0-ZERO-
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/15 06:44 UTC 版)
| 『0-ZERO-』 | ||||
|---|---|---|---|---|
| BREAKERZ の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | ||||
| ジャンル | J-POP ロック |
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| レーベル | ZAIN RECORDS | |||
| プロデュース | BREAKERZ | |||
| チャート最高順位 | ||||
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| BREAKERZ アルバム 年表 | ||||
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| 『0-ZERO-』収録のシングル | ||||
『0-ZERO-』(ゼロ)は、日本のヴィジュアル系ロックバンド・BREAKERZが2015年7月29日にZAIN RECORDSから発売した6枚目のオリジナルアルバムである。
内容
前作『BREAKERZ BEST 〜SINGLE COLLECTION〜』から約1年9か月ぶり、オリジナルアルバムとしては前作『GO』から約3年10か月ぶりにして、活動再開後初のアルバム作品[1][2]。
タイトルは再始動に肖ってゼロからのスタートをするという決意表明を意味しており[1][2]、アートワークではアルバムに込めた再始動の思いと、バンド名に込められた「ぶっ壊して新しいものを作り上げる」という意味が表現されている[3][4]。また、今作で初めてSHINPEIが作詞を手掛けた楽曲が収録された[4]。
各々のソロ活動を経て再始動するに当たり、結成当初の「クールなロックサウンドの追求」に着眼点を置きつつも当時の模倣ではなく、進化した上でのゼロからのリスタートをテーマにすることになった。その会議後に楽曲制作に入り、結果としてSHINPEI曰く「これまでのBREAKERZの良さを活かしつつ、各自がソロ活動で培ってきたセンスも反映されている絶妙なバランスの楽曲が多く集まった。」といい、選曲はその中から選出していったため、既発シングルは「WE GO」のみで、活動休止前の「RUSTY HEARTS」は未収録となっている。これについてDAIGOは「ストックした楽曲ではなく、今のBREAKERZを表現したかったため。」と語っている[5]。AKIHIDE自身も「ストックしていた楽曲も数曲あったが、結果的には3人でステージに立っている姿を思い浮かべながら作った楽曲が収録曲として残った。」と、SHINPEIもギターのアレンジを考える際にツインギターの生かし方が常に念頭にあったといい、そこがソロ活動との差異になっていると各々今作の収録曲について語っている[6]。また、今作はバンドサウンドを前面に押し出すため、打ち込みやシンセサイザーは既発作品より控えめになっている[5]。
なお、制作自体は順調に運んだが、細部まで拘っていたら難航したといい、DAIGOによると「1,2日遅れていたら、発売日の変更を余儀なくされた。」が、切羽詰まってというより最後まで拘り抜いて完成させた達成感が強いと語っている[6]。
ジャケットの異なる初回限定盤Aと初回限定盤B、通常盤の3形態で発売された。初回限定盤Aには特典として前年から同年にかけてパシフィコ横浜・国立大ホールにて開催された初のカウントダウンライブ『BREAKERZ COUNTDOWN LIVE 2014-2015』から2014年時での公演模様とオフショット映像を収録したDVDが、初回限定盤Bには上述のカウントダウンから2015年時での公演模様とオフショット映像を収録したDVDが、通常盤には初回生産分のみランダムで全4種類からなるトレーディングカードが同梱された[1][3][2][4]。
収録曲
| # | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
|---|---|---|---|---|
| 1. | 「0-ZERO-」 | DAIGO | DAIGO | BREAKERZ & Masanori Takumi |
| 2. | 「WE GO (0-ZERO- Version)」 | DAIGO | DAIGO | BREAKERZ & Masanori Takumi |
| 3. | 「Daydreamer」 | DAIGO | AKIHIDE | BREAKERZ |
| 4. | 「RUN AND RUN」 | DAIGO | DAIGO | BREAKERZ |
| 5. | 「fate」 | DAIGO | AKIHIDE | BREAKERZ |
