2018年3月以前に用いられた車両
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「有明 (列車)」の記事における「2018年3月以前に用いられた車両」の解説
581系・583系 1970年10月に鹿児島本線全線電化に伴い運転を開始、1984年2月まで使用された。 481系・485系 1975年3月に山陽新幹線博多開業に伴って、山陽本線の特急が廃止されたことにより九州地区に転入し、「有明」の増発列車に充てられた。ただし「有明」で使用された車両は転配の都合から、先頭車両はほとんどがボンネット形、中間電動車の一部は交流区間では60Hz専用の481系電動車など、初期車両が中心であり、1985年ごろまで後期形車両(クハ481形200番台・300番台や、AU13E型クーラー搭載車)を使用した編成はほとんど見られなかった。なお、581・583系は、「なは」の間合い運用で引き続き使用された。また、短期間ではあったが、先頭車両に「ヒゲ付き」の600番台や、「とき」等で使われていた181系電車を改造した500番台なども存在した。 1979年11月からは485系ボンネット車編成の一部にビデオ上映サービスを行う列車が登場。当該車両に「ビデオ特急」のステッカーが掲出された。ビデオ上映サービスは短区間乗車利用者にも対応できるように短時間の作品が多く、食堂車営業列車が運行していた時代では、かつて同区間を運行していた「つばめ」以上のサービスを受ける事もできた。1985年ごろに休止状態となりJR移行直前にはビデオ上映の設備が撤去されている。 1985年には、「ひたち」増発のため、ボンネット形先頭車の多くが勝田電車区へ転出。クハ481形0番台は4両のみ残留し、そのままJR九州に承継された。この頃、臨時列車用にボンネット形用のイラストマークが制作された。 783系(ハイパーサルーン) 1988年の車両新製と同時に投入され、当時は博多駅 - 西鹿児島駅(現・鹿児島中央駅)間を最少の停車駅で運行する1往復に「スーパー有明」の列車名が与えられていた。これは旧国鉄・JR史上「スーパー」を列車名に冠した初めての列車である。1990年には「スーパー有明」の名称を廃止し、新たに783系で運行する全列車に車両愛称にちなんだ「ハイパー有明」の列車名が与えられたが、1992年の「つばめ」運行開始時にこの名称は廃止された。1994年に485系および787系の運用を終了し「有明」は783系に統一され(787系は翌年運用復帰)、その後も「有明」の主力車両として活躍してきたが、2000年3月の787系統一により一旦「有明」から撤退していた。九州新幹線の全線開業による在来線特急車両の運用変更により2011年3月12日から11年ぶりに「有明」の運用に復帰したが、2018年3月17日のダイヤ改正で再度撤退した。 なお、1989年3月11日ダイヤ改正から783系ではカフェテリアが設置され、食堂車廃止の1980年10月1日ダイヤ改正以来、9年ぶりに温かい料理を提供するサービスが復活した。この改正では783系「有明」のカフェテリア以外に「スーパー雷鳥」や「白山」の「コンビニエンスカー」が設定されるなど、全国的に温かい料理を提供するサービスが展開されていた時期であった。1992年6月30日をもってカフェテリアの営業は終了し、「つばめ」のビュッフェに継承された。 485系200番台「有明」(熊本駅) クハ481-502が先頭車の「有明」(熊本駅) 有明「ビデオ特急」表示(熊本駅)
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