銀河系の5大種族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/06 22:34 UTC 版)
地球同盟 22世紀中頃にセントーリと遭遇し、ジャンプ技術を手に入れた。それから100年の間に宇宙社会へ進出したが、その間にもいくつか戦争を経験している。 2230年頃に非同盟惑星連合と共にディルガーと呼ばれた種族と戦って勝利した。 2245年、地球-ミンバリ間に全面戦争が勃発。2248年の戦争終結までに大勢の犠牲者を出すが、戦争を優勢に進めていたはずのミンバリが突然に降伏したことで全滅を免れた。これによって形式的に地球は宇宙社会におけるリーダーになったが、2258年の時点でも他種族と覇権を争っている。 ミンバリ戦争後、バビロンプロジェクトが立ち上がり中立地帯で宇宙ステーションを建造したが、前述のようにバビロン1から3は破壊されてしまった。しかし、バビロン4とバビロン5は、銀河系の運命そのものを左右する出来事に大きく関わることになる。 火星との独立問題を抱えていたが、2260年、クラーク大統領が火星を攻撃した。このことでバビロン5を始め、プロクシマ3やオリオン7など、多くの外宇宙コロニーがクラーク大統領に抗議して地球同盟を脱退。翌年の地球内乱に繋がっていく。 ミンバリ連邦 2245-48年の3年間、地球との全面戦争を行っていた。戦争の最終局面でミンバリの艦隊は地球の眼前に迫り、勝利目前であったにもかかわらず降伏した。彼らの歴史上、決して看過できないほどの重要な関係が地球人類との間にあることが明らかになったことが原因である。この事実は公の場では伏せられたために、聖職者カーストと戦士カースト間が対立を始めた。その一方、戦後の地球とミンバリとの関係は友好的になった。 科学技術は、宇宙社会に進出した種族の中ではヴォーロンを除くと他の種族より優れている。実際に、ヴォーロンの科学技術を取り入れた艦船(ホワイト・スターなど)を実用化し、レンジャーと呼ばれる組織が用いている。 聖職者・戦士・労働者の3つのカーストが存在し、各カーストから3名ずつ選ばれた評議員によって構成されるグレイ評議会が政治を指導している。なお、3という数字はミンバリにとって重要な意味を持ち、さまざまな場面で登場している。しかし、2261年に聖職者カーストと戦士カースト間の対立によりグレイ評議会は機能しなくなり、ミンバリ内戦が勃発した。 ナーン政府 長い間セントーリに支配された歴史を持つ。ナーン本星はセントーリの侵略を受けるまで緑豊かな星だったと言われているが、現在では埃っぽく荒野の広がる赤茶けた星になっている。 この100年間でセントーリから独立したが、セントーリに対して激しい敵意を抱いており、復讐の機会をうかがっていた。 2259年にセントーリの侵攻を受けて首都惑星が陥落し、再びセントーリに隷属された。だが、その後のシャドウ戦争の終局において、セントーリはナーンの支配を止め、再びナーンは独立国家となる。 セントーリ共和国 22世紀中頃に地球と接触し、それ以来100年に渡って貿易を行っている。 ジャンプ技術を持たない地球に無償でジャンプ・ゲートを提供している。 かつては銀河系の4分の1を支配していた広大な星間国家だったが、2258年までに彼らの支配下にあった多くの惑星や星系が分離独立したことで国力が衰え、その文明はすでに衰退を始めている。この状況を嘆いたロンド・モラーリはシャドウの力を借り、一時はセントーリの影響力を復権させるのだが……。 ちなみに、国家形態は共和国だが、皇帝がいて、絶大な権力を手にしている。 ヴォーロン帝国 謎に包まれた種族。その真の姿を見たものはほとんどいない。常に宇宙服のようなものを身につけている。 技術的にミンバリ連邦、セントーリ共和国を遥かに凌いでいる。 物語の中盤以降、ミンバリ連邦へ技術供与を行い高性能艦を完成。バビロン5とレンジャーへ提供する。 直接シャドウと戦うことを極力避けている。その理由は第4シーズンにおいて明かされる。
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