イカサマ
いか‐さま【如=何様】
読み方:いかさま
[名・形動]いかにも本当らしく見せかけること。また、そのさまや、そのもの。いんちき。「—をやる」「—ばくち」
[副]
1 自分の考えがまちがっていないはずだ、という気持ちを表す。確かに。本当に。
「—思い返して見れば、二度とああ云う蘭(ろう)たけた人に出遇えるかどうか分からないけれども」〈谷崎・少将滋幹の母〉
2 どんな事情があっても事を成し遂げたいという、強い意志を表す。何としてでも。ぜひとも。
「—取りて帰り、古き人にも見せ、家の宝となさばや」〈謡・羽衣〉
[形動ナリ]事物の状態や方法などについて疑問があるさま。どのよう。どんな。
如何様
- 一般詐欺的行為。〔第三類 犯罪行為〕
- (一)如何にもさうですかと云ふこと。なる程と云ふ意也。(二)いかさまものの略語。真物の如く見せかけたる贋物を云ふ。「-物を背負(しよ)ひ込んだ」。
- 一般詐欺的行為を現はす語で例へば「いかさまばくち」と云へば詐欺賭博の事を云ふ。「いかさまざい」は「にせ采」の事なり。詐欺賭博共謀犯人、又詐欺手段を用ひる行商者を云ふ。(いんちき参照)
- 一般詐欺的行為。胡麻化している。三島、岩出山 与太者仲間。
- 詐欺手段、主として関東の用語。
- 詐欺のこと。イカサマ物は真偽うたがわしい似せ物、喰わせものの意。イカモノともいう。イカサマ師は詐欺師のこと。
- ごまかし。賽や売品に使う。〔一般犯罪〕
- ごまかし。如何様つまり「いかにもそうだ」と相手に錯覚を起させておいて、その間にうまくその場を誤魔化してしまうことから始まつた言葉。〔博〕
- 一般的詐欺的行為を現す語。例えば「いかさまばくち」といえば詐欺賭博のことをいう。また詐欺手段を用いる行商者をいう。
イカサマ
イカサマ、いかさまとは、さもその様に見える、いかにも本物らしいといった意味で、まがい物あるいは偽物と言うことを指し、古くは手品と同義語で「カラクリ、仕掛けや小細工」という意味もありこれらを売ったり、行う者を「いかさま師」という。
主にボードゲーム・カードゲームなどのテーブルゲームにおける意図的な不正行為を指す。 特にギャンブルにおいては「いかさま賭博」を指し、それを行う者を「ゴト師」と呼ぶ。
種類
- 麻雀のイカサマについては、麻雀の不正行為を参照。
- サイコロのイカサマについては、サイコロ#不正なサイコロを参照。
- パチンコ・パチスロのイカサマについては、ゴトを参照。
- 手品
- いかさま師は詐欺を参照。
- いかさま賭博
大々的に「イカサマ」を行う人物に対して「イカサマ野郎」と罵ることがある。
語源
イカサマの語源には、諸説がある[1]。
- 「如何様」であって、いかようにも見えるの意であるとする説
- イカ(烏賊)は餌がいらず色々な方法で釣ることができるといわれたことに由来するとの説
- 「イカスミ」から転じたものであり、イカ墨で書かれた証文が時間とともに消えてしまうことに由来するとの説
脚注
- ^ 日本おさかな雑学研究会『頭がよくなる おさかな雑学大事典』幻冬舎文庫、2002年、pp. 68-69。
関連項目
「いかさま」の例文・使い方・用例・文例
- いかさま師にだまされる
- そのいかさま師はトランプで絶対勝つことで有名である。
- 彼はカードでいかさまをした。
- 何回もいかさまにだまされましたよ。
- いかさま商売はやめろ!
- トランプでいかさまをする.
- トランプでいかさまをするのは卑劣なことだ.
- 狩猟[いかさま]の名人.
- 見かけ倒しの[いかさま]商品.
- そいつは間違いなくいかさま賭博だ.
- 彼がいかさま師だということは僕は最初から知っていた.
- いかさま物をごまかして本物に見せる
- いかさま物
- 僕はいかさま物を売りつけられた
- 彼らは日本に慣れない外国人と見るとこんないかさま物を売りつける
- いかさま師、いかさま屋
- いかさま普請
- いかさま大工
- いかさまのページへのリンク