| 6. | 「My Sweet Rose」 | DAIGO | AKIHIDE | BREAKERZ |
| 7. | 「Dark Night」 | AKIHIDE | AKIHIDE | BREAKERZ |
| 8. | 「Cry and Alive」 | DAIGO | DAIGO | BREAKERZ |
| 9. | 「OUTRAGE」 | SHINPEI | SHINPEI | BREAKERZ |
| 10. | 「WE ARE」 | DAIGO | SHINPEI | BREAKERZ |
解説
- 0-ZERO-
- WE GO (0-ZERO- Version)
- 15thシングルの表題曲のアルバムバージョン。
- Daydreamer
- AKIHIDEが選曲会の前日にライブの景色など新しいBREAKERZを想像し短時間で完成させた楽曲。ファンク調でテクニカルな感じの楽曲をイメージし、和のメロディでセクション毎にパターンを変える感覚で制作された[7]。ギターソロ前のDAIGOのラップは、AKIHIDEが作ったデモ段階ではノイズみたいなものにしてあったが、レコーディングでDAIGOに任せた結果現在の形になったという。DAIGO曰く「1990年代や20世紀チックな往年感のあるラップ」を入れたかったとのこと[6]。
- DAIGOは初めて原曲を聴いたときに、夢の中にいるような浮遊感のあるイントロだと感じたらしく、それを元に説話の世界から現実に戻ったときに、夢を見ているのではなく実現させるために自分から動こうという内容の歌詞にしたという[7][6]。
- RUN AND RUN
- レゲエの要素を取り入れた楽曲。歌詞はDAIGOが『24時間テレビ38「愛は地球を救う」つなぐ〜時を超えて笑顔を〜』のチャリティーマラソンのランナーに決まってから書いており、人と人が助け合う人生をマラソンに捉えている[8]。
- fate
- 今作で一番最後に制作された楽曲。収録曲が出揃った後で「そういえばバラードがない」という話になって急遽制作に取り掛かり、AKIHIDEがアコースティック・ギターを弾きながら約10分で原曲を完成。サウンド面では切なさを強調することを重視し、ヴァイオリンもポルタメント奏法でレコーディングされた。なお、AKIHIDEはデモ制作時は仮歌詞を付けるが、この楽曲は「ラララ」で歌っただけの状態にし、レコーディングではDAIGOが付けた仮歌詞で行われた。しかし、その仮歌詞の出来栄えが良かったためその仮歌詞を本歌詞にして最終レコーディングまでされたという[8]。
- My Sweet Rose
- Dark Night
- Cry and Alive
- OUTRAGE
- 初めてSHINPEIが作詞まで手掛けた楽曲。DAIGO曰く「ソロ活動でSHINPEIも作詞をしていたからBREAKERZであってもいいのではないか」と思い、任せてみたという[6]。デモの段階ではまだタイトルのワードはなかったが、DAIGOがデモを聴いた際に楽曲に怒りを感じ、怒りをテーマに歌詞を書いてみてはどうかとSHINPEIにアドバイス。そのアドバイスを受けて閃いた日常の中で理不尽に思うことを、実体験と同年春に放送されていた連続ドラマを観ていて感じたことを纏めて書き起こし完成させた[注 1][8][6]。
- AKIHIDEはこの楽曲でのギターについて、「SHINPEIのギターだけで十分完成されていたので、そこにエフェクターでノイズみたいな奇妙な音を入れて味付けした。」と語っている[6]。
- WE ARE
収録映像曲
- 本編
- 激情
- NO SEX NO LIFE
- Everlasting Luv
- Miss Mystery
- DEAR LIAR
- CLIMBER×CLIMBER
- 月夜の悪戯の魔法
- 世界は踊る
- アオノミライ
- BUNNY LOVE
- スマイル 100%
- BAMBINO 〜バンビーノ〜
- B.R.Z ~明日への架橋~
- SUMMER PARTY
- REAL LOVE 2010
- 絶対! I LOVE YOU
- DESTROY CRASHER
- アンコール
- ダブルアンコール
- トリプルアンコール
参加ミュージシャン
CD
- BREAKERZ
- Support Musician
- 永井利光:Drums (#4,5,9,10)
- 石井悠也:Drums (#3,6)
- 山崎慶:Drums (#8,7)
- 渡辺豊:Drums (#1)
- 土橋誠:Drums (#2)
- 松浦貴文:Bass (#2,4,7〜9)
- 二家本亮介:Bass (#3,6)
- 浜崎賢太:Bass (#5,10)
- 宅見将典:Bass (#1)、Programming (#1,2)
- 杉直樹:Keyboard (#6)
- 白須今:Violin (#5)
DVD
- BREAKERZ
- Support Member
タイアップ
