1993NBAドラフト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 04:38 UTC 版)
「クリス・ウェバー」の記事における「1993NBAドラフト」の解説
この年はウェバーをはじめ、アンファニー・ハーダウェイ、ジャマール・マッシュバーン、身長229cmのショーン・ブラッドリー、ニック・ヴァン・エクセル、ヴィン・ベイカーら有望な選手が揃っていた。一方で1位指名権を獲得したのはオーランド・マジック、2位にフィラデルフィア、3位はゴールデンステート・ウォリアーズとなっていた。いの一番で指名を受けたのはウェバー、続いてブラッドリー、ハーダウェイの順に指名された。この後、事態は急展開をみせた。指名順に選手がインタビューを受けることになっていたが、最初に現れたのは2位指名のブラッドリーであった。そして次にウェバーが現れたが、マジックではなくウォリアーズのキャップを被っていた。またハーダウェイがマジックのキャップを被っていた。ウェバーは指名直後に、ハーダウェイと交換でトレードされた。 どうしてもチームにビッグマンが欲しかったウォリアーズのヘッドコーチ兼GMドン・ネルソンは、ウェバー獲得のために一計を案じた。前年にシャキール・オニールを指名していたマジックはハーダウェイを欲していたが、ウェバーを指名しないとも限らない。フィラデルフィアはブラッドリー獲得でほぼ決定している。ネルソンはウェバー獲得を確実にするため、ドラフト前に「ウォリアーズの将来のドラフト指名権3つを譲渡する代わりに、ウェバーを1位指名してもらう」という取引をマジックのフロントに持ちかけた。ハーダウェイが残っていたらウォリアーズが指名しウェバーと交換、ブラッドリーが残っていたらウォリアーズがブラッドリーを指名しそのまま獲得(3つの指名権譲渡は変わらず)という算段である。マジック側もこれを受け入れたため、このトレードが成立した。ちなみにウェバーはこの時、「シャックとプレーしたかった」と感想を述べている。
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