鳥坂寺塔跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/22 15:05 UTC 版)
境内には古代寺院の一つである鳥坂寺の遺構があり、昭和36年(1961年)の発掘調査で塔心礎と雨落溝が発見された。塔心礎は基壇面よりも深く埋め込まれた地下式心礎で、一辺1.2m、厚さ63cmの花崗岩製。柱穴の直径は底部で50.5cm、深さ15.5cmの円錐形の舎利孔があり、土層の観察から心柱を粘土で巻き、さらに木炭と小石混じり土で互層に埋め立てていることが分かった。柱穴の大きさや心礎と雨落溝の距離から見て、塔は高さ20mの三重塔で、7世紀中~後半にかけて建立されたものと推定される。 本殿 末社 忠霊塔
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