連載の延長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:52 UTC 版)
「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」の記事における「連載の延長」の解説
読み切りのアンケートでの評判が良かったことから、1〜2年の予定で『ダイの大冒険』の連載が決定した。しかし三条は、最悪10週で打ち切りになることも念頭において、ダイとポップの旅立ちがちょうど10話目になるように構成する。人気が出たことによりその10話目が巻頭カラーとなり、国民的ゲームの漫画化でプレッシャーも大きかっただけに、1番胸を撫で下ろした瞬間だったという。 ジャンプコミックス・パーフェクトブックによれば、本来はバラン編の直後に大魔王バーンが現れて完結の予定だったが、人気が出たため物語構成が変更されたとしている。パーフェクトブックの編集者は「その通りに進んでいたら、ポップはそのまま死亡、バランもダイに倒され、即最終決戦という展開になっていたはず」と記述している。一方で三条は、キャラクターが物語を作ると発言している。バランが味方になることは登場前から考えていたと明かし、「キャラを考えるときは一緒にゴール地点を決め、そのオチを絶対に変えないと決めて進めば、途中で物語が延びたり寄り道してもブレないでちゃんと着地できる」と述べている。 連載続行により変更になった物語構成は、メインキャラクターを中心にした娯楽編への転換である。これは2年以上の連載を見込んだ軌道修正と、アニメ化により派生したファン層へのサービスだった。この結果、マァムの早期登場と鬼岩城編に世界会議・巨大魔城・新しい剣といった派手な要素が入った。
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