インストアイベント
今作を引っ提げてのインストアイベントが下記3都市3会場で開催された[9]。
| 日程 | タイトル | 会場 |
|---|---|---|
| 2015年8月3日 - 9月12日 | BREAKERZ「BREAKERZ 6th Album『0-ZERO-』リリース記念『アコースティックライブ&握手会』」 |
脚注
注釈
- ^ 作品名は言及していないが、考察すると『マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜』を指していると思われる。
出典
- ^ a b c “BREAKERZ、“0-ZERO-”から始める4年ぶりアルバム”. 音楽ナタリー. 2025年10月9日閲覧。
- ^ a b c “BREAKERZ、4年ぶりアルバムは『0-ZERO-』”. BARKS. 2025年10月9日閲覧。
- ^ a b “BREAKERZ、新たなアートワークでバンド名の意味を強力アピール”. 音楽ナタリー. 2025年10月9日閲覧。
- ^ a b c “BREAKERZ、最新アートワーク+『0-ZERO-』収録詳細公開”. BARKS. 2025年10月9日閲覧。
- ^ a b “【インタビュー】BREAKERZ、『0-ZERO-』完成「2015年夏は人生で最も忘れられない季節に」1”. BARKS. 2025年10月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g “ゼロからのリスタート! BREAKERZ流ロックサウンドを追究したニューアルバム『Ø-ZERO-』が完成!”. ROCKの総合情報サイトVif. 2025年10月14日閲覧。
- ^ a b c d e “【インタビュー】BREAKERZ、『0-ZERO-』完成「2015年夏は人生で最も忘れられない季節に」2”. BARKS. 2025年10月9日閲覧。
- ^ a b c “【インタビュー】BREAKERZ、『0-ZERO-』完成「2015年夏は人生で最も忘れられない季節に」3”. BARKS. 2025年10月10日閲覧。
- ^ “BREAKERZ、アルバム先行シングルのライブ映像&全国ツアー”. 音楽ナタリー. 2025年10月15日閲覧。
0〜ZERO〜
(0 zero から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/29 08:30 UTC 版)
| 「0〜ZERO〜」 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 三代目 J Soul Brothers の シングル | ||||
| 初出アルバム『MIRACLE』 | ||||
| A面 | 花火 | |||
| B面 | (YOU SHINE) THE WORLD Kiss You Tonight LET'S PARTY |
|||
| リリース | ||||
| 規格 | マキシシングル | |||
| 録音 | 2012年 |
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| ジャンル | J-POP | |||
| 時間 | ||||
| レーベル | rhythm zone | |||
| 作詞・作曲 | 小竹正人(作詞) Hiroki Sagawa from Asiatic Orchestra(Vanir)(作曲) 中野雄太(編曲) |
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| プロデュース | HIRO | |||
| ゴールドディスク | ||||
| チャート最高順位 | ||||
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| 三代目 J Soul Brothers シングル 年表 | ||||
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「0〜ZERO〜」(ゼロ)は、三代目 J Soul Brothersの通算7枚目のシングルである。2012年8月8日にrhythm zoneから発売された。
概要
- ジャケットが4種類のため、2形態・計8種での発売。初回限定盤には、初の単独アリーナツアーで展開される4つの世界観で撮りおろされたソロ写真で構成された16Pブックレットを封入[3]。
- DVDには、リード曲「花火」のミュージック・ビデオを収録。初回限定盤にのみ、映像特典として自身初の単独アリーナツアー『三代目J Soul Brothers LIVE TOUR 2012 0〜ZERO〜』の告知映像を収録。
- ジャケット写真およびブックレット、リード曲の「花火」のミュージック・ビデオは蜷川実花によるプロデュース[3]。MTV Video Music Awards Japan 2013の最優秀グループビデオ賞を受賞。
