設定のみのキャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 10:12 UTC 版)
「ファイナルファンタジーX」の記事における「設定のみのキャラクター」の解説
以下のキャラクターは本作の時点で既に故人となっている者。一部は死人やスフィアの記録などという形で登場する。 ティーダの母 声 - 長沢美樹 享年39歳。夫に入れ込む余り息子のことをほったらかしにしてしまい、ティーダに「母親を取られた」とジェクトを怨ませる原因を作ってしまった人物。ジェクトが行方不明になった後、生きる気力を失い衰弱した末に病死した。ティーダに対する愛情は特に見られなかったものの、彼女が言った「死んでしまったら、きらいだってことも伝えられないのよ」という言葉は、彼がユウナを助けに行く際の原動力となった。終盤ではこの言葉の通り、ティーダは父に対して「大っ嫌いだ」と伝えている。 ジスカル=グアド(Jyscal-Guado) 声 - 佐藤正治 シーモアの父。先代グアド族族長にして、エボン寺院の老師でもあった。エボンの教えをグアド族に広めるなど、他の種族との交流に尽力した。善良な人物だがグアド族の内紛の際、一族のために止むをえず息子と妻を流刑にしており、当時は部族内部のことで悩んでいた。それが一因でストーリー開始直前にシーモアに殺されたが、本人は妻子に対する償いとして受け入れた。 しかし死してなおその魂は死人として残り、異界から出てこようとしたところをユウナに異界送りされる。その際に、上記の後悔、不安およびスフィアを見た者にシーモアを止めるよう懇願する様子を記録したスフィアを落としてユウナに拾われ、それを見たユウナがシーモアを止めるべくプロポーズを受ける決意をする一因となる。ユウナの荷物にあったこのスフィアがマカラーニャ寺院で発動したことで、一行もシーモアによるジスカル暗殺を知り、シーモアとの戦闘に発展する。 シーモアの母 声 - 藤井佳代子 本名は不明。ジスカルと結婚しシーモアを産んだ人間の女性。グアド族の内紛の際にバージ島に流された。そこで自分の命の先が短いことを悟り、一人残される息子の力となるべく共にザナルカンド遺跡を訪れ、彼の究極召喚獣「アニマ」の祈り子となる。息子にシンを倒させて名誉を回復することを望んでいた。唯一の味方であった母まで失った息子は「死は永遠の安息」という狂気に陥り、「アニマ」の力は悪用されることが多くなってしまった。 続編『X-2』では召喚士であったことが語られている。 チャップ(Chappu) ワッカの弟。ティーダと風貌・雰囲気が似ているという。ルールーの恋人であったが、1年前、ルッツに誘われてアルベド族と共同で『シン』討伐の作戦に参加。ワッカの渡した武器ではなくアルベド族の武器を使い、命を落とした。このためワッカは「教えを守る」ことに固執するようになり、アルベド族に対する負の感情を抱くに至った。 ギンネム(Ginnem) ルールーが最初にガードを務めた召喚士。旅の途中で命を落としている。死人の状態で隠しボスとして登場。ルールーたちに召喚獣をけしかけるが敗北し、消え去った。 ガンドフ(Gandof) 約400年前、ユウナレスカの次に『シン』を倒した最初の大召喚士。雷平原に邪悪なサボテンダーを封印したことでも知られており、彼の名前が付けられている。 オハランド(Ohalland) 約230年前、『シン』を倒した2人目の大召喚士。元々ブリッツボールの選手で、今のキーリカ・ビーストに所属していた。ブリッツボールの選手ということでワッカから尊敬されている。 ヨンクン(Yocun) 約100年前、『シン』を倒した3人目の大召喚士。討伐隊出身で、歴代大召喚士で唯一の女性。享年51歳。元討伐隊員であり、ナギ平原の谷底で修業していたという逸話が残っているため、同地は討伐隊にとって特別な場所となっている。公式でイラストが存在するが、ゲーム中には反映されておらず他の討伐隊と同じ容姿である。 オメガ(Omega) 700年前のエボンの僧官。寺院に反逆をもくろみ処刑された。スピラのどこかに強力な魔物として留まっていると言われている。隠しボス「オメガウェポン」として登場する。その前哨戦として影である「アルテマウェポン」もいる。 劇中では語られないが召喚士を生贄にする「死の螺旋」を憂い、独自のやり方でシンを倒そうとしたため「反逆」と見なされて処刑されたという。そのため一概に悪と言える存在ではない。 ビリガン(Bilghen) 雷平原に避雷塔を建てたアルベド族。しかし、建設中に雷に打たれ異界の住人となる。 ミヘン(Mi'ihen) 討伐隊の元となる“赤斬衆”を作った男。その意図を寺院に語るために歩いた街道の一部に、彼の名前が残されている。
※この「設定のみのキャラクター」の解説は、「ファイナルファンタジーX」の解説の一部です。
「設定のみのキャラクター」を含む「ファイナルファンタジーX」の記事については、「ファイナルファンタジーX」の概要を参照ください。
- 設定のみのキャラクターのページへのリンク