連載の継続
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中国大陸における漫画執筆環境を整えることの困難さを理由に一度目の休載に入り、途中日本側との打ち合わせの重要性が再確認されたことにより中断が長引いたが、その時は連載が再開された。一度目の休載期間は中国では2016年3月25日から2017年4月25日まで、日本では2016年6月24日から2017年4月25日まで。 2019年に第92話で第一部(中文版の原本では第二部)が終了し、再び休載に入っている。中国では『快看漫画』にて最終章である第三部が予定されているとアナウンスされた。 日本の『少年ジャンプ+』では第35話と第36話が1週間のみの間隔で更新されその後も隔週更新が続いたため長い間世界最速の発表媒体となっていた。中国国内においては条漫配信サイト『快看漫画』が最速の発表媒体である。 連載当初は作者である第年秒が中国の漫画制作公司である夏天島工作室(SUMMER ZOO)に所属していたため、「協力/SUMMER ZOO」とのクレジットが入っていた。しかし、2016年12月に以前より夏天島工作室から脱退していたことを告白する。同月には、契約上のトラブルの被害を受け続け改善が見られないことにより契約更新を辞退したという事実を、有名漫画家の夏達が公表していた。夏達の告発した内容は不透明な会計や報酬、雇用条件の食い違い、現在の連載への妨害行為など多岐にわたる。夏達に続き、脱退の意向や既に脱退していることを公表した漫画家は2017年1月時点で32名に及ぶ。その中には第年秒や日本でもアニメが放送された『縁結びの妖狐ちゃん』(原題:狐妖小红娘)の小新など、夏天島工作室の主力を担っていた漫画家も含まれる。第年秒は夏天島工作室脱退とともに翻翻動漫の制作部に移籍していたことを明かす。夏天島工作室が有していた本作の出版権なども現在は翻翻動漫に移管されている。2017年12月に掲載された第52話を最後に「協力/SUMMER ZOO」のクレジットは削除された。 夏天島が本作の著作権の帰属を主張し、アニメ化を主導する翻翻動漫と杭州一翻風瞬文化創意有限公司に対してアニメ制作の中止や損害賠償を求める訴訟を起こしたため、第年秒(本名:胡伟)も第三人(参加人)として裁判に参加。2019年2月の第一審判決で著作者は胡伟のみと認められ、夏天島の訴えは退けられた。2019年3月13日、第年秒は微博にて第一審での翻翻動漫サイドの勝訴を公表する。夏天島は3月14日に第年秒への非難声明を微博へ投稿し、その中で控訴状が受理されたことを発表。裁判や声明における事実の歪曲を第年秒から指摘されるが、夏天島は第年秒の指摘を引用した上で公然と誹謗中傷を行う。2019年11月4日、夏天島は判決を経ずに協議にて著作権侵害紛争が解決したと声明を出す。具体的な協議内容は非公表だが、これ以後も本作の商品展開は夏天島の関与を受けずに行われている。 第年秒は2019年9月よりテンセントのウェブコミック配信サイト『騰訊動漫(中国語版)』にて「日月同错」を連載中。この連載は以前からの予定に基づいて行われたものである。「日月同错」は2020年3月より『少年ジャンプ+』にて「屍者の13月」として連載中。
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