デジタル貸出 (Controlled digital lending)
CDL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/29 07:05 UTC 版)
CDL(Chinese Character Description Language; 漢字字形記述言語)はTom BishopとRichard Cookが文林研究所のために共同開発した、XMLに基づくフォント技術であり、あらゆるCJK漢字を記述するために設計されているが、どんなグリフの記述にも適している。 このXMLベース宣言型言語で実際に定義されるのは、各部品(≒部首)の筆順のほか、より複雑な字の組み立てに使用する、定義済み部品の組み合わせである。この部品はそれ自体で文字であるものが多く、さらに組み立て要素としての機能ももつ。 背景は各辺128ピクセルの正方形をしている。その背景に、以下のように文字が定義される。 各種の筆画をSVG形式で描くことができる(50種類以上)。 基本的な部品は筆画をいくつか呼び出すことで構成される。この部品において、各筆画は左下と右上の隅を指定して記述される。これは変形(拡大、縮小など)することが可能である。基本部品は1,000以上存在する。 字は部品をいくつか呼び出すことで構成される。この字において、各部品は左下と右上の隅を指定して記述される。より複雑な字の一部をなす組み立て部品として使用する際には、部品が漢字の中で占める矩形の領域に適した形になるよう、変形(例えば横方向や縦方向の拡大や縮小)することが可能である。 このようにして、50ほどの筆画によって1,000以上の部品を組み立てることができ、そしてそれが今度は数万の漢字の記述の中に埋め込まれる。基本の50の筆画の一つに対して形の変更を加えると、それはその筆画を含む各字の中にも暗黙に適用される。同様に、部品に対する変更は、構成にその部品を使用している各文字の中にも暗黙に適用される。 T. BishopとR. Cookは以下のように説明している。 「ある漢字の画数は、他の漢字の画数と関連している場合が多い。ほとんどの漢字は、いくらかの部品から構成されており、各部品の画数が分かっていれば、その漢字の総画数がいくらかを計算するのは難しいことではない。従って、数千文字の漢字が既に定義されていれば、さらに数千文字も暗黙のうちに定義されている。」 2003年春の地点で、すでに五万を超える漢字がCDLで記述できていた。2013年2月地点でCDLで記述できる漢字の数は8万6416文字である。
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