1993~2004 (12代目~16代目)
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「ビックリマン (シール)」の記事における「1993~2004 (12代目~16代目)」の解説
その後、12代目「ドッキリダービー」、13代目「超念写探偵団」といったストーリーを持たないシリーズや、悪魔VS天使シールの一部ヘッドを復刻した「伝説復刻版」を経て、「スーパービックリマン」のアニメ版の遙かな未来の物語(旧・新のアニメ設定も取り入れられている)である14代目「ビックリマン2000」の発売に至った。 このシリーズの特徴は旧来の駄洒落合体の要素を引き継いでいる他、悪魔VS天使シールの初代ヘッドであるスーパーゼウスを登場させ、CGや従来に見られない豪華な素材を多用し、背景画も種族共通のものではなく、キャラ毎にメッセージ性を持たせたものとなっていること、従来「お守り」「次代」「お助け」とされた第三の種族属性を分割し、「悪魔」「天使」「聖守」(サポーター)「魔守」(フーリガン)の四つの種族属性を採用したことなどにある。さらに並行して1999年11月よりアニメの放映も始まり、悪魔VS天使シール以来のヒット作品となった。 しかし、この作品は発売当初からさまざまな批判も受けた。例えば、素材が豪華となった反面、チョコレートの価格が上昇し購入しづらくなったこと、単なる聖守や魔守のシールとヘッドシールの素材の格差が完全に消滅してしまったことや、素材やイラストの差による区別が複雑で、発売地域ごとにシール材質の種類等が異なるなどの原因から完全な収集が難しいことへの批判はコレクターの間では発売当初から終了時まで常に言われていた[誰によって?]。 ブームは次第に沈静化し、またアニメの放映終了、『月刊コロコロコミック』での報道の打ち切りなどから、公式サイトでのWEB小説があったもののマイナーシリーズと大差のない状況におかれてしまい、第12弾をもって終了した。なお、2002年に発売された第12弾は「グランドフィナーレ」と名を打たれ、しっかり終了が告知された形となった(この弾だけで30種の新キャラと60種の復刻シール、計90種の展開だった)。なお、翌2003年には「ART Collection」としてビックリマン2000のキャラをモチーフとした新デザインシールも製作されている。 2001年には「ビックリマン2000」と平行して、一大ブームとなった「悪魔VS天使シリーズ」の続編となる「超元祖ビックリマン」(「31弾完全版」と「32弾」)、及び「BM(ビックリマン) FOREVER」として復刻シリーズが発売された。31弾完全版と名付けられたのは、物語の結末がはっきり明示されなかったことと、31弾の三すくみが6セットしか無かったことからによる(ただし、31弾完全版での三すくみは9組なので、基本的に一つの弾が12組なのに対し合わせると3組多くなるが、32弾も同じく9組の構成だったため「31弾〜31弾完全版〜32弾」をまとめると24組、1弾あたり12組になる)。 しかし、この「超元祖シリーズ」は、「悪魔VS天使シリーズ」監修の丹後博士が関わっていないと言われており[誰によって?][要出典](公式的アナウンスはされていない)、2007年に発売されたデータベースソフト『ビックリマン大事典』(ニンテンドーDS)や、2011年より始まった後述のソーシャルゲーム等では、この「超元祖」シリーズのキャラが反映されていないことが多い。この31弾完全版では、殆どが神化したキャラで構成され、物語的に補完されていなかった部分が補われ綺麗にまとまりファンも納得する終焉を迎えたかに見えた。だが翌年発売された「32弾」では新キャラが投入され、悪魔VS天使シリーズがまだ広がっていく暗示を垣間見せた。 その間に、「ガッツ!シンクロX(2002年)」、「ゴースト村の何事件(2004年)」、ドッキリシールの復活といったシリーズも発売されていたのだがブームになるまでは至らなかった。2001年以降多くの復刻版などの発売もあり「ビックリマン=悪魔VS天使シリーズ」のイメージが更に固執していく結果にも繋がった。
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