音源の変遷
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パーソナルコンピュータの最初期には音声が出ないか、あってもビープ音のみの環境であった。そこで、パーソナルコンピュータに音楽を奏でる機能を持たせるため、サウンドカードが発売された。ごく初期のものではApple IIの Mockingboard が有名で、PSG音源を搭載していた。その後登場した家庭用パーソナルコンピュータの多くは標準的に音源が内蔵されるようになったため、以降はサウンドカードは(当初は家庭用途を想定していなかった)NEC PC-9800シリーズやPC/AT互換機用のものが中心となった。これらの機種用のサウンドカードは、より豊かな音色を出力することのできるFM音源の使用が主流となった(Ad Lib社のサウンドカードやNEC PC-9801-26等)。やがてゲームのBGMなどでMIDIが用いられると、MIDI信号を受けて発音するMIDI音源モジュールをMIDIカード上に実装したものが登場した(ローランドのLAPC-I等)。 1980年代末から90年代にかけて、FM音源に加えPCMで音声の再生を行うPCMデコーダー、および音声を録音するPCMエンコーダーが搭載されたサウンドカードが登場した(Creative Sound BlasterやNEC PC-9801-86等)。この時点でサウンドカードは、パーソナルコンピュータに音源を付加することに加え、音声入出力機能を拡張するものとなった。また、Sound BlasterはMIDIカードとしての機能を有し、Wave Blaster等のドーターボードを搭載することによりMIDI音源としても利用することができた。 この時期に使用されたサウンドカードの多くはジョイスティックを接続するためのインタフェースを備えている。特に、Sound Blasterではジョイスティック接続のためのゲームポートが、MIDIコネクタと兼用となっていた。 Windowsが広く普及した現代では、FM音源の利用はほぼ皆無となり、ゲームBGM再生もMIDIに代えPCMが使われるようになった。また、FM音源やMIDI音源等のエミュレーションを十分に行える処理能力をPCが有するようになった。そのため、サウンドカード上のFM音源やMIDI音源モジュールは需要が薄れ、これを搭載しないサウンドカードが主流となった。 また、外付けタイプのMIDI機器やジョイスティックも2018年現在ではほぼUSBで接続できるため、ゲームポート搭載製品も完全に淘汰された。
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音源の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 09:16 UTC 版)
初代(1972年3月4日~1979年3月6日) 他の劇伴(コント開始のテーマ、体操マーチ等)と同様、「岡本章生とゲイスターズ」が舞台で演奏したものを収録。Bメロ部分のアレンジが、2代目および3代目と少し異なる。また放送回によって、テープスピードが普通のバージョンとアップテンポのバージョンがある。 2代目(1979年3月13日~1982年1月30日) フジテレビ「ドリフ大爆笑」のコントで使用した、オーケストラアレンジによるもの。当時「ドリフ大爆笑」の音響効果に、TBS系の音響効果会社である「メッセ」が協力していたため、同番組でも使用された。 なお、TBS「オールスター感謝祭」の中で使用されているものは、この2代目バージョンである。 3代目(1982年2月6日~1985年9月28日) 「合唱隊テーマ」「体操マーチ」等とともに、新たにスタジオ録音されたもの。ステレオとなる。最終回まで長く使用された。また「全員集合スペシャル」等の特番や、DVDに収録された70年代のコント終わりに2代目またはこの3代目の音源がマスキングされていることが多い。
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