- 「花火」で『第63回NHK紅白歌合戦』に初出場、『第54回日本レコード大賞』で優秀作品賞を受賞し初出演。
- 「花火」は、2015年9月に75万ダウンロードを突破し、日本レコード協会からトリプル・プラチナ認定された[4]。また、2021年12月にストリーム数が3000万回を突破し、シルバー認定された[5]。
- 映画監督の常盤司郎が、「花火」をもとに映像化した短編映画『終着の場所』をCINEMA FIGHTERS PROJECTで製作。2017年6月1日に公開された。出演は劇団EXILEの町田啓太など[6]。
チャート成績
「レコチョクアワード月間最優秀楽曲賞2012年8月度」のダウンロード(シングル)部門で「花火」が月間1位を獲得。着うた部門でも月間2位を獲得した[7]。auのケータイ・スマートフォンで8月によく聴かれたランキング「2012年8月度LISMO Award音楽再生ランキング」でも第1位となった[8]。
収録曲
CD
- 花火 [5:38]
- 作詞:小竹正人、作曲:Hiroki Sagawa from Asiatic Orchestra(Vanir)、編曲:中野雄太
- (YOU SHINE) THE WORLD [4:12]
- 作詞・作曲:STY, Andy Love, Marcus Winter-John, Daniel Obi Klein、編曲:Daniel Obi Klein
- ABCマート「サマーサンダルフェア」CMソング。
- Kiss You Tonight [4:25]
- 作詞:Kenn Kato、作曲:Jeff Miyahara, Erik Lidbom、編曲:Erik Lidbom
- フジテレビTWOドラマ『結婚同窓会 〜SEASIDE LOVE〜』主題歌。
- LET'S PARTY [4:25]
- MBSドラマ『戦国BASARA-MOONLIGHT PARTY-』オープニングテーマソング。
- 花火(Instrumental)
- (YOU SHINE) THE WORLD(Instrumental)
- Kiss You Tonight(Instrumental)
- LET'S PARTY(Instrumental)
DVD
- 花火(Music Video)
- ツアー告知映像(初回限定映像特典)
収録アルバム
| 収録アルバム | 楽曲 | 曲順 |
|---|---|---|
| MIRACLE | LET'S PARTY | 1 |
| Kiss You Tonight | 4 | |
| 花火 | 5 | |
| (YOU SHINE) THE WORLD | 13 | |
| THE BEST | 花火 | 9 |
| (YOU SHINE) THE WORLD | 10 | |
| THE JSB WORLD (DISC-1) | 花火 | 10 |
| (YOU SHINE) THE WORLD | 11 | |
| Kiss You Tonight | 12 | |
| LET'S PARTY | 13 | |
| BEST BROTHERS (DISC-01) | 花火 |
8
|
脚注
- ^ “0〜ZERO〜 三代目J Soul Brothersのプロフィールならオリコン芸能人事典”. ORICON STYLE. オリコン. 2014年1月21日閲覧。
- ^ “年間ランキング特集『ミリオン8作!AKB48とMr.Childrenが2012年音楽シーンを牽引』”. ORICON STYLE (2012年12月20日). 2012年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月29日閲覧。
- ^ a b “三代目 J Soul Brothers新作ジャケ&PVで蜷川実花とコラボ”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2012年7月8日) 2020年6月4日閲覧。
- ^ “レコ協 9月度有料音楽配信認定を公表、EXILE「Rising Sun」&倖田來未「愛のうた」がミリオン認定”. Musicman (2015年10月20日). 2024年12月3日閲覧。
- ^ 日本レコード協会調べ 2021年12月度有料音楽配信認定作品
- ^ “EXILE TRIBE楽曲の映画化企画、全作品キャスト発表”. モデルプレス. (2017年4月10日) 2017年4月10日閲覧。
- ^ レコチョクアワード月間最優秀楽曲賞8月度 Archived 2012年10月18日, at the Wayback Machine.
- ^ 2012年8月度LISMO Award音楽再生ランキング
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