鳥啼歌(とりなくうた)
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明治36年(1903年)2月11日、新聞萬朝報に「国音の歌を募る」という記事が掲載された。これはいろは歌に使われている仮名に「ん」を加えた48文字で、いろは歌と同じように同じ仮名を二度使わず、文脈のある文を新たに募集したもので、その出来栄えによって一等から二十等までを決め、それぞれ懸賞金を出すとした。その後一万もの作が万朝報に寄せられ、選考の結果、応募作を同年7月15日の紙面で発表している。一等の作は、以下の埼玉県児玉郡青柳村在住の坂本百次郎の歌であった。 とりなくこゑす ゆめさませ みよあけわたる ひんかしを そらいろはえて おきつへに ほふねむれゐぬ もやのうち 鳥啼く聲す 夢覚ませ 見よ明け渡る 東を 空色映えて 沖つ辺に 帆船群れゐぬ 靄の中
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