鳳来寺山
名称: | 鳳来寺山 |
ふりがな: | ほうらいじざん |
種別: | 名勝 |
種別2: | 天然記念物 |
都道府県: | 愛知県 |
市区町村: | 新城市 |
管理団体: | |
指定年月日: | 1931.07.31(昭和6.07.31) |
指定基準: | 名3,名4,名5, 名10,名11, 植2,植9, 地1,地7 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 最高峯ヲ瑠璃山ト称シ海拔約六百九十メートル砂岩泥板岩泥灰岩ノ累層ヨリ成レル第三紀新層ノ上ニ噴出セシ石英粗面岩ノ塊状火山ニシテ初ハ讚岐屋島ノ如キ一ノ熔岩臺ヲ成セシモノナルモ後甚シク開析セラレテ現時ノ山形ヲ呈スルニ至リシモノトス此ノ山ニ於ケル石英粗面岩ハ流理ノ著シキヲ以テ特色トシ岩質ノ變更甚シク殊ニ其ノ一部ガ玻璃質ノ松脂岩トナリ眞珠石構造ノ發達セルモノアルハ他ニ多ク其ノ類例ヲ見ザル所ナリ山勢ハ概ネ危峻峭拔ニシテ奇岩■嵬往々數十メートルノ絶壁ヲ成セル處アリ鏡岩最モ著シ山顕亦參差突兀タリト雖遠ク之ヲ望メバ稍々■頭ノ圓錐形ヲナス■王院本堂ヲ經テ奥ノ院ニ至レハ岩上ノ展望廣濶ニシテ雄大參尾ノ平野渥美半島ノ海面一 ノ中ニ在リ北ノ天狗岩東ノ五郎岩其ノ奇峭ヲ以テセラレ行者越亦特ニ險阻ヲ以テ知ラル山腹一帶ハ常緑濶葉樹ト落葉濶葉樹ノ■林ヲ以テ被ハレ暖地ノ樹種少カラサレトモ山上ニ到レハ針葉樹多ク漸ク寒地ノ景觀ヲ呈ス山中ヲ通ジ溪谷ハ花草羊齒ノ種類ニ富ミ直立セル岩壁ニハ石耳■等ノ岩生植物群落セルヲ以テ著シ林中■息ノ鳥類亦多ク佛法僧殊ニ名高シ |
鳳来寺山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/27 03:49 UTC 版)
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鳳来寺山 | |
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鳳来寺山
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標高 | 695 m |
所在地 | ![]() 愛知県新城市鳳来寺 |
位置 | 北緯34度58分58.51秒 東経137度34分57.36秒 / 北緯34.9829194度 東経137.5826000度座標: 北緯34度58分58.51秒 東経137度34分57.36秒 / 北緯34.9829194度 東経137.5826000度 |
鳳来寺山の位置 | |
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鳳来寺山(ほうらいじさん)は、愛知県新城市鳳来寺にある山である。
概要
「声の仏法僧(ブッポウソウ)」(コノハズク)が棲息していることや紅葉の名所として、更に鳳来寺があることで知られる。旧火山帯の南端に位置する約2000万年前に活動した火山であり、標高は695メートルとされるが、これは厳密には鳳来寺山の山頂標識から北に位置する瑠璃山と呼ばれる岩峰の標高である[1]。
登山道は、門谷からの鳳来寺山表参道(愛知県道441号鳳来寺山公園線)を通り源頼朝が寄進した石段(1,425段)[2]を経由する道のほか、大野からの東海自然歩道を通るルート、湯谷温泉から鳳来寺山パークウェイ(元有料道路)を通り山頂駐車場を経由するルートがある。いずれを用いても鳳来寺の本堂や鳳来山東照宮にも行くことができる。
1931年(昭和6年)に国の名勝及び天然記念物に指定され、2007年(平成19年)には日本の地質百選に選定された。
山には、日本一高いとされていた樹齢800年以上、樹高約60メートルの「傘杉」(かさすぎ)がある[3][注 1]。
1935年(昭和10年)6月7日・8日の両日に渡り、名古屋放送局は鳳来寺山でブッポウソウ(コノハズク)の啼き声を夜間生中継することに成功。これをきっかけに「声の仏法僧」コノハズクと、「姿の仏法僧」であるブッポウソウの食い違いが学術的に解明されただけでなく、鳳来寺のブッポウソウの声が名物として広く知られることになった。
交通手段
路線バス
- JR飯田線 本長篠駅、三河大野駅、湯谷温泉駅もしくは高速バス山の湊号 もっくる新城南バス停から新城市Sバス湯谷温泉もっくる新城線の「鳳来寺山山頂」行に乗車。終点「鳳来寺山山頂」停留所で下車。
- 月 - 土曜に運行。
- JR飯田線 本長篠駅もしくはもっくる新城南バス停(1往復のみ)から、豊鉄バスの急行「鳳来寺山頂」行きに乗車。終点「鳳来寺山頂」停留所で下車(本長篠駅からの所要時間:22分)。
- 本長篠駅から豊鉄バス「田口」「四谷千枚田口」行きのどちらかに乗車。「鳳来寺」停留所で下車。11月23日は「鳳来寺」行きのバスを増便運行する。
自家用車
- 東名高速道路豊川IC もしくは新東名高速道路新城ICから国道151号を北西方向(飯田・東栄方面)へ進む。
- 表参道・登山口 - 長篠交差点を左折、突き当たり(長篠交差点から約7分)の丁字路を左折。約450メートル先の丁字路(愛知県道441号鳳来寺山公園線交点)を右折(駐車場あり)。
- 山頂駐車場 - 湯谷温泉から元有料道路の鳳来寺山パークウェイに入る。もしくは長篠交差点を左折し突き当たりの丁字路を右折。鳳来寺山パークウェイ内の分岐を鳳来寺・東照宮方面へと進む。
周辺
ギャラリー
関連作品
脚注
注釈
出典
- ^ “鳳来寺山登山道合同調査について”. 国土地理院 中部地方測量部 (2013年11月6日). 2019年9月16日閲覧。
- ^ “其の一 鳳来寺から始まる家康の生涯”. しんしろ 家康紀行. 新城市 (2023年1月4日). 2024年3月20日閲覧。
- ^ “すぎゆく年に 愛知・新城”. 中日新聞: p. 1. (2015年12月30日)
- ^ “京都の三本杉、高さ日本一 林野庁発表”. 京都新聞. (2017年11月21日). オリジナルの2017年11月21日時点におけるアーカイブ。 2024年3月20日閲覧。
- ^ “京都の杉が高さ日本一 62.3メートルと確認”. 日本経済新聞. (2017年11月28日) 2024年3月21日閲覧。
- ^ 若山牧水「鳳來寺紀行」 - 青空文庫
関連項目
外部リンク
固有名詞の分類
- 鳳来寺山のページへのリンク