転倒大学麻雀研究会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/06 22:00 UTC 版)
「ミリオンシャンテンさだめだ!!」の記事における「転倒大学麻雀研究会」の解説
宿命田 草太(さだめだ そうた) 転倒大学麻雀研究会。また、物語中盤で牌楽王戦Zリーグに所属、のちにYリーグに昇格し、その後、高血穂を除く研究会のメンバーと共に番寺が新設したプロ集団「デスペドーラ」に所属する。片山の過去作の主人公である豊臣や鉄壁と同じく、非常に背が低くデフォルメされて描かれる。また、めろん畑のフェロモンによって、よく体が溶けてゲル状になる。タイトルや冒頭部に描かれるように非常に配牌が悪いが、「往生際打法」と作中で称される、諦めないと同時に危険も見過ごさない、粘りと我慢の麻雀を打ち、時に悪配牌からやっとまとまった終盤に、危険牌を切らないためにシャンテンを落とすほど。目先の損得で見ている足本や木安目からは宿命田を下手と勘違いしているが、他の打ち手から、特に彼の打牌を見ていた者はその忍耐力を評価していた。基本的にどれだけいい麻雀を打っても配牌が良くなることは無いが、序盤の学生選手権で半荘だけ配牌がよかったことがある。だが、好配牌に慣れていないせいか下手な打ち回しをしてしまっていた。また、めろん畑が宿命田の配牌を代わりにとったとき、その手でダブルリーチをかけ、一発で三倍満をツモったこともある(正確には、宿命田が自分の運でないことを理由にアガりを拒否したため未遂)。 めろん畑 桃実(めろんばたけ ももみ) スタイル抜群(特に巨乳)でおっとりした性格の帰国子女。(空気を読まないおっとり発言が多くおっとりしすぎで相手をイライラさせる一面も。しかし彼女には一切悪気はない。)大柄な体型。かなりの初心者で、多面待ちが分からず見逃したり(中には安目の見逃しとも取れるケースもある)、受け方を間違えてアガりを逃したり、見え見えの役満テンパイに振り込んでしまったりなど下手な打ち回しが目立つが、配牌が平均2シャンテン、配牌時にはたいていドラが二三枚、多いときは四枚入っているなど、配牌女王の異名を持つほど恵まれたツキを持つ。また、ツモも強い。一巻あとがきによると、「レッドカブラ」という作品から引っ張ってきたキャラ(足本、天照、北半球も同様)であるが、こっちは帰国子女であるなど、設定は大きく異なる。紅一点をさらに活かすためか、作中で同じ日・同じ半荘であっても話数が変わると服装が変わっている場合が多い。(麻雀やろうぜ!)の麻雀ゲームにもゲスト出演したが、打ち方にセオリーはないという初心者向けの設定だった。プレイヤー選択時の自己紹介セリフは「はい、よろしくおねがいします」だった。アガっても安上がりがほとんどでまぐれアガりが多い。 足本(あしもと) 常に帽子を被っている。痩せており、また頭部も細長い。バック(後付け)を得意とする。そのために門前を崩して窮屈な手恰好に構えたり、日暮&大泉戦では片和了りゆえに和了を逃がしたりしていた。 木安目(きやすめ) 足本とは対照的に、肥満体系でメガネをかけている。自分の手がアガれないと見ると、鳴きまくって役なしの形テンをとりノーテン罰符を狙う「見切り形テン」を特技とする。相手の絞りで手を止める効果があるが、速攻されれば逆に手が出ない。 天照 ベランダ(あまてらす ベランダ) 麻雀研究会のOB。「偉い俺」が口癖。迷彩で牌を引き出す麻雀を打つが、極限堂には「もうかなり古いですよ」と切り捨てられ、めろん畑の後ろでアドバイスした際は、ツモで数巡早和了り出来たことと、得点が下がっていた。しかし、温泉研究会とのイカサマ同然の相手からは、逆に彼も卑怯な手段で対抗していた。 高血穂(たかちほ) 麻雀研究会の新人。「キチンとした人間」を自称しており、対局相手が荒い麻雀を打つと怒り出し、ついにはキレる。その所為で雀荘を出入り禁止になっており、そこを裏方メンバーを必要としていた宿命田たち転倒大学麻雀研究会に勧誘された。そのことからコードネームを出禁(デキン)とされた。結局裏方に回って以降、一度も麻雀を打っていない。それどころか、坩堝・目交戦の直後に登場して以降、フェードアウトして最終回のひとコマ以外出番が無くなった。ただし、自分が勝てば一気に怒りが冷めたり宿命田の負けを自分との交代だと喜ぶなど、実はマナーとは別の点で問題がある。
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