笹崎高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:00 UTC 版)
江戸川区ある。70年代には春・夏4期連続で甲子園出場を果たすなど、王者笹崎と呼ばれた野球の強豪校。その後、常に一回戦負けという暗黒の時代を経験し、凋落の代名詞となっていた。劇中、川上が春の甲子園でノーヒットノーランを達成し優勝。3年次には決勝でニコガクに敗れ甲子園出場出来なかった。劇場版では、夏の地区予選決勝で二子玉川と対戦した。 千葉(ちば) 監督。かつては選手としても甲子園に出場しており、夏の甲子園では準決勝でノーヒットノーランを達成した。監督になってからは厳しい管理野球を徹底し、凋落していた母校を復活させた。 現役時の自らの経験から、私情を試合に持ち込むことを絶対に許さず、勝利至上主義の非情な采配を振る。川上に目をかけており、天狗になっていた彼に周囲と協調することの大切さを教えるためだけにその大会で引退する3年生の承諾も得ないで、メッタ打ちにされた川上を続投させ、1度の甲子園出場の機会を丸々犠牲にした。しかし、その心の奥には熱い情熱を秘めており、川藤の説得で勝利のみに固執する考えを改める。 1・川上 貞治(かわかみ さだはる) 左投左打・180cm・74kg エース。大きな耳が特徴。中学校時代に安仁屋の松阪中学を相手にノーヒットノーランを達成した。また安仁屋を三打席連続三振に抑えたが、川上自身は覚えていない。 高校入学時はビッグマウスで、初期の安仁屋や江夏と同様に、実力はあるが練習はしない、フォローやベースカバーもしないなど協調性に欠ける自己中心的な性格だった。しかし一年の夏、甲子園にエースとして登板した際、1回表で12失点を奪われる屈辱を味わい、自分の未熟さを痛感する。以後は人と協調するようになるなど心身ともに成長し、地区予選でニコガクナインの大きな壁となって立ちはだかる。 速球(MAX150km/h)と鋭く落ちるフォークが武器。その他にもスライダーを投げる。また野手としても優秀。 先輩をもバカにする態度だが、村田の様な障害者には優しくする一面がある。 ドラマでは存在が語られるのみで、劇場版より登場。 2・青田(あおた) 右投左打 捕手。 川上のフォークボールを捕球する時はショートバウンド等を防ぐため、無意識に少し前に出て構えてしまうクセがある。関川の俊足を「ウエストしていたらホームインされてしまう」と警戒している。 3・須田(すだ) 右投左打 ファースト。別所がいなければ4番が打てるほどの打者。太めの体格をしている。 5・別所 真澄(べっしょ ますみ) 右投右打 4番打者で、ポジションはサード。 高校通算70本塁打の強打者で、千葉からの信頼も厚い。河野と並ぶ二大スラッガーと言われてる。豪放磊落な性格でチームのムードメーカーであり、後輩への思いやりも持ち合わせている。やや天然ボケ気味で、守備中に考え事をしてミスをすることもあった。 関東大会には食あたりで出場できなかったようである。 川上ばかりモテて自分に声援がないのを悔やんでいる。 16・森(もり) 右打 最終兵器と言われる代打の切り札。守備が致命的に下手なので代打専門の起用だが、バッティングは超一流。 打撃に関する様々な逸話を持ち『打撃の総合商社』と呼ばれる。通算打率.813という数字を残し、1回の打席でファウル35本を打つ等、空振りの記録は過去2回だけだが、安仁屋のMAX150km/hのストレートの前に3度目の空振り三振をくらう。 村田(むらた) マネージャー。川上とは中学時代からの友人。生まれつき足に障害を持つため野球は出来ないが、スコアラーとしてベンチ入りする。 中学時代、周りから馬鹿にされていた中で唯一親切に接してくれたのは川上だけであり、落ち込む彼を励ますこともある。 長嶋(ながしま) OB。川上1年時のキャプテン。冷静で落ち着いた性格の持ち主。斉藤、槙原と共に応援に駆けつける。 斉藤(さいとう) OB。川上入部前までエースナンバーだったが、川上に出場機会とエースの座を奪われた上、その川上が甲子園で12点取られるまで投げさせてもらえず、チームは敗退。既に翌年を見据えていた千葉の方針の犠牲にされる。卒業後は寿司屋になる。非常に熱血漢。 槙原(まきはら) OB。川上1年時の正捕手。
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