軍用気球の制作とは? わかりやすく解説

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軍用気球の制作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/18 16:03 UTC 版)

北軍気球司令部」の記事における「軍用気球の制作」の解説

ロー軍用使われる気球民間操縦士が使う通常の気球よりもうまく作られるべきと考えた戦場で使うためには特別な操作用心必要だった当時気球市営石炭ガス供給基地膨らまされ膨らまされたまま地上員によって現場まで曳航された。ロー現場で気球ガス充填ができるように、携帯可能な水素ガス生成器開発が必要であると認識した。しかし、管理部門士官として待遇され通常少佐以下の扱いだったので、資材購入するための予算諦めるしかなかった。 ロー野砲効果的使用法変えるという目的別のデモンストレーションを行うために呼び出された。1861年9月24日ワシントンD.C.の南、コーコラン砦に行くよう指示を受け、そこから上昇して遙か南にあるバージニア州フォールズチャーチの南軍宿営所を下ろすことになった遠く離れたキャンプ・アドバンスに見えない北軍砲台があった。ローはフォールズチャーチにめくら撃ちする砲台旗信号指示を送ることとされた。各信号は左へ、右へ、手前へあるいは遠くへという調整指示するのだった同時に報告電報でも砦の作戦本部伝えられた。数回調整砲台からの砲弾正しく標的捉えるようになったこの方法は砲撃前進観測者先駆けとなった翌日ローは4基の気球水素ガス発生器の制作命令受けたローフィラデルフィア自分施設制作取り掛かった。その制作のために提案していたインド・シルクと綿の紐を発注する予算与えられた。それと共に気球ガス漏れにくくなるワニスについて未公開処方箋実現した水素ガス発生器はワシントン海軍造船所指物師親方作った銅管タンク組み合わせて硫酸満たし鉄片入れれば水素ガス発生した。この発生器はロー自身設計だったが工学驚異考えられた。それらは木箱入れられるよう工夫され、それで容易に普通の荷車に合うようにされた。この発生器は気球制作よりも時間掛かったので、最初気球には間に合わなかった。 1861年10月1日第1号気球ユニオン号使用可能となった携帯用ガス発生器無かったが、即座任務呼び出された。気球ワシントンガス充填され夜通し曳航されてチェイン・ブリッジ経由でルインズビルまで移動したポトマック川上流バージニア州フェアファックス郡に入るには、屋根付き格子構造を通るために、気球引っ張る者達は平材の上這って進む必要があった。気球隊員日の出までに到着した夜通し9時間試練疲れ切っていた隊員強風煽られ気球逃がしてしまった。気球は後に回収されたが、ローはこの事故落胆しており、適切な装置供給するのに遅れたことで厳しい批判浴びた後のことだった。 ローは7基の気球製作したそのうち6基は任務使われた。それぞれの気球に2台のガス発生器付けられた。小さな気球は風の強い日、あるいは素早く1人で低高度に上がるときに使われた。ガス少なくて良かったので直ぐに膨らませることができた。以下は小型気球である。 イーグル コンスティチューション ワシントン 大型気球重量の多いとき、例え電報電鍵操縦士として1人余分に乗せる時に使われた。高々度昇ることができた。以下は大型気球である。 ユニオン インターピッド(ローお気に入り気球エクセルシア ユナイテッド・ステイツ 最後の2基はワシントン倉庫保存された。最終的にエクセルシア高緯度観測基地キャンプ・ローに送られ厳し冬季の間インターピッドの補助気球として使われたが、ユナイテッド・ステイツ一度任務に就かなかった。ラマウンテンはロー対す罵倒の中でこの2基の気球引き合い出し終戦時に未使用のままでロー買い取ることができるように「蓄えていた」と言った

※この「軍用気球の制作」の解説は、「北軍気球司令部」の解説の一部です。
「軍用気球の制作」を含む「北軍気球司令部」の記事については、「北軍気球司令部」の概要を参照ください。

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