鳥吉関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 23:43 UTC 版)
タケル 鳥吉本店(新宿店)の副店長で、実質的に店の運営をすべて任されている。真面目な好青年で、鳥吉に来る前は料亭で修行していたので料理の腕もよい。 鳥吉関係者からは「力のジョー」に対し「技のタケル」と呼ばれる。 ジョー、青山とは同期入社。過去、思いつきでジョーにプロポーズした経緯がある。精悍なイケメンである為女性からはかなりもて、サチから真剣な好意を寄せられているが、気づいていない。実は若いころに変な女性と付き合って苦い思いをした経験があり、そのせいでしばらく女性不信に陥っていた様子。他人からの好意に鈍感なのも、思いつきでジョーにプロポーズしてしまったのもその時のトラウマが原因のようである。 美樹と同い年だが、そう聞かされた時はかなり狼狽していた。 左膳(さぜん) 鳥吉グループの社長にして本店の店長。髪はオールバックでサングラスを愛用する。 経営センスはイマイチで、一度会社をつぶした前歴あり。無一文で故郷に戻ったところ、地元の名士に「ボンクラ息子(金具志)を引き取る」という条件で資金を出してもらい、鳥吉を創設する。良くも悪くも情に厚いところがあり、不採算部門だと分かっていながらなかなか3号店の改革に取り組まなかったり必ずしも鳥吉の客層と合っていない場所への5号店の出店等につながっている。 ニッシー 本名不明。鳥吉2号店の店長兼鳥吉本社の経理担当。鳥吉創設以前から左膳を支える。 眼鏡をかけた真面目そうな風貌の人物だが、若いころは暴走族だったらしい。 金具志(かなぐし) グループ3号店、というか「とり吉」(タマ川競艇場前店)の店長。左膳に資金を提供した名士の次男。 ギャンブル好きのボンクラで、鳥吉創設の経緯から左膳が強く出られないのを良いことにサボり放題、ついに3号店(鳥吉グループのイメージ低下になるため3号店とは表記しない上、店名も微妙に変えられている)の店長として隔離された。当然のごとく3号店は一度も黒字になったことがなく、ジョーからは店長会議のたびに「3号店はつぶせ、金具志はクビにしろ」と言われる始末。 生活も放漫だったようで、店で突然倒れて入院。ヘルプに入ることを条件に一切の権限を任されたジョーにより、退院後は店ともども完全監視下に置かれ、それまでの放漫人生を後悔するハメになっている。 青山(あおやま) 鳥吉5号店(早稲田駅前店)の店長。気弱な性格で店長会議でもほとんど発言しない。ジョー、タケルと同期入社。大阪出身(ただし、ジョーからは「大阪人としての価値がまったくない」呼ばわりされている)。 入社直後の研修でジョーたちと共に山奥へ連れて行かれ、5人の新人のうちジョー・タケル以外の2人から一緒に逃げようと誘われたが、逃げることすら怖く結局会社に残った。営業成績はカツカツ。 五島(ごしま) 2号店の調理担当。短髪で頑固そうな職人風の風貌。料理研究に熱心で、店長会議には開発中の新メニューを持ち込み、ジョーたちに意見を求める。 保背(ほせ) 左膳社長の知人で、鳥吉グループでのクレーム処理のアドバイザー。 小柄でサルを思わせる風貌だが、巡査から公安までたたき上げ、現警視総監とサシで飲む仲。組関係者への影響力も絶大という、見かけによらない人物。 ただ、飲むとやたら長い昔話を、しかも何度もするのが玉にキズ。 播磨魚(はりまお) 5号店のバイト頭。すべての業務に通じる鳥吉グループ屈指の万能トレーナー。 有能だが性格に難があり、野球に駆り出された際にはふくれっ面で不満たらたら、ついには途中で帰ってしまった。 後に、接客のまずさと部下(バイト)の管理不徹底からクレーム騒ぎを起こしバイトを解雇されるが、能力の高さを買われ、正社員として再出発することに。
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